| ・どうしてかぜをひくの? |
![]() |
| 普通のかぜ | インフルエンザ | |
|---|---|---|
| 発症 | 徐々に | 急激に |
| 初めの症状 | くしゃみ、鼻水、のどの不快感 | 寒気と頭痛 |
| 主な症状 | 鼻水、のどの痛み | 発熱・全身痛 |
| 寒気 | (−) | 強い |
| 発熱 | 多くは38.0度以下 | 38.5度以上の高熱 |
| 全身筋肉痛 | (−) | 強い |
| 食欲不振 | (−) | 強い |
| 合併症 | (−) | 肺炎・脳炎など |
| 原因ウイルス | コロナ・ライノなど | インフルエンザA.B.C |
風邪でいちばん問題なのは、発熱です。熱が高いというのは、とても不安ですし、まして、大学生で親元から遠く離れて一人暮しの場合はなおさらです。39〜40度と出る場合は、最初から内科を受診したほうがいいでしょう。高熱なのに部屋で寝ているだけというのはよくありません。
多少のどが痛い、鼻水が出る、軽い咳が出るくらいで、熱もなければ、温かくして栄養のあるものを食べて寝るのがいちばんです。病院へ行って、待たされて、汚れた空気を吸うと、かえって悪くなることもありますから。ただ、微熱、咳、痰、下痢、腹痛などが続く時には、内科受診をしたほうがいいでしょう。
普通の『かぜ』の原因のウイルスに効く薬は、現在のところありません。病院では、頭痛、発熱などの諸症状に対する薬を処方されるのであって、ウイルスそのものを殺すのではありません。肺炎などを防ぐために抗生物質も使われますが、結局のところ、かぜは自分で治すしかありません。かぜの治療では薬よりも早めの休養、保温、栄養が大事です。かぜぐらいたいしたことはないと考え、無理をしているうちにこじらせ長引くといったことが多いので、初期の摂生こそ大事なのです。初めはたいしたことはないからと頑張って大学やアルバイトに行き、2、3日して少しずつひどくなって寝るというのでは何にもなりません。ひきはじめに寝ると、あとの経過が随分ちがいます。
インフルエンザの治療薬として、近年ウイルスの増殖を防ぐ「抗インフルエンザウイルス薬」が開発されました。A、B型に有効な吸入薬、内服薬があります。これらの薬は、感染してから48時間以内に使用しないと効果がありませんので、インフルエンザの症状が出たらすぐ病院へ行きましょう。
| 普通のかぜの場合 | 栄養価の高い食事を心がけて、あたたかくして休んでいると2〜3日ですっかり回復することが多い。 |
| インフルエンザの場合 | 症状が重篤です。39〜40度の発熱のある場合は、すぐ内科受診を! 無理をせず、休みましょう。特に喘息や心臓の病気を持つ人は気管支炎や肺炎などの合併症で重症になりやすいです。 子どもの場合、脳炎・脳症が特に危険です。子どもがかぜの症状に加え、何をのんでもすぐ吐いたり、けいれんをおこしたりしたときはすぐに医療機関受診の必要があります。 |