人間生活学部 児童教育学科 ニュース

子どもチャレンジラボ「森のようちえん」は、地域の幼児とその保護者の方々が自然と触れ合う活動を運営しています。2023年度は、6月4日、7月9日(大雨で森での活動は中止)、10月15日、11月26日の4回実施しました。

6月、緑いっぱいの森で、葉っぱや木の実、カエルと出会いました。葉っぱのスタンプ遊びや色水遊びも楽しみました。
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10月、少し赤や黄色に色づいた森で、落ち葉やまつぼっくりでお弁当作りをして遊びました。
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11月、冬の訪れを感じる森で、風を捕まえてビニール袋の凧揚げをしたり、草の坂でそり滑り、暖をとりながら焼き芋を食べました。
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子どもたちが森で楽しむことができるように準備した遊びを子どもたちが「もっとしたい」と言ってくれて嬉しく思いました。
子どもたちが自然と向き合う姿に接し、年齢によって興味関心や遊び方が異なることを学ぶ一方で、1日の活動全体を運営する難しさにも直面しました。
あらかじめ全体を見通した時間配分や役割分担などの打ち合わせが必要であることも学びました。

何年も継続して参加してくださったご家族も、数組いらっしゃいます
赤ちゃんの時から参加していた女の子は、年長さんになりました。森で一緒に過ごすことで、たくさんのことを経験させていただきました。
小学校進級に伴い、今年度で森のようちえんを終えるみなさま、これまでありがとうございました。

来年度も森のようちえんは続けます。新たな出会いを想いつつ、準備をしていきたいと思います。

子どもチャレンジラボ「森のようちえん」は、児童教育学科の村上智子准教授が担当しています。
自然や子どもたちと向き合って学びたい人は、来年度ぜひ、ともに取り組んでみませんか。

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 12月9日(土)の13:00~15:00に「子どもとつくる科学遊び研究会」の学生が中心となって「第9回ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ、失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。参加してくれた小学生の子ども7名(男子2名・女子5名)と本学の学生6名が一緒にものづくりをしました。

 前回は段ボールに丸い穴を開けて空気砲を作り、空気を飛ばしてろうそくの炎を消したり、空気砲の中に煙を入れて空気を飛ばして煙の形(リング)を見たりしました。
今回は、穴の形をいろいろ変えて空気を飛ばしたとき、煙の形がどうなるか予想をして実際に試すことにしました。子ども達は、星や三角、ネコの顔、イナズマなどいろいろな穴の形を考えましたが、全員、空気を飛ばしたとき、穴と同じ形の煙が出ると予想していました。
そこで、まずは子ども達一人ひとりが学生と一緒に段ボールを組み立てました。

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 そして、段ボールを組み立てた後、自分で考えた形を段ボールに描いて穴を開けました。穴を開けるときは学生と子どもが協力してカッターで穴を開けました。穴を開けたときのいらなくなった段ボールを空気砲に貼り付けて色を塗ったり、段ボールに絵を描いたりして、子ども達は自分だけのオリジナル空気砲を作りました。

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 その後、自分で作った空気砲を使って空気を飛ばして、遠くにあるろうそくの炎を消すことにチャレンジしました。すると、前回は全員の子どもが5本のろうそくの炎を消すことができましたが、今回は数人の子どもしか消すことができませんでした。炎がかすかに揺れることも何回かあったのですが、消すことはできませんでした。
炎が消えないので子ども達は必死になって段ボールの両側を叩いていました。叩き過ぎてガムテープがはがれ始めた子どももいました。なぜ炎は消えないのでしょうか・・・

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今度は、段ボールの中に煙を入れて、空気砲から出る煙の形を確認することにしました。すると、三角やネコの顔、ハート等、比較的丸の形に近い穴から出た煙はリングの形をしてほぼまっすぐに飛んでいきました。
しかし、星やイナズマといった角が多い形をした穴から出た煙はまっすぐに飛ぶことは少なく、煙の形も、リングの形もありましたが、はっきりしない形のときが多くありました。
子ども達は穴が丸くなくても、丸いリングの形をした煙が出ることに驚いていました。

