人文学部 国際英語学科 ニュース

授業紹介アーカイブ

The Department of International English is very excited to be offering a new course this coming August and September called Perspectives on Peace. This will be an online, on-demand course centred on the concept of peace. By bringing together a diverse group of speakers, this course seeks to offer participants an opportunity to think about the importance of peace and the challenge of creating and maintaining it.
(国際英語学科では、今年8~9月にこれまでにない新しいコース「Perspectives on Peace」を開講します。この講座は、平和という概念を主題にし、多様な講師陣を招き、平和の重要性、平和を創造し維持することの難しさについて考える機会を提供します。)

Our students will be joined by students with various academic backgrounds from around Southeast Asia, including the Philippines and Indonesia, and they will have a chance to think about and understand the importance of peace from the standpoints of history, contemporary issues, governmental and non-governmental organisations, the arts, and individuals' stories.
(広島女学院大学の学生は、フィリピンやインドネシアなど東南アジア各地で学ぶ、さまざまな学問分野の学生と一緒に学び、歴史、現代問題、政府・非政府組織、芸術、個人の物語などの観点から平和の重要性について考え、理解する機会を得ることができるでしょう。)

We have an exciting range of contributors, who together share hundreds of years of experience of working for, studying, and being inspired by peace. We have artists, writers, educators, people in the NPO/NGO sector, as well as representatives from international organizations such as the United Nations, coming together to provide a genuinely unique course.
(講師陣は、平和のために働き、研究し、平和からインスピレーションを受けてきた非常に魅力的な方々です。彼らの経験を合算すると何百年もの経験に相当し、その経験を持って、アーティスト、作家、教育者、NPO/NGO関係者、国連などの国際機関関係者などがこのユニークなコースを提供する予定です。)

Photo A (1).JPG
Satoshi Dobara interviews a hibakusha and local business owner in preparation for his class on the links between his art and the atomic bombing of Hiroshima
広島への原爆投下と自分の芸術の関連性を考える授業に向けて、被爆者と地元企業の経営者にインタビューする道原聡氏。

I asked one of our own 4th year students here at HJU, PS, who has been very active on and off-campus with peace-related events and internships, why she had signed up. She told us, "In my time at HJU, I've volunteered with a local peace-related organization, and have joined online discussions about peace and other global issues, so when I saw this course I was very interested in it. I'm especially interested in seeing how students from other countries think about these issues, since I've had positive experiences of online events before". I also spoke with KT, who will be joining us from a partner university in Indonesia, and she said, "I know a little about the history of Hiroshima, and lately, because of the G7, we have become more aware of the issue of peace. I hope to learn new things about this topic from many different perspectives, and meeting some students from Japan".
(本学の4年生で、学内外で平和に関するイベントやインターンシップに積極的に参加しているPSさんに、このコースの受講のきっかけを聞いてみました。「女学院大学では、地元の平和関連団体でボランティア活動をしたり、平和やその他のグローバルな問題についてのオンラインディスカッションに参加したりしてきたので、このコースを知ったとき、とても興味を持ちました。特に、以前オンラインイベントで素晴らしい経験ができたので、他の国の学生がこれらの問題についてどのように考えているのかを知りたいと思っています」。また、インドネシアの提携大学から参加するKTさんにも話を聞いたところ、「広島の歴史は少し知っていますし、最近はG7サミットの影響で、平和という問題が意識されるようになりました。このテーマについて、さまざまな視点から新しいことを学び、日本の学生にも会いたい」と話していました。

Photo B (1).jpg
PS, a current 4th year in the Department of International English, has registered to take the course this August. Here, she can be seen volunteering at the 'Friends Day' event organised by the NPO she interned with.
(国際英語学科の現4年生PSさんは、この8月に行うこのコースを受講することを決めました。インターン先のNPOが主催するイベント「フレンズデー」でボランティアをしている様子です。)

Photo C (1).jpg
PS has experience in online collaboration at international peace events. Here, she is in a 2023 event entitled Peace Exchange.
(国際平和イベントでのオンラインコラボレーションを経験したPSさん。こちらは、2023年のイベント「Peace Exchange」での様子。)

I'm personally looking forward to the course beginning in August, and to letting you all know how things went!
(8月からのコースが楽しみです。そして、その様子を皆さんにお伝えしたいと思います!)

