人文学部 国際英語学科 ニュース

カリフォルニア州サンディエゴに留学し、約2ヶ月が経ちアメリカでの生活にも慣れてきました。10月に入ると多くの家庭がハロウィンの飾りつけをしていました。また、ハロウィンに近づくにつれ沢山のイベントが行われていました。私も現地でサポートしてくださっている方とパンプキンパッチという場所に行きました。沢山のカボチャが売られており、カボチャを収穫している人が多くいました。

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パンプキンパッチでのハロウィンの飾りつけ風景

大学ではmidterm(中間テスト)が行われました。アメリカの大学では成績の付け方が日本とは異なります。学期の前半と後半で別々に成績がつけられ、最後に全部の成績を合わせて最終的な成績がつきます。そのため今週から成績表も新しくなり、ゼロからのスタートとなりました。

また、enrichment classという自分自身で授業を選択できるクラスも新しく変わりました。前回、私はアクセントに特化した授業を選択していましたが、今回はconversationというスピーキング力を上げる授業を選択しました。他にもmovieクラスという映画のフレーズを通して日常生活で多く使用される英語を学ぶ授業も選択することができました。
アメリカの大学の授業を受けて感じたことは、やる気のある学生にはしっかりとサポートをしてくださるということです。わからないことを質問すれば、私たちが理解できるまでしっかり教えてくださります。また、私たちは自分の英語力のレベルにあったクラスで授業を受けていますが、もっとハイレベルな授業に挑戦したい!と先生に熱意を伝えると、背中を押して下さり、クラスを変更することも可能です。

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大学での授業風景

休日は各々行きたい場所に出かけています。ホストファミリーと出かけることも多く、いろいろな場所に連れて行ってくれます。また、友達と観光地へ行くなど行動範囲も広がってきています。ホストファミリーはとても親切で、同年代の子どもとは毎日ゲームをしたり夜遅くまで話をしたりするため、日常生活の中でも英語を頻繁に使用しています。文化の違いから苦労する場面もありますが、充実した刺激的な毎日を送っています。

残り2ヶ月間、留学生活も短くなってきていますが、まだまだ沢山のことを学んでいきたいです。

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ホストファミリーがサンディエゴのサンセットを見に連れて行ってくれました

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8月9日~27日まで、国際英語学科GSEコースの1年生4名が「Global Village Field Experience Ⅰ」をベトナムで実施しました。
現地での研修の様子を2回に分けて、4名の学生がレポートします。
今回はA.F.さんとR.P.さんのレポートです。

Global Village Field Experience I is a course offered at HJU in which students learn about development, and then attend a fieldwork experience in South East Asia during the summer. In this fieldwork, they have a chance to build on what they learn in the classroom by working with students from Vietnamese and US universities, as well as a range of local community members and other partners. In this article, we hear from four HJU freshmen who have now returned from the summer fieldwork, and ask them to share some information about their experiences.
(Global Village Field Experience Ⅰ は、広島女学院大学で開講されている科目で、前期に開発について学び、夏休みに東南アジアでのフィールドワークに参加します。 このフィールドワークでは、ベトナムやアメリカからの大学生のみならず、現地のコミュニティーの人たちやさまざまな関係者と活動することで、前期の授業で学んだことを活かす機会があります。この記事では、フィールドワークに参加したGSEコースの4名の1年生に体験を語ってもらいました。)

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Students from the US, Japan and Vietnam work together to gather their ideas about what they have learned from local farmers during fieldwork

First, we hear from AF, who will talk about the time spent in Da-Nang and Hoi-An.
(まずは、ベトナム中部の海岸都市ダナンとホイアンでの体験について、A.F.さんに聞いてみましょう。)

