人文学部 国際英語学科 ニュース

2022年度より大きく授業内容を変更し、協働と地域により注目した「キャリア・スタディ・プログラムⅠ」の授業では、広島の魅力発見・発信をテーマに新聞づくりや番組づくりに取り組んできました。

今回は番組づくりの撮影会を行ったときの様子をご紹介します。

各グループ7分の番組をつくります。スライドに工夫を凝らしたり、実際に自分たちでアクティビティや食文化を体験した様子を動画として加えたり、広島を訪れた外国人の方に英語でインタビューをした様子を紹介したりとバラエティ豊かな広島の魅力発信番組が出揃いました。

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外国人へのインタビューに挑戦したグループも。

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けん玉を実演中!

最後に、ゲスト審査員の方々から講評をいただき、今後の課題や方向性を示していただきました。

学生の振り返りをいくつかご紹介します。これらの振り返りからは、自身の成長や今後への課題が見出せます。

○私は、このような発表はあまり得意ではありませんが、グループで発表することにより、協働性を身につけることができました。また、一人ひとりの個性や特長を活かした発表をすることにより、自分の良いところに気付くチャンスであるとも考えました。

○本番でより良い発表ができるか当初は少し不安がありました。しかし、グループのメンバーが意見を出してくれたり、助言をくれたりしたことで、自分が見えなかった視点が見え、仲間とのチームワークや、仲間に頼る大切さに気がつくことができました。

○今回のプロジェクトで一番印象に残っているのは、グループで活動することの大変さと面白さです。仕事分担を各個人でしていても、自分以外のことにアドバイスをすることもある中で、誰の仕事かわからなくなることもありました。しかし、一人で取り組んでいたら絶対に思いつかないようなアイデアも共有することができたり、調整を繰り返して出来上がったものにチームみんなで達成感を味わうこともできたりして、とても良い経験になりました。

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○普段あまり関わることがない仲間とプロジェクトに取り組むことの大変さを感じました。今後は、いつも同じ人とだけではなく、さまざまな人と関わるようにして、コミュニーケーション能力を磨いていきたいと思います。今後、就職の面接などで初めて出会う人とのグループワークなどもあるかもしれないので、その点では今回のプロジェクトは良い経験になったと思います。

みなさんの振り返りから、プラスの成果を見出せた半面、全体としての課題もありました。例えば、それぞれの意識や取り組みの質の問題です。グループでの協働活動は「公」の時間となります。そのときに活動とは関係のない私語をすることや、自分のICTスキルの不足を尋ねる行動は、一生懸命取り組みたい人の士気を削ぐことにもなりますし、グループの活動を止めていることに気付く必要があります。今後も協働での学修活動はさまざまな科目で展開されます。まず、個人の姿勢として、「公」の時間と「私」の時間を区別する意識と行動を心がけるようにしましょう。

キャリア・スタディ・プログラムの学修は、次のステップに進みます。
前述の課題の克服を全員が意識しつつ、この半年の経験を活かしてさらなる学びを積み重ね、キャリアや広島についての理解を深め、リサーチやまとめ、発信のスキルを高めていけると良いと思います。あわせて、そのような活動を通して関わる多様な異なる他者との関係性・関わり方にも意識を至らせ、思いやりのある、気持ちの良い接し方をお互いに実践していけるとさらにすばらしいですね。

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今回のウェブニュースは「基礎英語」授業紹介の後編です。前編では、「基礎英語」の授業の一端をいくつかの活動内容とともにご紹介しました。語学力の向上には、授業時間外に自発的に、そして継続的に行える活動をいかに取り入れていくかということも大切です。理想は無理をせず楽しみながら、自分の英語力の向上や成果が感じられるものです。

広島女学院大学の「基礎英語」クラスで、一つのプログラムの「柱」として力を入れている特徴的なものに、授業外で学生が取り組む「X-Reading」があります。

「X-Reading」とはオンライン上での英語多読プログラムです。多読とは、辞書を引かなくても読める程度の英語の長文をたくさん読むことを通じて語彙を習得し、英文の認識能力を高め、英語全般のスキルを高める学習法です。

1,700冊以上ある本(レベル1~15)の中から、自分のレベルに合う好きなジャンルの本を選んで読み進めます。オンラインで本を選べるため、自宅でも通学中でもいつでもどこでも好きなときに手軽にスマートフォンなどで読むことができます。また実際の本を手に取って読みたい人のためには、図書館に厳選された同じ本が数百冊置いてあるので、図書館から借りて読むこともできます。

1学期間で読む語数の目標が決められており、前期はほとんどの学生が達成しました。また、Reading Challenge Contest という表彰制度もあり、達成した学生の中から読んだ語数と達成順位によりいくつかの賞があり、学期末には各賞の受賞者を表彰しています。

40冊以上:Brass、25,000語以上:Bronze、35,000語以上:Silver、50,000語以上:Gold、90,000語以上:Platinum、120,000語以上:Emerald、180,000語以上:Ruby ...と続きます。

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Students received awards at the end of the first semester

学生の皆さんはこの「X-Reading」についてどのように感じているのでしょうか。

英語が苦手だと思っていても、物語として本を読んでいたら楽しくなるので、元々英語が好きな人は、多分もっと英語が好きになれるし、コンテストに出ることで自分がこれだけ頑張ったんだというのがわかるのがよかった

・賞をモチベーションにして、とにかく楽しんで取り組むとよい

・読んでみたらとても面白くて、ためになる本がたくさんあった

・長い本を無理して読むのではなくて、自分が気になった本とか、好きだなと思った本を楽しんで読むのが一番自分のためにもなるし、結果にもつながると思う

・隙間時間を見つけて、本を読むことが大切だと思った。わからない単語があっても一つずつ調べるのではなくて、その本の内容から理解するようにして読むといいと思った

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Congratulations to all the students on your achievment!

後期もあと少しとなり、学生の「X-Reading」目標達成と、さらに多くの学生のコンテスト受賞が楽しみです。達成感を味わうことで、今後のリーディングのモチベーションを高め、継続的に読むことでさらに英語スキルを向上させ、コミュニケーション能力を向上していってもらいたいと願っています。

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1月21日に海外研修事前指導保護者説明会が行われました。2月19日に出発するアメリカでの海外研修のための説明会です。

今回は2・3年生9名が参加します。学生は約2週間、ホームステイをしながらカリフォルニア州立大学サンマルコス校で英語を学んだり、現地学生との交流をしたりします。週末にはオプショナルツアーとしてディズニーランドやロサンゼルス観光も予定されています。

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説明会は過去の参加の様子がわかる動画の放映から始まりました。実際の研修のイメージもわいたのではないでしょうか。

研修の概要やスケジュール、コロナ対策や危機管理体制、旅行業者の担当者の方からの説明等が一通り終わった後は、参加者が現地で行う予定の日本文化をテーマとしたプレゼンテーションを保護者の皆様の前で披露する時間です。

これまでの4回にわたる事前セッションを行ってきました。限られた時間の中で準備を進めてきたものを初めて他者の前で発表するということもあり、緊張の様子も見られましたが無事に発表を終えることができました。

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参加者それぞれが自分なりに練習をしてきた様子も垣間見られ、その経験一つをとっても海外での学校生活やホームステイにつながるのものとなります。
出発の日は近づいてきていますが、発表にもさらに磨きをかけ、よりよいものを現地の方にお伝えできるといいですね。

今後のWebニュースでも、アメリカでの研修の様子をお伝えしますので、ぜひご期待ください。

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