生活デザイン学科では2017年から西條鶴醸造株式会社(東広島市)と地域振興・産学連携の一環として、日本酒アートラベルデザインプロジェクトを実施しています。
今年のこれまでの活動はこちらの記事をご覧ください。
12月10日に今年採用されたデザインを冠した日本酒が無事発売されました。
それに先駆けて、12月6日に採用された中村優花さん(2年)と西條鶴醸造株式会社を訪ね、ザ・ウィークリー・プレスネットと中国新聞社の記者の方に取材をしていただきました。
今年の採用作品のタイトルは「慈愛」、中心にあるロゴは「慈」という漢字を米からお酒になっていくというイメージで表現をしたそうです。さらに、商品として並べたときに、ハートの形になり、「慈」から連想される慈愛を連想させるデザインになっています。
本商品は広島市内の百貨店や酒店、西條鶴醸造株式会社のオンラインショップなどで販売され、おかげさまで完売いたしました。お手に取ってくださった方、ありがとうございました!
なお、応募作品を考える前半が終わり、後期に活動を始めたプロジェクトメンバー3名は販売促進動画の作成と、試飲即売会のお手伝いをさせていただきました。
販売促進動画は以下の画像をクリックしてご覧ください!(音声注意)
試飲即売会では、日本酒のイメージに合わせ、羽織を着て参加しました。(当日はプロジェクトメンバー3名と助っ人学生1名で担当しました)
デザインした中村さんも参加しているということで、お客様からコンセプトを聞かれることもあり、緊張しながら話をしていました。
プロジェクトメンバーも仲間がデザインしたものが目の前で買っていただけるという貴重な経験をさせていただくことができました。
ご来店くださった皆様、また酒商山田幟町店様、ありがとうございました。
今年の売り上げも社会貢献の一環として、中国新聞社会事業団へ寄付する予定です。またご報告しますので、お楽しみに!
採用されたデザインを冠した日本酒は過去のデザインも含め、オープンキャンパスで展示をしています。
3/8のイブニングオープンキャンパス、3/20の春のオープンキャンパスは現在事前参加登録受付中です!ぜひ足をお運びください!
建築士課程では1月下旬に卒業研究最終報告会が行われました。
これまで研究してきた自身のテーマについてスライドを使い発表しました。
発表後は副査の先生や他の先生方から質問を受け、スライドの内容だけでなく作成した論文等も参照しながら質問に答えます。
発表の様子
緊張している学生も多く見られましたが全員発表することが出来ました。
今回発表した皆さんは自身の研究テーマについて最大限研究結果を伝えることができたでしょうか。これから社会に出ても様々なことに興味関心を持ち続けてください。
今回紹介したのは建築士課程の卒業研究最終報告会でしたが、本学科では生活プロデュース領域、被服・ファッション領域、インテリア・住居・建築領域、地域デザイン領域すべての領域で学生は卒業研究に取り組み、発表会兼口頭試問でその成果をまとめています。
研究内容によって、論文のみの場合もあれば、建築模型やグラフィックデザイン、衣装や小物など制作を伴う場合もあります。どのような卒業研究にもしても、学んだことを踏まえ、自分の意見を根拠を持って提示する経験は、「伝える力」の土台となります。
4年生の皆さん、あとは学位記授与式を待つばかりですね!本当にお疲れさまでした。
今回は建築士課程の2つの授業で行われた講評会の様子をご紹介します。
住居・建築設計実習Ⅲ
窪田勝文先生、小林文香先生が担当する2年生授業「住居・建築設計実習Ⅲ」の授業で第2課題の講評会が行われました。
今回の設計課題は、カフェ併用住宅です。
敷地は広島市を流れる太田川沿いの一角が設定されています。
カフェや住宅内部の設計の他に、隣接する公園や道路、川との関係を考えながら課題に取り組みました。
[学生模型]
[講評の様子]
「住居・建築設計実習Ⅲ」の授業はこれで終了となりますが、3年生の前期からは「住居・建築設計実習Ⅳ」が始まります。これまでの実習で得たことを活かしながら次年度も様々な設計をしていきましょう。
住居・建築設計実習Ⅴ
小川晋一先生、中村勝己先生、真木利江先生が担当される3年生科目「住居・建築設計実習Ⅴ」の授業で第二課題の講評会が行われました。
今回の設計内容は、街の中にある小学校です。
小学校には様々な機能を持った空間が存在します。それらの空間をどのように配置するか計画し、周囲の街とどのように関係を持たせるかという点も設計をするうえで重要なポイントになってきます。
また、これからの小学校がどうあるべきか、建築を通して教育の在り方についても考えながら設計しました。
[学生模型]
[講評の様子]
今回の授業で1年生の後期から段階的に続いてきた「住居・建築設計実習」は終了になります。4年生になると、それぞれ卒業論文や卒業設計に向けて各ゼミでの活動がメインとなっていきます。これまで学んだことを大切にしながら4年生でも頑張っていきましょう。
これまでも学科ニュースで建築士課程の授業の様子を紹介してきました。カテゴリー欄から「インテリア・住居・建築領域」を選んでいただくと建築士課程の学びについて様々な記事を見ることができますよ!