As soon as we arrived in Vietnam, we visited Da Nang and spent the day relaxing. We enjoyed swimming in the sea, and after that, we met the American university students and moved on to Hoi An by bus. During the bus trip, we introduced ourselves to each other. At Hoi An old town, we did a scavenger hunt. In that activity, we mixed in with students from the other university and worked in teams. After we met the Vietnamese students, our activity began in earnest. During group activities, we worked together. For instance, we visited farms and asked some questions related to ABCD (Asset-Based Community Development). After the interview, we summarized, mapped, and made presentations to share what we learned with others. Of course, the local people there speak Vietnamese, so the group members of Vietnamese students helped us by translating what the local people said.
(ベトナム到着後、ダナンに移動して1日過ごしました。海で泳いだり、ホテルの周辺を観光した後、アメリカの学生と合流し、バスでホイアンに移動しました。バスでの移動中はお互いに自己紹介をして過ごしました。ホイアンの旧市街では、広島女学院大学の学生1人とアメリカの学生2人で編成された3人組のグループで"scavenger hunt"(一覧表にあるものを、お金をかけずに探して集めたり実行したりするゲーム)を行いました。ベトナムの学生と合流し、いよいよ本格的に私たちの研修が始まりました。研修中は主にグループで活動しました。そこでの活動内容は、農園に行き、ABCD(Asset-Based Community Developmentの略語で、地域資源を基盤としたコミュニティ開発の意)に関する質問をするというものでした。質問をした後は、教わったことをまとめ、マッピングをし、そして発表をしてお互いの学びを共有しました。もちろん現地の方々はベトナム語で説明をしてくださるため、それぞれのグループにいるベトナム人学生に通訳してもらっていました。)

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AF proudly shows the pot she was taught to make by a local community member

Next let's hear from RP, who will talk about the time spent in Go-Co village.
(次は、GoCo villageで過ごしたことについてR.P.さんが教えてくれました。

After Hoi-An, we moved to Go-Co and were greeted with a kind and heartfelt welcome from the community. We stayed with our host families whom we appreciated and experienced a 100% Vietnamese lifestyle. In the mornings, we have class as usual with more learning about the community and its people. Our challenge in Go-Co was to build a project for the community so to be able to gather ideas from them we had to interview the community. We made sure to use the ABCD method to learn more about the community and we became more familiar with them and their lives through speaking with them. It was our honour to learn so much not just about their lifestyle but the hidden culture and traditions within the community. After classes, which ended in the afternoon, we had a wonderful time on the beach hanging out, relaxing and swimming. Additionally, each day, we woke up early to catch the sunrise on the beach. We have never appreciated sunrises more than we did in Go-Co. On our last evening, we presented our project ideas to the community, and it was fantastic to see their opinions and reactions.
(ホイアンの次は、Go-Coという地域に移動しました。そこでは地域の方々がとても心優しく私たちを迎えてくださいました。私たちは、ホームステイを通して現地の方の生活様式を実際に体験することができました。研修中、午前中の授業では、主に地域のことや人々について学びました。Go-Coでの私たちの最終目的は、地域のことについて学んだことを組み合わせて、プロジェクトを立ち上げるというものでした。Go-Coでも同様にABCDをテーマに質問をしました。質問をしているうちに、現地の方々の生活をどんどん知っていくようになりました。現地の方の生活様式だけでなく、その奥にある文化や伝統についても学ぶことができ、本当に嬉しく思います。授業が終わり、午後からは、ホームステイ先のすぐ近くにあるビーチで歩いたり、泳いだり、リラックスしたりなど、とても素敵な時間を過ごしました。さらに、毎朝早起きをしてビーチに行き、これまでに見たことのないほど美しい日の出を見ることができました。Go-Coでの最後の夜には、地域の方々に自分のグループが考えたプロジェクトを発表し、意見やコメントをもらいました。

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RP and her teammates proudly display the results of their research with the community.