  • LINEで送る

「海外研修事前指導」現地レポートの〈第10弾〉は、ついに最終回となりました。

アメリカから帰国してすぐの課題として、振り返りレポートの作成がありました。学生たちは、このアメリカでの2週間にわたる海外研修での経験をしっかりと自分の言葉で紡いでくれました。学生たちが様々な経験を通して見出した「成長実感」をまとめてご紹介します。

一番多く感じられた「成長実感」は、「英語を話す・聞く」こと

・会話を英語で長く続けることができるようになった。
・自ら積極的に英語で話しかけることができるようになった。
・英語で伝えようとする意識を持つようになった結果、「伝える力」が向上した。
・自分の英語が通じることで自信を持てるようになった。
・ネイティブの方々と話すことへの恐怖感がなくなった。
・英語のリスニングの力が向上した。最初はほとんど聞き取れなかった英語が、スピードが速くなければ内容を理解できるようになった。

「研修に来る前は、自分の文法もままならない英語を人前で話すことに緊張や不安を抱いていたけど、それが解け、間違ってもいいやと割り切って話すことができるようになった」という振り返りも見られます。

写真1 初日のガイダンスで研修の抱負を考えるのコピー.JPG
初日のガイダンスで研修の抱負を考える

次に多く見られた「成長実感」は、態度面での変化

・他者を頼ることがなくなってきた。自分で主体的に動こうとするようになってきた。
・自然に笑顔が出るようになった。会話への意識とともに、自然と笑顔で映ることができた写真が増えていき、研修を通して成長した一つになったと感じている。
・行動を起こすことの大切さに気づくことができた。
・英語学習へのモチベーションが向上した。他大学からの日本人留学生の姿に感銘を受け、英語学習にもっと真剣に取り組みたいと思うようになった。
・物事を前向きにとらえることができるようになった。
・質問してくれたことにはすぐにリアクションすることを心がかけ、なるべく話を続けようと努力するようになった。

 実際にアメリカという国で生活する中で、そこに住む人たちや文化に触れ、大切だと気づいたことがあったようです。以下の振り返りから、そのことがうかがえます。

「アメリカに住んでいる人が自信を持って発言していたり、アメリカ人のポジティブな一面を直接見たりして、私ももっと自分に自信を持っていいんだ、こんな風になりたいと思うことができたからだと思う。」

「実際に海外に来て大切だと思ったのは、伝えようとする姿勢だ。わからなくても黙っていたら相手は困るし不快な思いをしてしまう。何でもいいからとにかくすぐに反応することがとても大事だと感じた。」


学生による振り返りはいかがでしたでしょうか。

振り返りを読むと、経験から自分の成長を読み取れ、あわせて今後の課題も明確になっている人が多かったです。海外研修というインパクトのある経験は、参加した皆さんの成長を著しいものにしたことでしょう。

この研修を通して、学生一人ひとりが成長をする姿を見ることができました。それは引率の私だけではなく、現地コーディネーターの方や授業を担当してくださった先生方も同じ感覚を持たれています。

写真2 授業でテーマについて英語で話し合うのコピー.JPG
授業でテーマについて英語で話し合う

さて、全10回にわたりお送りしてきた海外研修事前指導のレポートですが、引率担当の私(筆者)から見て、この研修は「ぶれない個」「多様性」「協働と寛容」という広島女学院大学の3つのディプロマポリシーと「伝える力」という本学が学生に獲得し、向上させてほしい力を涵養するのに絶好のプログラムだと感じました。ぜひ、これから本学に入学される皆さん、在学生(新2・3年生)の皆さんも、来年参加してみませんか。自分の殻を破り、新たな自分と出会うことができるに違いありません!オススメです!!以下は、参加学生のコメントです。

「英語が話せるようになりたかったものの、滞在先に馴染めるかどうか不安で短期留学という形で海外研修に参加しましたが、研修が終わった現在では2週間で帰ってしまうのがもったいないほど充実しており、帰国時には帰りたくないと思うほどでした。また機会があれば、今度は長期で留学に行きたいと思っています。」

このプログラムでの経験がこれからの生活や将来の場面で活かされることを願いつつ、現地レポートを閉じたいと思います。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

写真3 プレゼン成功で自信もついたのコピー.JPG
プレゼン成功で自信もついた

前の記事

「海外研修事前指導」現地レポート〈第9弾〉


*「海外研修事前指導」は2022年度以降入学生より「海外研修Ⅰ」となっています。

  • LINEで送る

「海外研修事前指導」現地レポートの〈第9弾〉は、海外研修最終日(ホストファミリーとの別れ~帰国)の様子をお届けします。


お別れの日の朝8時、集合場所にホストファミリーとともに集合した学生たち。それぞれのファミリーと最後のひとときを楽しんでいます。そして、いよいよお別れの時、涙を流して別れを惜しむ学生・ファミリーも見られます。2週間お世話になったファミリーに感謝の気持ちを伝え、サンマルコスを後にします。

