ひこうきぐも

4月号(第10号)

今年度初の『ひこうきぐも』の発行です。

新学期を迎え、幼稚園ではいったいどんな生活が始まっているのかしら?

そして、我が子は幼稚園でどうしているのかしら?

と保護者の方も期待と不安をおもちのことと思います。 

ただ今、家庭訪問中で少しは園での子どもさんの様子が

おわかりになったかと思いますが、

『ひこうきぐも』を通して幼稚園の様子をお知らせしながら、

同時に幼児の子どもの発達を理解していただいたり、

ゲーンス幼稚園が幼児教育で大切にしていることを、

くみとっていただければと願っています。

 月1回発行の予定です。

じっくりと味わってお読みください。

全学年通してみると

保育の特徴もでていておもしろいですよ。

年少組(ひよこ・あひる・めだか)

 ゲーンス幼稚園には、うさぎ、くじゃく、チャボ、インコなどたくさんの動物がいます。朝、幼稚園に来るなり「ドレミちゃん(年少のお部屋の前にいるうさぎクン♂)おはよう」と家から持ってきたキャベツやにんじんをあげる姿も見られます。

 

 お母さんと離れて寂しくなって、泣いている時も「からからちゃんに、会いにいってみようか。うさぎさん、どこにいるかな」と一緒に行って餌を夢中になってあげているうちに涙もかわいて、元気になる子どももいます。

「これ、ドレミちゃん食べるかな?」と園庭にあるいろいろな草を取ってきてくれます。ムシャムシャと食べてくれるのが嬉しくて、これも、あれもと、あっという間に小屋の中は草だらけ。時には、花までも・・・。「まだ、ほしいって言ってるね」「今日もたくさんうんちしてるね」「いっぱい食べたからだね」・・・

どれみくん ♂ 1歳(青年?)

おいしいキャベツやにんじんや草を

たくさんもらって幸せいっぱい。

動物たちも、

みんなが幼稚園に来てくれるのを

毎日楽しみに待っています。

 

年少組のタイムテーブル

 8:30〜 登園する。朝の準備。荷物のしまつ。かばんからシール帳(こひつじノート)を出して今日のところにシールをはり、タオルやコップを掛けたり…先生と一緒にできるところから少しずつ…。
〜10:20 朝の準備ができた子から思い思いの遊びのなかへ。

お部屋:レール汽車。積木。ままごと。お絵かき。パズルなど

お庭:三輪車。砂遊び。さんぽ。すべり台などなど。

10:20〜 お片づけ。お手洗いへ。

同じ種類のおもちゃを集める。トイレに行ってから椅子に座る。

10:35〜 集まる。輪になって椅子に座る。朝のあいさつ。手遊び。歌。リズム遊びなど。
10:50〜 おやつ。お祈りをして、みんなで『いただきまーす』。
11:05〜 絵本。手遊び。お話し。降園準備(荷物を持って集まる)。
11:20〜 さようなら。

 

今月の歌

せんせいとおともだち
チューリップ
ちょうちょ

讃美歌

ちいさいおてて

てあそび

ひげじいさん
ちいさい にわ
ぐー ちょき ぱー

 

 

年中組(うさぎ・ひつじ)

進級児さんとの出会い

 年少さんの時より、通園門からお部屋が少し遠くなって、新しいうさぎぐみさん、ひつじぐみさん、ちゃんとお部屋に来てくれるかな…。先生たちはドキドキしながらこの日を迎えました。でも子ども達の『おはよー!!』の元気な声に不安な気持ちはお空の遠くへ飛んでいってしまいました。

新入園児さんとの出会い

 入園式翌日のこと…。

Aくん『ゲーンス幼稚園ってとっても楽しいところだね!』

たくさんの期待をもって幼稚園にきてくれた皆さんのその気持ち、その目の輝きが消えてしまわないように素敵な毎日を一緒に創り出していきましょうね。

全員そろって

 4月15日(月)進級児、新入園児全員そろっての幼稚園生活がスタートしました。『わあ、お友だちがいっぱいだあ!』『あたらしいおもちゃがたくさんあるよ!』最初は少し緊張していた子ども達も一緒に遊ぶうちに笑顔が一つ、また一つと増えていきました。

 『先生!いいでしょ!!私達、お友達になったんだ。』と仲良く手をつないで園庭へと出かけていく子どもも見られました。これからみんなと楽しくいっぱい遊ぼうね。

 

年長組(ほし・つき)

 星と月は子ども達が眠りにつく夜に光り輝き、

その存在を知らしめています。

でも、星も月も夜だけでなく、

子ども達が元気に活動する昼間にも空にいます。

ただ、昼間は気づかれないように光を放つことなく、

そっと静かに私達を見守ってくれています。

幼稚園で主体的、積極的に活動する年長の子ども達。

私達保育者は星と月のように、

子ども達が暗闇の中を歩む時には明るくその行く道を照らし、

子ども達が自信を持って歩む時には子ども達を邪魔しないように、

子ども達に気づかれないところで

そっと見守っていきたいと願っています。

一年間どうぞよろしくお願いします。

年長のおもちゃ紹介

このコーナーでは、毎月年長の保育室にあるおもちゃを取りあげて、その特徴や、子ども達の遊びの姿などをお伝えしていきたいと思っています。その前に私達ゲーンス幼稚園で良いおもちゃとはどんなものか、そのこだわりをお伝えします。 

 

良いおもちゃは子ども達の遊びを固定化させない。つまり、遊び方が決まっていて、その通りにしなければ遊べないというものではなく、様々な遊びの可能性を秘め、想像的に遊びを創造してくれる道具。
良いおもちゃは壊れても修理がきく。作る時には高度な技術が要求されるが、遊ぶ時には誰でも遊べるもの。単純なのに面白く、電池がなくても面白い。一度壊れたらもう廃品になる、なんてことはない。流行もない。
良いおもちゃは自然に友だちとのかかわりを演出する。たとえ一人の世界で遊んでいても、そこに一緒に誰かが参加できる遊びの幅があるもの。
良いおもちゃは片付ける時までが遊びになる。愛情を持って接する人形をしまうことは『寝かし付ける』ことになったり、積み木を片付けることは『パズルを楽しむ』ことになったりする。

 

まだまだいくらでもありますが、

くどくなるのでこの位にして

実際のおもちゃと子ども達の遊びの姿を紹介します。

 

レンガ積み木

2×4×8cmの直方体の木切れがただただたくさんあるだけです。一般に積み木のセットというと長いのや三 角や立方体や円柱などが組合わさって いるものというイメージが固定化して いますが(もちろんそういう積み木も 置いています)、このレンガ積み木の 一箱には同じ形のものが56個入って います。それが一クラス六箱あります。

それだけを大人がきくと、なんだかつまらないもののようですが、これが子どもの世界ではまたなんとも言えず面白いのです。一つだけでもお寿司になったり自動車になります。二つだと ベッドと布団になったり、椅子になったり、三つだとテーブルになったり屋根になったり、それが数えきれないくらいあるのですから、組み合わせ次第で何にでもなってしまうわけです。

 4月現在の子ども達は、このたくさんの積木をただただ上に積み重ねていき、どこまで背が高くなるかに夢中です。あちらの組で子どもの背の高さまで積み上げたと聞くと、こちらの組では先生の背の高さまで挑戦中だとか、クラスを超えて競い合う姿まで見 られます。

4月でこの域ですから、

これからの遊びの発展が

楽しみです。

 

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