(TOPページへ)

応急手当
(打ち身、ねんざ、脱臼、骨折等)


これらは基本的にはすべてRICEと言われる順序で手当をします。

est(安静):それぞれの原因となった運動、動作をやめます。
why?:痛みを我慢しながら運動を続けることは、悪化につながります。他の健康な部位への負担となり痛みが出ることがあります。

ce(氷): 濡らしたタオルや、ビニール袋に入れた氷水で痛みのある部分を冷やします。
why?:打ったところ、捻ったところは筋肉の中で、または関節の中で出血したり、体液が浸出しています。冷やしてやることで、血液の流れを少し止めて血液や体液の浸出をとめます。(ただし、急性期をすぎると温めたほうが良いこともある。)

ompression(圧縮):包帯、三角巾など傷病者の方の一番楽な位置、方法で患部を固定圧迫します。
why?:不用意な動きは患部の痛みを増し、手当を受ける人の苦痛につながります(特に骨折の場合は注意して固定する必要がある。) また、圧迫することで止血の効果も期待でき、出血浸出液の量が少ないということはその後の快復に差が出てくる。

elevate(挙上):患部を心臓よりも上に挙げる。
why?:経験的に解ると思いますが、痛みのある部位を心臓より上に挙げておくことは、苦痛の緩和になりますし、止血の効果もあります。

腕固定


注意しなくてはいけないこと!!!

頭の打撲:
目、鼻、口、耳などから一筋でも出血があれば重傷です。吐き気、意識障害も重大なことです。その場合は(1)水平に寝かせる。(2)軽いと思っても安静にして早く医師の受診をする。(3)呼吸が止まったらすぐ人工呼吸をして下さい。

胸と腹の打撲捻挫:
直後は元気でも、しばらくして急に倒れることがあります。軽いと思っても内臓損傷の場合もあるので、医師の診療を受けさせます。それまでの手当は(1)水平に寝かせる(2)飲み物、特にアルコール類は絶対に与えない。(3)吐く場合は、体を横に向けて窒息しないようにすることです。

手と足の打撲:
皮膚が青くなっている場合は、皮下出血です。骨折していることもあります。腫れがひどく痛みの激しいときは早く医師の受診をしましょう。

捻挫:
捻挫は足首、手首、指、膝などの関節がはずれかかって元に戻ったものです。やたらにもんだり、さすったりしないようにしましょう。

突き指:
突き指は単なる打撲の場合から、捻挫、脱臼、骨折のこともあります。突き指は指を引っ張れば治るというのは誤りです。突き指でも無理に動かすのは禁物です。

脱臼:
脱臼は関節が外れることで、あご、肩、肘、指によく起こります。すぐにきちんと治しておかないと、後で関節が動きにくくなるので気を付けましょう。

ぎっくり腰:
ぎっくり腰は筋違いの一種で、筋肉を極度に使ったり、ひどく伸ばしたときに筋肉を構成している筋繊維や結合組織、腱などが傷ついて内出血をおこし動かなくなったものです。何度も何度も繰り返して起こすと椎間板ヘルニアになりやすいので注意しましょう。手当は(1)出来るだけ楽な姿勢で、体をエビのように丸めて横向きになるか、膝の下に丸めた毛布を入れて上向きに寝かせます。(2)筋違いをおこした患部が赤くなっていたら冷やすこと。(3)医師の診療を受けましょう。

アキレス腱断裂:
急に激しい運動をするとおこります。中年以上の人の場合は激しい運動でなくても切れてしまうことがあるので注意しましょう。手当は(1)絶対に立ったり歩いたりしないこと。腹這いになり足の甲を出来るだけ床面に付けるようにして足先を伸ばします。(2)副子(副木)を使い、すねから足先まで固定します。(3)速やかに医師の診療を受けましょう。

アキレス痛いッ!

骨折:
強い外力を受けて、骨に痛みを感じている場合は骨折を疑って手当をしましょう。手当の目的は、少しでも苦痛を減らす事と、状態を悪化させない事です。手当は(1)骨折部位の上下2関節も一緒に固定します。(2)固定する副子は長さと強さの条件が満たされれば何を使っても良い。手の指であれば、割り箸も十分に使えます。(3)固定をする場合は、副子と身体の間にタオル等を挟み、隙間を作らないようにします。

!(1)痛みを訴えた場合は無理に動かさないようにして、痛みの少ない姿勢、位置で固定します。
!(2)救急車を呼び搬送をしてもらう場合は、固定をしなくても支えてあげて不安感を取り除く方が傷病者にとって良い場合もあります。

副子 副子の条件
長さ:上下の2関節を同時に固定できる長さ。
強さ:搬送、移動中に固定した部位が動かない。


(TOPページへ)

All Rights Reserved.