人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

 管理栄養学科食育サークルでは、祇園坊柿プロジェクトを立ち上げ、安芸太田町特産の祇園坊柿を用いた商品の開発を行っています。

 6月25日(日)には、道の駅「来夢とごうち」にて商品化に向けての試食販売を実施しました。販売は「祇園坊柿焼き餅」「祇園坊柿けんぴ」の2品を提供しました。 晴天に恵まれ、多くのお客様に食べていただき、2品とも完売することができました。アンケートのご協力もありがとうございました。 商品化に向けて更なる改善を行いたいと考えています。

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【祇園坊柿けんぴです】

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【調理準備、販売開始です】

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【順調に販売しています】

学生の感想

初めての販売で、完売できるかとても不安でした。さらに、焼き始めた当初はお餅から水分が出るハプニングで、全て売れなくなるのでは無いかと心配していました。しかし、メンバーに助けてもらいなんとか完売させることが出来ました。 祇園坊柿焼き餅を食べてくださったお客様からは、「とても美味しかった」や「柿の風味がする」など、声を直接聞ける機会ができたことも、嬉しかったです。直接販売することでわかったことは、祇園坊柿焼き餅は、親世代やご高齢の方によく買ってもらい、祇園坊柿けんぴは、若い世代のご家族や若い年齢層の方によく買ってもらっている印象でした。商品によって手に取ってもらえる年齢の方が違うことも、目の当たりにして面白いと感じました。

今回は準備期間が長かったこともあり、用意した試作品が完売できたことに、まずはとても安心しました。試作品を販売しながら直接地域の方々の声を聞いていると、改めて安芸太田町への地域愛の強さを感じることができました。また、直接「美味しい」という声をお客様から聞けたのは初めてであったため、"やっと今まで積み重ねてきた努力が形になった"と実感しました。販売を通して課題も多く残りましたが、以前よりも課題が鮮明になってきていると思います。これからは地域の方々からかけられた期待に応えられるよう、より一層の心意気をもって課題解決に取り組んでいきたいです。

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【あと少しで完売です】

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【道の駅で開催されていたイタリア在住画家の道原聡先生のトークイベントにも参加しました。久しぶりに色鉛筆を使って絵を描きました】

安芸太田町の魅力を感じる充実した1日なりました。
祇園坊柿のよさが伝えられるようにこれからも頑張ります!

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管理栄養学科食育サークルでは、安芸太田町の特産品である「祇園坊柿」を用いた商品開発に取り組んでいます。

5月17日(水)に安芸太田町に出向き、祇園坊柿加工品販売者や地域商社あきおおたの皆様に最終商品案の試食をしていただきました。
このたび、6月25日(日)10:00から、開発商品の試食販売をすることが決まりました。
「祇園坊柿焼き餅」と「祇園坊柿けんぴ」の2品です。道の駅「来夢とごうち」にお越しいただき、商品のご購入いただきますよう、よろしくお願いします。

「祇園坊柿焼き餅」は白餡と小豆餡の2種類、各40個、「祇園坊柿けんぴ」50食の限定販売です。商品が無くなり次第終了となりますので、ぜひ早めにお越しください。

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【試食会でのプレゼンの様子】

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【試作品を提供している様子】

最後の試食会を終えた学生のコメントを紹介します。6月25日に向けて、最後までより良い商品になるように頑張っています。楽しみにしてください。

学生のコメント

試作を繰り返して、やっと形になったので安堵の気持ちが大きいです。 先生や地域の方が協力してくださったからこそ形になったのだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。 あともう少しなのでより良い形になるように努力したいと思いました。【H.E】

今回の4回目の試食会では、自分の中では商品化に向けての意見をいただける最後の会のつもりで挑みました。 試作の段階では、自分が納得できるものを作ることができたつもりでしたが、まだまだ改善が必要であることが分かりました。 どれだけ自分の嗜好に合っていても、多くの方においしいと言ってもらえないと商品として取り扱うことができないことの辛さを知りました。 商品化が近づいてきているので、最後まで試作を繰り返しながら、よりたくさんの方においしいと言ってもらえるように頑張ろうと思いました。【Y.K】

前回の試食会をもとに試作品の改善を重ねたことで、味についてだけでなく、試作販売に向けた意見交換もできたので、 次回へと繋がる有意義なプレゼンになったと感じました。 次回の試作販売が成功するよう、これからもできることを精一杯やっていきたいです。【M.K】

商品化に向けて商品案を二つに絞ったことで、個人の力が結集し、共同の目標に向かって協力することができました。その成果もあり、今回の試食会では「前回の試食会より成長している」という意見を頂き、嬉しかったです。次回は実際に安芸太田町で実演販売をさせていただくため、より良い商品を提供できるよう、案を練ろうと思います。【H.K】

【2023.6.7追記】
試食会の様子が6月7日の中国新聞で掲載されました。

柿とお餅のおいしいレシピ 広島女学院大の4人がアイデア 7月にも産地・安芸太田の道の駅で販売へ/中国新聞デジタル

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①サイズ調整.jpg 4月27日(木)の12時半から、管理栄養学科の実験実習助手である水落由香先生より「時間の使い方について」と題してのお話がありました。水落先生は、学生時代、空いている時間があると『もったいない』と思い、学内の食育サークルやオリキャンリーダー、部活に加えてアルバイトまで、1日の中に詰め込まれていたようです。すごい密度ですね。

