人文学部 国際英語学科 ニュース

海外研修アーカイブ

2023年2月19日、私たちはアメリカに向けて広島を出発しました。
本学では3年ぶりの「海外研修事前指導」(2022年度以降入学生の皆さんは科目名:「海外研修Ⅰ」)の実施となります。コロナ禍ということで、以前に比べて準備することが多く大変な部分もあったと思いますが、その分だけ、この研修が実現できた喜びはひとしおです。

今回の研修には2・3年生9名が参加しています。学生は約2週間、ホームステイをしながらサンディエゴのカリフォルニア州立大学サンマルコス校で英語を学んだり、現地学生との交流をしたりします。週末には、オプショナルツアーとしてロサンゼルスでの観光やディズニーランド訪問も予定されています。

今回はその研修の〈第1弾〉として、広島を発ってから現地に到着し、授業開始となったところまでをお伝えします。


2月19日、広島はあいにくの空模様...。広島駅から広島空港へ向かうリムジンバスは前が見えないほどの霧...。一抹の不安を抱えつつも、集合予定の10時より前に参加学生らは、チェックインと荷物預けまで終了して集合することができました。
たくさんのご家族にお見送りいただき、いよいよ出発です。飛行機が予定出発時刻より少し遅れて出発となりましたが、無事羽田空港に到着。自分の預けたスーツケースを受け取り、バスに乗車。成田空港を目指します。
成田空港国際線ターミナルに入ると、学生たちの目が輝きます。海外に行くのだという実感もじわりと出始めたことでしょうか。記念にここで皆で写真撮影をしました。

写真1:成田空港にてのコピー.JPG
成田空港にて記念写真撮影

JALのチェックインカウンターはどこだ?と探していると結構奥にあることがわかります。広い成田空港です。お目当てのカウンターを見てみると、長蛇の列...。その列に並んでいると、時間はどんどん過ぎていきます。途中で、自動チェックインカウンターに案内され、無事にチェックインはできたものの、団体での旅行ということで全員の搭乗券を発行してもらわなければなりません。結局、有人カウンターで搭乗券の発行とスーツケース預かりの手続きを済ませていただくことができました。しかし、時間はギリギリ...。保安検査・出国審査はまだしていません。スタッフの方が、私たちを先導し、保安検査場を特別ルートで通してくださり、無事全員が出国審査も終え、出発ゲートまでたどり着くことができました。

こうして慌ただしく、機内へ。その後9時間余りのフライト。学生たちは機内食のおいしさに感動していた様子でした。機内では、なかなか寝つけなかった学生も多かったようで、疲れの色が顔にも出始めてきました。

そしてついに飛行機はアメリカのサンディエゴ国際空港へと到着。スーツケースを受け取り、入国審査です。荷物からファイルを取り出し、事前セッションで学んだ表現を復習している学生も見られました。皆緊張の面持ち。しかし、心配はご無用。全員無事に入国することができました。
現地コーディネーターの方とも会うことができ、車でサンマルコスへ。アメリカの街並みを感じつつ、外国に来たことを実感できる時間となりました。

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サンディエゴ国際空港到着

サンマルコスへ着くと、いよいよホストファミリーとのご対面。どのご家族も素敵な笑顔と明るい挨拶で学生を迎えてくださいました。その後、学生たちはそれぞれのお宅へと帰っていきました。

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ホストファミリーとの出会い

翌日から大学での授業が始まりました。オリエンテーションやキャンパスツアー、アンバサダーの学生との交流ランチ、そして、コーディネーターの方からの授業で初日は終わりました。

写真4:キャンパスツアー(カフェテリア)のコピー.JPG
キャンパスツアー

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大学キャンパスにて初日の交流ランチ

まだ3日間ほどしか経っていないのですが、参加学生の皆の変化を感じています。日本からアメリカへの移動の際、他者への気づかいや思いやりが色々な場面で見られました。迷子になりそうな人がいると、こっちだよ~と声をかけたり、手で合図をしたり、迎えに行ったり。特に3年生がリーダーシップを発揮してくれています。交流ランチで残ったものを車まで運ぶお手伝いをしてくれたのも3年生でした。

また、これまで自分はシャイで...と言っていた学生たちも、自分の殻を打ち破ろうとしているのがわかります。自分の伝えたいことを、間違えを恐れずに積極的に発言しようと頑張っている人もいます。

