日本文化学科の入学生学科プログラムは、陽春のまぶしい光が差す教室で開催されました。入学生のみなさんも、私たち教員も、こうして直接出会えることの有り難さをかみしめながらのひとときでした。
学科長の足立直子先生からの歓迎の言葉では、「あたたかい言葉のかけられる人になってください」という願いが伝えられました。
自分の言葉で、理路整然と伝えることはもちろん大切ですが、「あの人と話すと元気になれる」と感じられる、そんな言葉の使い手になってほしいというメッセージです。コロナ禍でみんながストレスを抱え、またネット文化の中で匿名の心ない言葉が投げかけられることも少なくない今日、「言葉のあたたかさ」は、人を優しく包み、支えます。広島女学院大学が大切にしている「伝える力」においても、意味を伝えるだけでなく、その意味をあたたかく、あるいは優しく、受け手の心に響くように伝える力は、とても重要だと考えます。
学科プログラムでは、学科長に続いて、一人ひとりの教員からの言葉もありました。
佐藤茂樹先生からは、「初心を忘れないようにしましょう。」という呼びかけがありました。入学の日の気持ちを大事に持ち続けて、授業や様々な活動に取り組んでいきたいですね。
みなさんの大学生活が実り多いものになりますように!!
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
新型コロナウィルス感染拡大で、様々なことが例年どおりにいかない春ですが、キャンパスの桜は変わらずに満開の時を迎えました。桜の花に元気をもらいながら、「明けない夜はない」という言葉を思い出しています。
日本文化学科の学科プログラムは、爛漫の桜が見下ろせるソフィア2号館2階で行われました。
足立直子学科長の歓迎の辞では、ニュートンの逸話が紹介されました。万有引力の発見者であるニュートンがケンブリッジ大学の学生であったとき、ヨーロッパではペストが大流行し、大学も長期間の休業を余儀なくされたそうです。しかし、その期間に、ニュートンは自らの研究を続け、多くの科学史の残る発見をしたということです。
私たちも、現在のこの困難なときをどう過ごすかをよく考え、発想を切り替えて頑張っていければと思います。新入生のみなさんの広島女学院大学日本文化学科での4年間が、有意義で実り豊かなものになりますように!!
4月27日、28日に実施されたオリエンテーションキャンプは、本当に楽しく、充実したものになりました。 たくさんの思い出と成果を残した2日間を写真と共に振り返りたいと思います。
4月27日、快晴。
行事はオリキャンリーダーの元気一杯のリードで始まりました。
バスレクの都道府県クイズは、なかなかの難問でした。
ゲームを楽しんでいるうちに自然溢れる安浦に到着。ウグイスの声が迎えてくれました。
学科紹介では、普段は見られない学科の先生の姿がありました。学科紹介の脚本とスクリーンに映しだされた驚きの合成写真は学科長の力作です。コミカルな展開の中で、学科の特色と各教員の専攻分野や個性がぎゅっと凝縮して紹介されました。
外レクも盛り上がりました。
見てのとおり、みんな本気です!
夜はバーベキュー。お世話くださった宿舎の方ともいい交流ができました。
2日目の朝焼け。
日曜礼拝では、澤村先生のギターに併せて賛美歌を歌いました。清新な空気の中で、心を一つに声を合わせることができました。
また、先生のお話では、「ともだち100人できるかな」という言葉に惑わされることの危うさが投げかけられました。「空気」を読んで「キャラ」をつくり集団の動きに合わせることや、いたずらに「いいね」の数を競うことのむなしさについて考えさせられたひとときでした。「不必要な自己卑下」や「不適切な誇り」を知らず知らずのうちに持っているのではという問いかけも心に響いたのではないでしょうか。「自分は自分でいい」、そう思いながらホールを出ることができました。
先生レクでは、研究への思い、授業にこめられた願いを感じ取ってもらえたことと思います。
昼食後、閉会式でリーダーたちへの感謝を伝え、笑顔あふれる時間を過ごした宿舎を後にしました。子育て中のツバメが、私たちを見送ってくれました。