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Global Village Field Experience in 2022:PartⅡ

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大学では授業以外にも様々な体験やチャレンジの機会があります。学内外で行われるイベントやプロジェクトの案内を大学生は随時チェックし、興味のあるものに自由に応募し、参加することができます。

この夏、東広島市主催(広島経済レポート運営)による、大学生が経営者に直に会って話を聞くという、就職活動ともまた異なる形で会社を知る機会がありました。この企画で、東広島の自動車部品を製造するヒロタニの経営者に国際英語学科の2年生A.M.さんが話を聞きました。今回は、その活動の様子を振り返ってもらい、ご紹介したいと思います。

Q1 どのような活動を行いましたか?

東広島の企業に学生がインタビューに行き、企業紹介パンフレットを制作します。事前説明会や取材の仕方、記事の書き方講座があるので、やったことがなくても安心してできます。

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インタビュー中の様子

Q2 チャレンジしようと思ったきっかけは?

先生からの紹介がきっかけで始めました。この企画のチラシを見て、企業にインタビューをすると書いてあり、簡単に経験できることでは無いと感じ、参加を決めました。

Q3 やりがいや面白さを感じたことは?

企業にインタビューし、記事にするという普段できないことが出来るので、そこが面白いと思います。また、他大学の学生と一緒に活動する点も楽しいです。自分が聞きたいことが聞け、記事にできる、そしてレポートを書き終わった後の達成感にやりがいを感じました。

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会社見学も行いました。会社の製品展示スペースにて。

Q4 印象に残った経営者のお話を教えてください

「なぜ」を4回掘り下げることです。完璧な製品を作るためには、妥協をせず、常に「なぜ」を繰り返し、性能が維持できているか確認するそうです。製品を作る上でこんなにも確認が大変だということを知らなかったのですが、部品を作る上で生じた「なぜ」を繰り返すことで完璧な部品を作っていることに凄さを感じました。
また、ヒロタニさんの理念でもある「明るく楽しく、そして挑戦」も強く印象に残っています。従業員全員が話し合いに参加するからこそ、色々なことに挑戦でき、社員も楽しいと感じることが出来るそうです。実際に働いている方も楽しいと仰っていたので、楽しみながら働ける会社はとても素敵だと思いました。

Q5 活動を通して自分が成長したと感じたところは?

大学生になって伸びた積極性も更に伸びたと思いますが、聞いたことから直ぐに質問を考えて聞くという場面があるので、頭の回転、そして頭の中で聞いたことをまとめる力がつき、成長したと思います。

Q6 今後の目標や夢を教えてください

大学卒業までに、英検準一級取得、そしてTOEIC700点以上を目標に勉強を頑張っています。将来の夢は明確には決まっていませんが、ずっと英語を勉強しているので、英語を使う職業に就きたいと思っています。

Q7 高校生へのメッセージをお願いします

やろうかどうか迷うことがあると思いますが、私は、迷ったらやることが大切だと思います。大学生になったら高校生ではあまり出来ないことが経験できる機会があります。その時に時間をかけて迷うよりも、やりたいという気持ちが少しでもあったら、その気持ちを優先することが大切だと思います。そこで学ぶことは必ずあります。

最後に、これだけは伝えたいということを話してもらいました。

大学では高校で学べなかった専門的なこともたくさん学べるので、とても楽しく、知識がとても増えます。今回の学生インタビュアーとしての活動は、最初から最後までとても楽しかったです。慣れないことで最初は不安でしたが、色々な方のサポートもあり、やって良かったと思っています。慣れないことでもやってみると意外と楽しいと思えることもあります。一度機会を逃すと二度とできないこともあるので、ぜひ色々なことに挑戦してみてください。

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一緒にインタビューを行った学生と、ご協力いただいたヒロタニの皆様と記念の集合写真


大学生になると、皆がそれぞれ自分の興味のあることを見出していきます。そして、授業や大学内外の活動でその興味を深め、様々なチャレンジをして成長していくことができます。新しいことへの不安や失敗を怖がらずに、各学生がA.M.さんのように自分のペースで様々なことに取り組み、成長していってほしいと思います。

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