人間生活学部 児童教育学科 ニュース

子どもチャレンジラボアーカイブ

7月8日(土)の13:00~15:00に「第4回 ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ、失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。今回は、子どもたち7名(男子4名、女子3名)と学生5人で「オリジナルペットボトルロケット」を作りました。

前回は、ペットボトルロケットの基本的な作り方を子ども達に伝えて、その作り方に沿って一人ひとりがペットボトルロケットを作りました。
今回は、そのペットボトルロケットを大学の広いグラウンドで飛ばす予定にしていたのですが、雨が降っていたため、前回の学びを活かして「オリジナルペットボトルロケット」を作ることにしました。

その前に、まずは、子ども達が前回作ったペットボトルロケットを大学の体育館で水を入れずに飛ばすことにしました。空気ポンプは子ども達に押してもらいました。20回押して空気を入れるのですが、10回押すことも大変で、学生が空気ポンプを支えながら何とか空気を入れて飛ばすことができました。水を入れていないのであまり飛びませんでしたが、それでも自分の作ったペットボトルロケットが飛ぶ様子を見て、子ども達は喜んでいました。

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その後、教室で「オリジナルペットボトルロケット」を作りました。まずは、子ども達一人ひとりが設計図をかきました。前回作ったペットボトルの翼は4枚でしたが8枚にしたり、翼を取り付けるシートの下をギザギザにカットしたり、ペットボトルの中にダンゴムシの絵を描いて入れたりするなど、いろいろと工夫した設計図を子ども達は作成していました。

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そして、設計図をもとにペットボトルロケット作りをしました。前回はペットボトルを2個使いましたが1個で作ることにしたり、翼を大きくしたり、翼の形を変えたり、ロケットにパラシュートを付けたりと、子ども達は自分だけの「オリジナルペットボトルロケット」を作り始めました。

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子ども二人に対して一人の学生がついて一緒に作成したのですが、学生が厚紙を切ったり、ビニルテープを一緒に貼ったりするなど必要に応じて手伝ってくれたおかげで、子ども達全員が素敵な「オリジナルペットボトルロケット」を作ることができました。

次回は、8月5日(土)に行われます。次回は、前回と今回作ったペットボトルロケットを大学のグラウンドで思い切り飛ばそうと思います。どのくらい飛ぶか楽しみです!

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最後に、子どもと学生が書いた感想を一つずつ紹介します。

子どもの感想

ロケットのせっけい図などを考えるとき,おねえさんがいろいろなことや考え方を教えてくれたのでやさしくいいなと思った。ロケットを組み立てたり、絵をかいたりして楽しかったです。私のロケットは、けっこうとんだのでうれしかったです。

学生の感想

子どもが納得して作ることができるように、手伝うときは手伝い過ぎずに見守ることが子ども達の学びになると感じた。また、アイデアがあまり出てこない子には、少し考えが広がるように声をかけてあげると、自分なりの作品ができて完成した時に達成感を感じることができると思った。

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児童教育学科「子どもふれあいサークル・くれよん」では、下記の要領にて「よるのとしょかん―ぬいぐるみたちの大冒険」を開催します。

「よるのとしょかん」とは、アメリカの公共図書館で子ども向けのイベントとして始まったもので、子どものお気に入りのぬいぐるみが図書館で一晩を過ごす「ぬいぐるみのお泊り会」のことです。ぬいぐるみたちが夜の図書館で冒険している様子を写真におさめ、後日、子どもたちにプレゼントいたします。

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昨年の様子

この機会に子どもたちが図書館や読書を好きになってくれることを願っています。ぜひ、ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

日 時

2023年7月8日(土)10:30~11:20(受付10:00〜)
2023年7月10日(月)15:00~15:30(ぬいぐるみのお迎え、平日参加できない場合は応相談)

場 所

広島女学院大学 ヒノハラホール5階 アセンブリーホール

対 象

未就学児の親子 15組

そのほか

参加費は無料です。お泊りする「ぬいぐるみ」を一つ持参してください。
ぬいぐるみのお迎えも含み、必ず、保護者同伴でご参加ください。

※当日、発熱、のどの痛み等がある場合、参加をお控えくださいますようお願い申し上げます

申込方法

保護者氏名と連絡先(電話番号)、参加する子どもの氏名、年齢、性別、園名をご記入の上、下記のGoogleフォームで、事前にお申込みください。(きょうだいでご参加の場合は、参加するお子さまの氏名等をすべてご記入ください。)