参加者の皆が、この研修を通して「新しい自分」に出会えるとよいなと楽しみにしているところです。国際英語学科のWeb Newsでも、引き続き海外研修の様子をお伝えしますので、ぜひご期待ください。

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「海外研修事前指導」現地レポート〈第2弾〉

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1月21日に海外研修事前指導保護者説明会が行われました。2月19日に出発するアメリカでの海外研修のための説明会です。

今回は2・3年生9名が参加します。学生は約2週間、ホームステイをしながらカリフォルニア州立大学サンマルコス校で英語を学んだり、現地学生との交流をしたりします。週末にはオプショナルツアーとしてディズニーランドやロサンゼルス観光も予定されています。

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説明会は過去の参加の様子がわかる動画の放映から始まりました。実際の研修のイメージもわいたのではないでしょうか。

研修の概要やスケジュール、コロナ対策や危機管理体制、旅行業者の担当者の方からの説明等が一通り終わった後は、参加者が現地で行う予定の日本文化をテーマとしたプレゼンテーションを保護者の皆様の前で披露する時間です。

これまでの4回にわたる事前セッションを行ってきました。限られた時間の中で準備を進めてきたものを初めて他者の前で発表するということもあり、緊張の様子も見られましたが無事に発表を終えることができました。

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参加者それぞれが自分なりに練習をしてきた様子も垣間見られ、その経験一つをとっても海外での学校生活やホームステイにつながるのものとなります。
出発の日は近づいてきていますが、発表にもさらに磨きをかけ、よりよいものを現地の方にお伝えできるといいですね。

今後のWebニュースでも、アメリカでの研修の様子をお伝えしますので、ぜひご期待ください。

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4ヶ月のアメリカ生活を9人で無事に終えることが出来ました。4ヶ月前は不安でいっぱいでしたが、日本に帰った今、「あっという間だ」と感じます。この4ヶ月で私たちは多くのことを学び、経験し、成長してきました。

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Conversationの授業のプレゼンで沖縄の紹介をしました。グループのみんなと協力して良いものを作れました。

アメリカの大学の授業ではプレゼンテーションを行うことが多くありました。最初はプレゼンテーションと聞くだけで苦手意識をもってしまうこともありました。最初は苦手だったプレゼンテーションも繰り返しすることで、徐々に自分らしい発表の仕方を見つけることが出来ました。

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学期修了後のCelebrationで集合写真を撮りました。

1学期が終了した後に行われたCelebrationで学生によって行われたプレゼンテーションでは、4ヶ月の間に学んだことや行った場所を思い出すことが出来ました。そしてこのCelebrationがアメリカで出会った先生や友達との別れの日でもありました。4ヶ月間一緒に頑張ってきたからこそ別れが悲しく、寂しさを感じました。しかし、日本に帰ってみんなに負けないくらい英語を頑張ろうと思いました。それが4ヶ月間一緒に頑張ってきた友達や先生への恩返しでもあるのかなとも思いました。

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4ヶ月間お世話になった家です。いつかまたホストファミリーに会いに行きたいです。

私のホストファミリーには私たちと年齢の近いお姉ちゃんのような人がいました。私たちは一緒に映画を見に行ったり、テーマパークに行ったり一緒にいる時間がとても長かった分、別れはとても辛かったです。空港まで送ってくれる間に泣いてしまったホストファミリーを見て、ここにきて本当に良かったと心から思いました。

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9人全員で無事に日本に帰ることが出来ました。とても良い経験となりました。

この4ヶ月間で学んだことは、自ら諦めないということです。授業中、私が思うように自分の考えを言えずにいた時、先生は必ず"Keep going"と言って下さいました。自分で自分の限界を決め諦めるのではなく、最後まであきらめず続けることをこれからの生活でも頑張っていきたいです。

今回のウェブニュースで、2022年度の海外インターンシップの留学報告は終了です。この記事に先駆け、2022年12月中に9名の学生が全員広島に元気に帰国することができました。

この留学報告以外にも、9人それぞれにさまざまな苦労やチャレンジ、そしてたくさんの出会いと喜びがあったことと思います。そうしたかけがえのない経験を、今後の大学生活や卒業後のキャリアに活かしていってほしいと思います。

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「海外インターンシップ」留学報告⑦

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