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 ところが、ある事情から今までの時間を削る必要がでてきました。そこで、何を削るかを思案したところ(今の水落先生であれば、アルバイトを削る選択をされるそうですが)、あろうことか、睡眠時間を削ってしまいました。その頃の平均睡眠時間は2~3時間になってしまっていたようです。結果として体調を大きく崩し、元の健康状態を取り戻すまでに、半年の時間を要したとのことでした。

 その経験を経て、父親の言葉である『無理はしてもいいけど、無茶はするな』を再認識することとなったそうです。『無理』は困難を承知の上で自分を高めるために行うことであって「実現が可能」な範囲のもの。『無茶』は度を越しており「実現が難しい」もの。体調を崩した時の水落先生は、『無理』と『無茶』の間の線引きが、うまく出来ていなかったのでした。

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 今振り返って思うと、学生時代には、『自分のために使える時間』が多いことがわかります。学生の皆さんは、よく、たくさん学ぶこと、色んなことにチャレンジすること、旅行すること、などを勧められるでしょうけれど、これらはすべて、まとまった時間がないと出来ないことです。社会人になると、そのような時間を取ることは難しく、そのためには自分で意思をもって仕事に臨み、時間を捻出しないといけません。1つでも資格を取ろうとすると、その講習を受講するためには、時間もお金もかかります。学生の皆さんには、今の時間を、『好きなこと』や『やりたいこと』に、また、それらがないのであれば、それらを『見つけるための様々な体験をすること』に使うのがよいとのメッセージをいただきました。

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 水落先生は、東京に行った際、有名なおにぎり屋さんに4時間並んで、その美味しいおにぎりを食べたとのこと。贅沢でとてもよい時間だったそうです。

 お話の中の、「時間の使い方は人それぞれ」、「あの時何もしなかった」は「もったいない」、との言葉が筆者の胸に残っています。使い方に自由度の大きい「時間」ですが、自分にとって贅沢と思えるような時間を繋げていきたいものだと思いました。

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  水落先生ありがとうございました。皆の時間が輝いてゆきますように。

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①.jpg 2023年4月4日に、保護者の方々とともに入学式が開催され、管理栄養学科には46名の1年生、3年生への編入学生1名が加わり、さらに大学院へも1名入学しました。同時間帯には4年生の国家試験模試が実施され(右上)、コロナ禍を越えて、学科は新たな活気に満ちて参りました。

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 各授業科目が1回目を終えた4月15日に、今年もオリキャンリーダー達による、新入生歓迎行事のオリエンテーションキャンプが実施されました。バターづくりや栄養クイズ、事前の手洗い指導や、様々なミッションをクリア後に講堂を駆けのぼってゴールまで走るリレー、などがあり、皆で楽しく体を動かして過ごしました。1年生やオリキャンリーダーはいつまでも元気でしたが、先生たちは、合間の休憩を学生達よりも喜んでいました。

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 最後に優勝チームがリーダーたちにより表彰されました。1位から6位まで、それぞれに袋詰めお菓子が贈られました。筆者のチームは6位でしたが、たくさんのお菓子が入っており、1年生は全員で楽しく分けました。それぞれのチームへのインタビューで、リーダーからマイクを向けられる1年生が一人ひとり「楽しかったです。」と話しており、それがなんとも面白かったです。

④.jpg 今年のオリエンテーションキャンプを率いてくれたオリキャンリーダーたちは3年生と2年生でした。来年は、彼女たちも1学年上がり、新たに今年の1年生が2年生として加わります。コロナ禍を越えて、いよいよ活動が伸びやかなようです。これまでのたくさんの準備と、いつも喜びをくれている日頃の彼女たちに感謝します。おかげさまで1年生は元気です。これからもよい季節にしていきましょう。

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 食育サークルではより多くの学生に日本の食文化に触れてもらいたいと味噌づくり教室を企画しました。
 3月にJA広島市ならびにJA福木支部レディースクラブの皆様を講師に迎え、味噌の仕込みを行いました。

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 参加学生も初めての味噌づくりで、戸惑うこともありましたが、講師の皆様からコツを伝授いただき、大豆を蒸してる間には参加者同士の交流も楽しむことができました。

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 蒸しあがった大豆はマッシャーでつぶして、麴と混ぜ合わせます。今回は合わせみそと麦みその両方に挑戦しました。

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 仕込みが完了後に、昨年仕込んだ味噌を用いて、試食会を行いました。

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 メニューは炊きたてごはんに豚汁とふろふき大根です。
 参加した学生やJAレディースの皆様から好評をいただき、学生からのアンケートでは、「このような体験イベントにまた参加したい」という声がありました。
 今後はJAレディースの皆様が育てられた野菜を用いたレシピ開発などにもかかわらせていただく予定です。

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 また、味噌が完成したら、美味しい味噌汁の会を企画したいと思います。
 JA広島市ならびにJA福木支部レディースクラブの皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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