申し込みフォームは こちら
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※申込受付期間は、6月19日(月)〜6月30日(金)です

【お問合せ先】
広島女学院大学 082-228-0386(代)児童教育学科(担当者 中村)まで
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 5月13日(土)の13:00~15:00に「子どもとつくる科学遊び研究会」の学生が中心となって「第2回 ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ,失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。第1回に引き続き、参加してくれた小学生の子どもたち7名(男子4名、女子3名)と本学の学生9名が一緒に「どろだんごづくり」を中心としたものづくりをしました。

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 まずは、ぴかぴかに光るどろだんごを子どもたちに見てもらいました。子どもたちは「すごい!」と声に出して言い、「こんなのつくりたい?」と尋ねると、大きくうなずいてくれました。そこで、今日の活動目標「光るどろだんごをつくろう!」を子どもたちに提示しました。そして、この目標を達成するために前回の振り返りをしました。振り返りはペアの子どもと学生の2人で行い、発表してもらいました。発表では「手に入るぐらいの大きさのものをつくる」「水を入れすぎない」「丸くなるようにさら粉でやさしくみがく」などの意見が出ました。その後、学生が作り方の手本を示しました。

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 次に、子どもたち一人ひとりが好きな量の荒木田土、真砂土、砂をボウルに入れてかき混ぜ、スプレーで水を吹きかけました。「どろだんごづくり」をするのは、前回に引き続き2回目ということもあり、どの子どもも2~4個の丸いどろだんごの芯を作ることができていました。できたどろだんごは、スポンジの上に置いて乾かしました。

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 そして、どろだんごを乾かしている間は「バランスオニヤンマ」を作りました。画用紙に描かれたオニヤンマとほぼ同じ大きさの絵をはさみで切り取り、頭の先を折り曲げて指先に載せるとバランスよく止まります。子どもたちは、この「バランスオニヤンマ」を指先や頭の上に載せて廊下を歩いたり、羽根に色を塗ったりして楽しんでいました。

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 「バランスオニヤンマ」で楽しんだ後は、乾かしていた自分のどろだんごを磨きました。今回は乾燥させて粉状にした荒木田土をボウルの中に入れて磨きました。子どもたちは、前回の振り返りを踏まえて掌や指の腹を使って、どろだんごが丸くなるようにさら粉でやさしくみがいていました。どの子どもも、前回に比べてより満足のいくどろだんごをつくることができました。
 活動の最後には、前回同様に自分の作ったどろだんごと粉状にした荒木田土を袋に入れて子どもたちにプレゼントしました。

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 第3回の「ものづくりチャレンジラボ!」は、6月24日(土)に行います。ここでは「ペットボトルロケットづくり」を行います。ペットボトルを2つ繋げて、厚紙で作ったトップやハネを付けて、自分だけのオリジナルロケットを作ります。活動の最後に書いた、子どもの振り返りと学生の感想を紹介します。

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子どもの振り返り

女学院大学のおねえさんたちとなかよくできて楽しかったです。おしゃべりもたくさんできたので、とってもうれしかったです。おねえさんたちが「丸くなるようにしたらいいよ」などのアドバイスをしてくれたおかげで、きれいなどろだんごを作ることができてうれしかったです。

前はつるつるなだけで光ってはいなかったけど、今回はちゃんとつるつるで光るどろだんごを作ることができてよかったです。

学生の感想

子どもたちが楽しそうに活動していたので、見ていてとても気持ち良かった。前回あまり話していなかった子どもが、今日は楽しそうに大学生と話していたのですごく嬉しかった。子どもが安心できるような環境作りをすることがとても大事だと思った。

どろだんごを家に持って帰り、さら粉で磨いて光るどろだんごを持って来ていた子どもがいました。その姿を見て、自分が学んだことを家で活かせているなと感心しました。子どもたちは、前回の失敗や成功を振り返り、失敗した理由を考えていて、どろだんごづくりにとても興味を持ってくれたことをとても嬉しく思いました。

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