人文学部 国際英語学科 ニュース

今回のウェブニュースでは「基礎英語」の授業を紹介します。「基礎英語」は、グローバル社会を生きていくために必要とされる基礎学力を身につける共通教育科目の1つであり、全学1, 2年生が週2回授業を受講しています。英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)の基礎を学ぶこと、中でもコミュニケーション能力の育成を目指しています。

1つのトピックにつき4回の授業で、関連する語彙や表現を学びます。4技能をバランスよく身につけるための様々なアクティビティを取り入れ、インプットに続いてアウトプットしていくことで、机上の学びではなく、生きた学びにつなげていくことが基本です。

230116_keg_01.jpg
Talking about the daily routine

今回は、国際英語学科英語文化コースの「基礎英語」の授業の様子を実際に紹介します。教室を覗いてもらうと、学生がペアワークやグループワークの中で絶えず英語を話したり聞いたりしている様子が伺えます。

230116_keg_02.jpg
Group work during the Halloween competitive games

また、文化を学ぶことは言語習得には欠かせない重要な要素です。「Food and Drink」のユニットでは、グループごとに国を選び、その国の場所や有名な観光スポット、さらにその国の料理を調べて発表しました。その際料理については、料理番組のように「煮る」「刻む」などの語彙を使って視聴者(クラスメイト)に料理を教える課題も加えました。各グループそれぞれ、その国の言葉で挨拶をしたりBGMを流したり工夫を凝らして楽しくプレゼンテーションを行いました。

230116_keg_03.jpg
Hairdo on the day of the group presentation on Chinese cuisine during the unit "Food and Drink"

10月末にはHalloween、12月最後の授業ではクリスマスをテーマに授業を行い、英語でコミュニケ-ションをとりながら、それぞれの文化、関連する語彙を学びました。

1年生のクラスではグループごとにクリスマスのアクティビティーを準備し、英語でルールを説明、実施し、笑顔いっぱいの時間になりました。クラス全員が責任を持ってゲームや絵本の読み聞かせなど様々なイベントを用意し、全て英語でコミュニケーションを行うという経験をする中で見られた、学生一人ひとりの自信に満ち溢れたきらきらした表情が印象的でした。

230116_keg_04.jpg

230116_keg_05.jpg
Christmas activities led by students

今回はコミュニケーションを主体とした英語4技能の基礎力を高める「基礎英語」の授業の一端をご紹介しました。
後編では、「基礎英語」のもう一つの「柱」であり、学生が授業外で自発的に取り組んでいく「X-Reading」の英語活動について詳しく紹介します。

  • LINEで送る

4ヶ月のアメリカ生活を9人で無事に終えることが出来ました。4ヶ月前は不安でいっぱいでしたが、日本に帰った今、「あっという間だ」と感じます。この4ヶ月で私たちは多くのことを学び、経験し、成長してきました。

230106_e_is_1.jpg
Conversationの授業のプレゼンで沖縄の紹介をしました。グループのみんなと協力して良いものを作れました。

アメリカの大学の授業ではプレゼンテーションを行うことが多くありました。最初はプレゼンテーションと聞くだけで苦手意識をもってしまうこともありました。最初は苦手だったプレゼンテーションも繰り返しすることで、徐々に自分らしい発表の仕方を見つけることが出来ました。

32.集合写真(celebration) (1).jpg
学期修了後のCelebrationで集合写真を撮りました。

1学期が終了した後に行われたCelebrationで学生によって行われたプレゼンテーションでは、4ヶ月の間に学んだことや行った場所を思い出すことが出来ました。そしてこのCelebrationがアメリカで出会った先生や友達との別れの日でもありました。4ヶ月間一緒に頑張ってきたからこそ別れが悲しく、寂しさを感じました。しかし、日本に帰ってみんなに負けないくらい英語を頑張ろうと思いました。それが4ヶ月間一緒に頑張ってきた友達や先生への恩返しでもあるのかなとも思いました。