2303_KEG_9-1.jpg

2303_KEG_9-2.jpg

写真3のコピー.JPG
ホストファミリーとのお別れ:お世話になったファミリーと最後の大切な時間

2303_KEG_9-4.jpg
サンディエゴ国際空港にて:お世話になったコーディネーターのジュンコさんとアメリカでの最後の集合写真

お別れの時から約1時間後、私たちはサンディエゴ国際空港に到着。チェックイン等の手続きを済ませ、空港での自由な時間を楽しみます。そして現地時間12:30頃(予定出発時刻より30分くらい遅れました)日本に向けて経ちます。機内での長い時間は、それぞれが思い思いに過ごしたようです。日本時間17:30頃、成田国際空港に到着。バスで羽田空港近くの宿泊施設に向かいます。ここで一泊し、翌日の広島へのフライトに備えます。

広島へと戻る日の朝、引率担当の私は驚きました。なんと集合時間の30分前には準備が整っているとのこと。急遽、羽田空港行きのバスを1つ早めて(20分早く!)乗ることができ、チェックイン等の手続きもスムーズに行き、羽田空港での自由な時間をゆったりと楽しむことができました。学生の皆さん、素晴らしかったですね!!

写真6のコピー.JPG
全員で最後の記念写真:皆さん充実感・達成感に満ちた良い表情

こうして、2023年3月7日、広島に無事到着した学生たちはそれぞれ帰宅していきました。


学生が研修レポートを残してくれていますので、ご紹介します。

学生のレポート①

 本日、アメリカのホストファミリーと過ごす2週間が終了しました。きれいな空の下、笑顔でお別れをすることができたのでよかったです。この時に驚いたのが、別れの際にアメリカでは日本のように人が見えなくなるまで見送らないということです。寂しいという感情を引きずりすぎないので、このお別れの仕方もいいなと思いました。また機会があればお会いしたいです。家に帰ったら感謝のメールを送ろうと思います。
 アメリカから日本へ帰ってくるまでに、約11時間飛行機に乗っていました。せっかくディズニーランドへ行ったので、ディズニー映画を楽しみました。
 アメリカに行く前はとても不安でしたが、過ごしていく間にたくさん素敵な思い出を作ることができ、貴重な体験もたくさんさせていただくことができた2週間になりました。この研修に参加して、本当によかったです。ありがとうございました。

 Today, we finished spending time with our host family for two weeks. I was glad to say goodbye to them under the beautiful sky. Then I was surprised that in America, they don't see a person off until the person is out of sight, such as Japan. I thought it's a good way to do so as in America. If I have a chance, I want to see them again. Of course, I will send an email to my host family after coming home. We spent about 11 hours on the plane. I enjoyed watching Disney movies. I had a wonderful time in America. Thank you very much.

学生のレポート②

 今朝は朝早くからバスで空港へ行き、9:55の飛行機でお昼頃無事に広島に到着致しました。1時間のフライトでしたが、ここまで長い旅だったので自宅に着いた頃には大分疲れきっていました。このレポートを書く数分前まで寝ておりました。学校から帰ってきた妹がお土産の写真にとる為に、一生懸命に買った物を配置してます。
 この海外研修を通して、私は自分の英語でも十分に相手に言いたい事を伝えることができることを知ることが出来ました。今までは自分の話す英語で相手に伝わっているのか心配で、あまり自信を持って話すことが出来ませんでした。この2週間の間にホストファミリーの方とやり取りしている中で、文法が違っていても言いたい事がちゃんと伝わっていることがわかってとても安心しました。
 最後に、この海外研修に携わっていただいたすべての方に感謝申し上げます。海外研修で様々な日米の違いや会話で大切なことに気付くことが出来ました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


さて、これまでお届けしてきた「海外研修事前指導」のウェブニュースですが、いよいよ次回〈第10弾〉が最終回となります。次回は、学生の皆さんの振り返りをご紹介したいと思います。参加した皆さんは、何を感じ、何を考え、どのように成長したのでしょうか。ぜひ、最終回もご期待くださいね。

前の記事

「海外研修事前指導」現地レポート〈第8弾〉

次の記事

「海外研修事前指導」現地レポート〈第10弾〉


*「海外研修事前指導」は2022年度以降入学生より「海外研修Ⅰ」となっています。

  • LINEで送る