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気をつけよう食中毒



 1996年に腸管出血性大腸菌O-157による食中毒が猛威をふるい,小さい子どもの命をうばっていったのは記憶に新しいですね。
 それ以降,食中毒の発生件数は急激にのび,1998年には3000件を超えました。1年を通して7月から10月にかけてが多発しやすいのでご注意!




1.食中毒の原因は?


原因になる菌原因食品症 状予 防
サルモネラ食中毒卵や鶏肉が主38〜40℃に及ぶ発熱,腹痛,水様便の下痢この菌は熱に弱いので,食べる前に充分に加熱しよう!
腸炎ビブリオ食中毒あじ,いか,たこなどの生鮮海産魚介類の刺身やすし37〜38℃の発熱,激しい腹痛,水様便の下痢この菌は淡水に弱いので,調理前に流水で十分洗うことが大切です!
ブドウ球菌食中毒おにぎり,いなりずし,折り詰め弁当,など手を使って調理するものはじめは唾液の分泌が増加し,次いで激しい吐き気,嘔吐,腹痛
(発熱がほとんどみられないのもこの菌の特徴)
手指を良く消毒し,けがのある人は食品を取り扱わない事が大切!
ボツリヌス菌食中毒ハムやソーセージ,缶詰,瓶詰など空気を除いた食品
(日本ではニシン,ハタハタ,アユなど保存食品がほとんど)
はじめは嘔吐などの胃腸症状,次いで視覚症状,言語症状,嚥下症状,運動麻痺など起こり,呼吸麻痺により死に至ります。魚介類や野菜は十分に洗浄しましょう!
また,食べる前に加熱すると毒素が分解されるよ!
小型球形ウイルス(SRSV)食中毒
平成9年より新たに食中毒の原因物質に加わりました。
カキ,シジミ,アサリなどの貝類吐き気,下痢,腹痛十分に加熱調理することが大切。また二次感染の予防としては手洗いやうがいが有効!




2.食中毒を防ぐポイントは?

食中毒予防の3原則

細菌をつけない
手や器具などを介して他の食品を汚染するのでよく洗いましょう。

細菌をふやさない
細菌は冷蔵庫ぐらいの低温になると増えにくくなります。生物は室内に放置しないことが大切!

細菌をやっつける
食器具などについた食中毒菌は洗浄した後,熱湯や塩素系漂白剤などで消毒すると効果あり!




3.特に気をつけたい食中毒


a.腸管出血性大腸菌O−157

 大腸菌は人や動物の腸内に住んでいて病気の原因になることはありません。しかし,この腸管出血性大腸菌は大腸炎を起こすだけでなく,貧血や尿毒症を起こし死亡する例もあります。
 O−157は牛などの家畜の腸管の中にいて,その便が食品や水を汚染することが原因といわれています。

 症状としては,主に腹痛と下痢(水様性)ですが激しい腹痛と大量の出血をともなう下痢となることもあります。まれに下痢がはじまってから1週間後に急性腎炎や貧血などの症状に呈する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症することがあります。

 O−157は他の食中毒菌と同様に熱に弱く,75℃,1分の加熱により死滅します。
また,市販の消毒液でも容易に死滅します。つまり手をよく洗う!肉類は十分加熱する!などの通常の対策で予防できます。


b.サルモネラ・エンテリティディス(SE)

 近年,SEによる食中毒は世界的にもそして日本でも増加傾向にあります。原因食品となりやすいものに鶏卵食品(玉子焼き,オムレツなど)があります。また,冷蔵庫の中などでも卵から他の食品にうつることもあります。

 SEはO−157と同様,熱に弱く,70℃,1分間の加熱で死滅します。


<卵の取り扱い>

1.卵はきれいでひび割れのない新鮮なものを購入しよう!
BR 2.購入した卵はすぐ冷蔵庫に入れ,なるべく早く食べよう!
BR 3.卵料理は十分加熱しよう!
BR 4.卵を生で食べる時(納豆・すき焼きなど)は食べる直前に殻を割り,すぐ食べよう!




下痢が続いたらすぐに
お医者さんの診察を受けてください。



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