33.ホストファミリーの家 (1).jpg
4ヶ月間お世話になった家です。いつかまたホストファミリーに会いに行きたいです。

私のホストファミリーには私たちと年齢の近いお姉ちゃんのような人がいました。私たちは一緒に映画を見に行ったり、テーマパークに行ったり一緒にいる時間がとても長かった分、別れはとても辛かったです。空港まで送ってくれる間に泣いてしまったホストファミリーを見て、ここにきて本当に良かったと心から思いました。

34.集合写真 (1).jpg
9人全員で無事に日本に帰ることが出来ました。とても良い経験となりました。

この4ヶ月間で学んだことは、自ら諦めないということです。授業中、私が思うように自分の考えを言えずにいた時、先生は必ず"Keep going"と言って下さいました。自分で自分の限界を決め諦めるのではなく、最後まであきらめず続けることをこれからの生活でも頑張っていきたいです。

今回のウェブニュースで、2022年度の海外インターンシップの留学報告は終了です。この記事に先駆け、2022年12月中に9名の学生が全員広島に元気に帰国することができました。

この留学報告以外にも、9人それぞれにさまざまな苦労やチャレンジ、そしてたくさんの出会いと喜びがあったことと思います。そうしたかけがえのない経験を、今後の大学生活や卒業後のキャリアに活かしていってほしいと思います。

前の記事

「海外インターンシップ」留学報告⑦

  • LINEで送る

アメリカでの生活もあと一ヶ月弱となりました。来る前は長いと思っていた四ヶ月ですが、生活しているとあっという間で多くの学生から、「帰りたくない」、「まだここにいたい」と言った声をよく耳にします。自分の英語力の低さを痛感し悔しい思いをしたときや、日本が恋しくなっときなどありましたが、三ヶ月過ごし、みんながそれぞれの問題を乗り越えてきました。こちらでの生活はとても充実しており、毎日刺激があることばかりです。

221214_e_is_01.jpeg
年に2回しか開かれないないフェアに行くことができました。アメリカでは毎週のようにフリマが開催されています!

そんな中、私が特に難しいと感じたことは、二つの選択肢があるときどちらか一つに決めないといけないことです。日本人の国民性なのか、私は優柔不断になることがよくあります。アメリカでは、好きでも嫌いでもない、という意見はあまり一般的ではありません。好きか嫌いか、イエスかノーかの決断を迫られることは、意外と難しいことだと感じます。

さらに驚いたことは、スーパーなどでフルーツを買う際に、お金を払う前に味見をしてもいいということです。日本でこのようなことはあり得ないので、味見をするときにもドキドキして周りを見渡してしまいますが、アメリカは自由な国だということを改めて感じました。

221214_e_is_02.jpeg
ホストマザーがアメリカ版お好み焼きを作ってくれました!

この写真はホストマザーが作ってくれたお好み焼きです。私のホストファミリーはホームステイの受け入れが初めてで、日本についても初めて知ることばかりとのことでした。しかし会話の中で、私が日本の文化や食べ物、日本語を紹介することで、今では日本に興味を持ってもらうことができ、たくさん質問してくれたり、覚えた日本語を使って話して下さり、さらには日本食まで作っていただきました。このように自分がアメリカで影響を受けるだけでなく、自分も相手に何かを与えることができたとき、とても喜びを感じます。

221214_e_is_03.jpeg
Conversationの授業風景。brainstormingで情報を整理します。

Conversationの授業では環境問題、エコフレンドリーなど社会問題について記事を読み、学んだことを整理するためにbrainstormingを行い、写真のように紙に書き出します。その後、その場でグループプレゼンテーションを行い、ディスカッションをします。

この三ヶ月間で学んだことは、とにかく自分から行動を起こすことが大切ということです。まだまだやりたいことは尽きませんが、帰国するときに達成感を持って帰れるようにあと一ヶ月頑張ります。

12月13日(火)に9名の学生全員が留学から帰国しました。彼女たちの4ヶ月の留学生活は終わりましたが、このウェブニュースでの留学の紹介はもう少し続きます。お楽しみに!

前の記事

「海外インターンシップ」留学報告⑥

次の記事

「海外インターンシップ」留学報告⑧

  • LINEで送る