建築士課程は大変そう、と思う人もいるかもしれませんが、自分の考えを形にする、伝える力をつけるには実践あるのみです!多彩な経歴をお持ちの先生方に指導いただきながら、あなただけのデザインを考えていきませんか?
学生作品を間近に見ることができる今後のオープンキャンパスの日程は以下の通りです。
イブニングオープンキャンパス:2月22日、3月8日
春のオープンキャンパス:3月20日
どちらも事前登録受付中です!ぜひおいでください!
本学着任から12年間生活デザイン学科を牽引し、学生を教え導いてくださいました細田みぎわ教授が今年度末で定年退職されます。
退職にあたり1月27日に最終講義が行われ、本学の在学生や卒業生、教職員など数多くの人が参加しました。
最終講義の題目は「ミニマムを求める建築思考─Architectural thinking for sensitive space」です。最終講義には建築士課程の学生を中心とした在学生の他に卒業生、他学科の教員や職員が参加しました。
講義ではこれまで細田先生が携わってきたプロジェクトや、自身が設計された作品や安藤忠雄建築事務所に所属されていた時に経験したことなど沢山のお話をしていただきました。
講義の様子
参加した人たちは皆、真剣に聴講されていました。
茶話会の様子
集合写真
講義後には和やかな雰囲気の中で茶話会が行われました。時間が限られていたためあまり話せなかった人もいるかもしれませんが、皆さんとても楽しそうでした。今回参加することが出来なかった卒業生や話足りない人は、ぜひ細田先生に連絡して訪ねてみてください。
細田先生、残り短い期間にはなりますが最後までどうぞよろしくお願いいたします。
最終講義のその他の様子や学科学生たちの授業の様子や活動については学科公式インスタグラム、学科公式X(旧ツイッター)でも情報発信しています。
建築士課程については特設サイトもご覧ください。
1月半ば、中高家庭科教職課程の学生を中心に、消費者・金融教育講座を行いました。
講師には卒業生(本学科教職課程出身者1名、他学科出身者1名)も来校してくださり、卒業生が勤める企業で制作した「消費者・金融教育」教材を実践くださいました。
まずはすごろくゲームを行いました。コマを進めることで、社会人になってからのライフイベント(結婚、出産、車・家の購入など)とお金に関わるトラブルやイベントなどが体験できます。
家庭科の授業でも学んだ「消費トラブル」だけでなく、今話題の「投資」も出てきて、学生たちは大盛り上がりでした。
ゲームが終わったら、ゲームの中に出てきた消費や金融に関わる用語の説明や、リスクに対してどんな備えが必要なのか、講義をしてくださいました。
家庭科の学びは社会の動きと密接に関連し、教えることも日々更新されていきます。一人で勉強するのは大変でも、勉強会でみんなで学べばより理解が深まりますね。
卒業生の活躍の様子を見ることができ、教職課程から幅広い進路を知る機会にもなったと思います。
生活デザイン学科中高家庭科教職課程の情報はこちらからも随時更新しています。
卒業生向けの講座の情報や教材研究、授業に役立つページもあります。ぜひ一度ご覧ください。
学科学生の活躍の様子は学科公式インスタグラム、学科公式X(ツイッター)で情報発信しています。
2月22日(木)、3月8日(金)にイブニングオープンキャンパスを開催します!
在学生や教員と一緒に大学生活や学び、アルバイトのことなどお話しましょう。
ぜひおいでください。