私たちの体は、60兆の細胞から出来ています。役割の異なる細胞が正常に働いているときは、私たちは苦痛を感じることなく快適に過ごせます。しかし、何らかの原因で体の一部が傷ついたり、体内に侵入した病原菌を排除しようとする時、体の中でいろいろな反応が起こってきます。
この反応を病気のサイン、症状として私たちは自覚します。症状は個人差があり、非常に苦痛を伴うこともあれば、気づかず過ごすこともあります。★いつもと違って非常な苦痛を感じる★時間がたつほど症状が強くなる★複数の症状がある時は病院で診察を受けてください。
| 症状 (病気) | 症状を軽減するために試してみたいこと | 病 院 へ 行 く 時 | 望ましい受診科 | 考えられる病気 |
|---|---|---|---|---|
| 風 邪 |
1.睡眠不足や不規則な食事が続いたり、 疲れがたまった時にかかりやすいので、 日常生活に注意する。 2.風邪の原因となるウイルス、細菌類は、 くしゃみなどの飛沫から感染するので、 外出後のうがい、手洗いを励行する。 3.風邪をひいたら、水分の多い消化のよ い食事をとり、体を温め、睡眠を十分 にとる。 |
★高熱が続く。 ★症状(微熱、咳、痰、 関節痛、下痢、腹痛な ど)が1週間以上続く。 |
内 科 | 結 核 食中毒 肝 炎 |
| 頭 痛 |
1.頭痛以外の症状(嘔吐・手足のしびれ など)がない時は、額を冷やすか温め るかして、効果のある方を行う。 2.胃腸障害がなければ市販の鎮痛剤を飲 む。 3.安静にして様子をみる。 |
【すぐ行く時】 ★われるような激しい痛 みがある。 ★吐いたり、手足が動き にくい。 ★鎮痛剤で効果がない。 |
脳神経外科 総合病院 |
くも膜下出血 髄膜炎 脳腫瘍 片頭痛 緑内障 副鼻腔炎 歯周囲炎 |
| 発 熱 |
1.原因がわかっていれば、安静にして様 子を見る。 2.アイスノン、氷枕、氷のうなどで体を 冷やす。 3.熱や汗などで脱水にならないよう、お 茶、スポーツドリンク、果汁などを飲 む。 4.食欲のないときには、食べやすくて消 化のよいお粥やヨーグルト、アイスク リームなどを食べる。 |
【すぐ行く時】 ★強い痛み(頭痛・腹痛・ 胸痛)がある。 ★息苦しい。
【様子をみて行く時】 | 内科 総合病院 |
肺結核 気管支炎 虫垂炎 食中毒 腎盂腎炎 髄膜炎 白血病 |
| 腹 痛 |
1.腹痛がおこったらまず安静にする。 2.腹部が楽になるように衣服をゆるめる。 3.強い痛み、嘔吐などがある時は、飲ん だり食べたりしない。 4.痛む場所、痛み方、痛みが始まった時 間、痛み以外の症状の変化をみていく。 5.痛む場所を冷やしたり、温めたりして 効果があれば続ける。反対に増強する ようならすぐ中止する。 |
【すぐ行く時】 ★うずくまったまま動け なくなる。 ★ナイフを刺したような 鋭い痛みが続く。 ★原因不明の強い痛みが 2〜3時間続く。
【様子をみて行く時】 | 内科 総合病院 |
胃・十二指腸潰瘍 膵炎 胆のう炎 虫垂炎 尿路結石 |
| 下 痢 |
1.暴飲暴食、冷たい物のとり過ぎ、スト レス、寒さ、冷えなどが原因の場合は、 腹部を温め安静にして様子をみる。 2.脱水症状を起こさないよう温かいお茶、 紅茶、スポーツドリンク、薄い塩分や 糖分を含んだ微温湯を飲む。 3.食事は消化吸収のよいお粥、スープ、 みそ汁、ヨーグルトなどにする。 4.下痢止めは、むやみに飲まない。 |
【すぐ行く時】 ★脱水症状(唇・皮膚の 乾燥、尿量が少ない、 のどがかわく)を起こ している。 ★激しい腹痛、嘔吐を伴 う。 ★便に血液がまじる。
【様子をみて行く時】 | 内科 | 食中毒 風邪 腸炎 |
| 便 秘 |
1.便意を見逃さないようにするために、 トイレへ行く時間的余裕をもって起き、 朝食は必ずきちんと食べる。また体の リズムを乱さないよう3食とも規則的 に食べる。 2.排便をスムーズにするために、食物繊 維の多い食品(穀類・芋類・豆類・野 菜・果物・きのこ類・海藻類)をバラ ンスよく食べる。 3.水分不足にならないよう、朝や寝る前 に水、牛乳、野菜ジュースなどを飲む。 4.精神的なストレスや緊張はないか見な おす。下宿、旅行などの生活環境の変 化、アルバイト、クラブ、大学生活で の人間関係、睡眠時間は十分かなど。 5.運動不足にならないよう、よく歩いた り、腹筋体操等をする。 |
★激しい腹痛や嘔吐が続 く。 ★慢性の腹痛、便秘と下 痢が交互にある。 | 内科 | 腸閉塞 クローン病 |
| 腰 痛 |
急激に強く起こる時と、痛みが1ヶ月以上 続く慢性になっている時では手当ての仕方 が異なる。
【急性時】
【慢性時】 |
★何をしても激しい痛み が続く。 ★下肢にしびれや麻痺が ある。 ★1週間以上痛みが続く。 | 整形外科 | 椎間板ヘルニア 脊椎すべり症 腎盂腎炎 インフルエンザ |
| 月経痛 |
1.使い捨てカイロなどで下腹部や腰部を 温めて血行をよくする。 2.痛みが強くなる前に鎮痛剤を飲む。 3.腹部やわき腹の筋肉を伸ばすストレッ チ体操で体を動かす。 |
【様子を見ていく時】 ★毎回痛みが強い。 ★鎮痛剤を飲んでも効果 がない。 ★痛みが月経毎に強くな る。 | 産婦人科 | 子宮内膜症 子宮筋腫 |