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 空気砲で楽しんだ後は、これまでやってきたものづくりの中からもう一度作りたい、と思うものを選んで作ってもらうことにしました。
「どろだんごづくり」を選んだ子どもが2名、「トトロどんぐりキーホルダー&やじろべえづくり」を選んだ子どもが2名、「ペットボトルロケットづくり」を選んだ子どもが3名いました。
作り方を覚えている子どももいて、自分から進んで取り組んでいました。

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 次回、第10回(最後)の「ものづくりチャレンジラボ!」は、12月23日(土)に行います。
今回ペットボトルを作った子ども達は広いグラウンドでペットボトルを飛ばします。それ以外の子ども達は、今回同様、再度チャレンジしたいものづくりをします。

今回の活動の最後に書いた子どもと学生の振り返りを紹介します。

子どもの振り返り

どろだんごづくりがとても楽しかったです。少しこわれたときもあったけど直したらまたきれいになったので良かったです。
水を入れすぎたので、次回からは水をなるべく少なくしようと思いました。久しぶりにどろだんごを作ったので楽しかったです。

空気ほうを作るとき、さいしょは小さい穴を開けていたけど空気が遠くまでとばなかったので、大きくしたらとびました。
空気ほうでいろいろな穴の形があったけど、とび出た空気は全部丸い形だということがわかりました。キーホルダーを作ることも楽しかったです。 

学生の振り返り

子ども達が空気砲から出る風圧の強さを変えようとして、押し出し方(段ボールの叩き方)を変えて様々な試行錯誤をしている姿を見ることができました。
また、友達同士で空気の出方について話をしたり、学生と気づきや発見を共有しあったりして全員で楽しく活動を行うことができて充実した時間を過ごすことができました。

担当教員から

ろうそくの炎を消すときに、穴の形によって消えるときと消えないときがあっておもしろく感じました。どろだんごを固めるのはとても難しそうでしたが、苦戦しながらも楽しみながらやってくれたこと、そして「次もどろだんごづくりをやりたい」と言ってくれたことが嬉しかったです(中山)。

ものづくりチャレンジラボは、児童教育学科の中山貴司准教授がたちあげ、学生達や地域の子ども達とともに、体験しながら探究する学びを展開しています。
科学に関心のある小学生と子どもを支えたい高校生は、ぜひ、オープンキャンパスで児童教育学科を訪れてください!

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子育て支援広場

11月22日(水)に、第3回「子育て支援広場」を開催し、12組26名の親子にご参加いただきました。
今回は、学生の企画として『体を動かして楽しく遊ぶ!』をテーマに、傾斜マットや跳び箱登り・トンネルやフラフープくぐり・ボール入れ、ぽっとんボールなどの遊びを提供しました。

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手や足を使ってよいしょ!よいしょ!

最初はどのようにして遊ぶのか分からなかった子どもたちも、学生の見本や他の遊んでいる子どもの様子を見て体をたくさん動かし楽しく遊んでいる姿が見られました。

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ボールどこからででくるかな?ワクワク (学生による手作りおもちゃ)

最後は、親子で一緒にできる「ペンギンさんの山登り」の手遊びと「こぐまちゃんとぼーる」の絵本の読み聞かせを楽しみ活動を終えました。

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今回も学生が企画・準備等を行いました。前回とはガラッと雰囲気の違う広場を開催することができたのではないかと思います。
活動を振り返り、今回も多くの気づきや学びを得ることができました。この気づきや学びは、学生にとってとても刺激となるものであり、毎回とても貴重な体験をさせていただいていると実感しております
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

次回は12月13日(水)クリスマス会になります。是非お楽しみに!
たくさんのご参加をお待ちしております!(申し込みの詳細はこちら

第2回の様子はこちら

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