人文学部 国際英語学科 ニュース

海外研修アーカイブ

2017年8月18日~9月21日、イギリスのマンチェスターで国際教養学科の「海外英語教育インターンシップ」が実施されました。(※2018年度開設される国際英語学科「海外研修Ⅱ」に引き継がれます。)

3年生の田中さん、2年生の中原さんが参加し、1か月に渡りホームステイをしながら語学学校で英語を学び、現地の小・中学生に英語で日本語・日本文化を教える経験をしました。

このフィールドワークは引率なしで、航空券や保険の手配もすべて学生が行います。人に頼らず自分でカスタマイズすることで、経験をより深く自分のチカラにすることができる研修です。

今年の研修の様子を「ホームステイ先での生活」「語学学校」「エクスカーション」「学校でのインターンシップ」の4回に分けてレポートします!

ホームステイ先での生活

私のステイ先は移民の家庭で、おばあさん、その息子さん家族が住んでいました。3人の子供たちもいて、毎日が明るい家庭でした。

マンチェスター市内から北に、バス1本で30分のところで、バス停も家の前にあり、とても便利でした。他の国の学生さんも滞在しており、一緒に英会話を楽しむことができました。夕食の時間には、ホストマザーのおいしい食事をいただきながら、一日の出来事を報告し会話を楽しみました。

ホームステイ(田中) ①.jpg

毎週日曜日には、親戚が集まり、パーティーを開いていました。時には誕生日パーティーもありました。その時はたくさんの子供たちが来るので、日本のお土産を渡すととても喜んでくれました。

ホームステイ(田中)②.jpg

約4週間の滞在が終わり、いよいよお別れのとき、おばあさん、子ども達から一段とあついハグをしてもらいました。最後の最後まで見送ってくれ、とても嬉しかったです!

田中

私のステイ先はマンチェスターの南に位置しており、バスで45分程掛かる所にありました。日本で言うアパートように連なった家で、2階建でレンガ風の可愛らしい家でした。ホストファミリーはお母さんと成人の息子さん、そして黒猫が1匹いました。

ホームステイ(中原).jpeg
ステイ先近くの風景

ホストファミリーと会話をする機会は、残念ながらあまりなかったのですが、お出かけも含めて行動は基本自由だったので、近くの公園やバス停に行き、様々な人に声を掛けて会話を楽しみました。リスに遭遇することもありましたよ。

リス.jpeg

街で出会った人々は国や年齢によって話し方やイントネーションなどまちまちで、その違いに気づくことができ、有意義な経験ができたと感じています。

中原

次回は、語学学校での授業や放課後のマンチェスター散策の様子について紹介します。

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研修レポート②~語学学校~

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8月16日から29日まで、国際教養学科GSEメジャーの「Global Village Field Experience」がベトナムで実施されました。14日間で、5つの都市・地域を訪れました。
現地での研修の様子を、地域ごとに5回に分けてGSEメジャー1年生 折本さんがレポートします。

13日目~14日目 ホーチミン

28日。朝、ダナン空港を出発し、ホーチミンに移りました。その日は、戦争の博物館に行くチームと美術館に行くチームに分かれて行動しました。私は美術館に行くチームに入りました。ところが美術館が閉館日だったため、予定を変更して、ホーチミン市の博物館に行きました。ベトナムに住む動物の生態系についての展示や、地理学的なベトナムの特徴、そして紀元前からのベトナムの歴史をたどる展示など、展示の内容は多岐にわたり、ベトナムについて幅広く知ることが出来ました。夜は夕飯を食べながら、それぞれのチームが行った博物館での気づきや感想を共有しました。

最終日の29日。HCMC国際大学の学生とチームを組んでスカベンジャーハントをしました。ホーチミンは、高くて新しいビルが立ち並ぶ大都市でした。

ホーチミン 真新しい高層ビル-r.jpg

本通りにありそうなお洒落なカフェでお昼ごはんを食べたり、有名なホーチミン氏の像を見たり、Ben Thanhという大きな市場でお土産を購入しました。

ホーチミン氏の像-r.jpg

途中でジュースを買うために立ち寄ったファミリーマートでは、コアラのマーチなど日本でもお馴染みのお菓子が売られていました。

ベトナム最後の夜は、フィールドワークの時に同じグループで行動を共にしていたベトナムの学生が何人か集まってくれて、ささやかなフェアウェルパーティーをしました。

HCMC国際大学の学生たちと-r.jpg

その後、深夜の飛行機に乗り、翌30日の昼に無事広島へ戻りました。

今回のフィールドワークを通して、私たちは実際に自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の手で触れ、知見を広げることが出来ました。また色々と鍛えられ、そして大切な仲間を作ることが出来ました。日本を出て初めて気づいたことも多く、ベトナムでの14日間で得たことを、これからの学びに繋げていきたいと思います。

GSEメジャー1年生 折本鞠香

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④チャム島

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8月16日から29日まで、国際教養学科GSEメジャーの「Global Village Field Experience」がベトナムで実施されました。14日間で、5つの都市・地域を訪れました。
現地での研修の様子を、地域ごとに5回に分けてGSEメジャー1年生 折本さんがレポートします。

10日目~12日目 チャム島

25日。海の環境保全に力を入れているTrinさんによるチャム島についての授業を受けたのち、ホイアンから高速船でチャム島へ移動しました。

25日 集合写真 チャム島行きの船着き場にて-r.jpg

チャム島への高速船-r.jpg

チャム島に到着後、1時間ほどグループで自由に島を探索しました。私たちのグループはビーチに行きました。薄曇りだったので真っ青な、とはいきませんでしたが、波の音を聞きながらどこまでも続く紺碧の水平線を眺めていると、心が洗われるような気になりました。

25日 チャム島の海-r.jpg

夕食後、Trinさんの案内で夜の島を散策しました。山に登って灯りを消すと、雲の切れ間から夏の大三角を見ることが出来ました。住宅街を通り抜けた際、どの家も窓やドアを開け放していることに気づきました。そのことについて地元の方は、お互いをよく知っているので、窓やドアを閉める必要がないんだとおっしゃっていました。地域の人の強い絆を感じました。

26日。朝から土砂降りでしたが、晴れ間をみてグループで地域の方にインタビューをしました。

26日 雨宿り中-r.jpg

私たちのグループは、海辺で自宅を利用して宿泊業を営む老夫婦にお話を伺いました。ご夫婦は私たちのためにその場でココナッツを割り、ジュースをふるまってくださり、島に住む人々の温かい心に触れました。夜はグループごとに昼間の活動についてプレゼンをしたのち、翌日の最終プレゼンに向けてワークショップを行いました。

27日。この日も朝から大雨だったため、予定を変更して朝のうちにホイアンに戻りました。その後、各グループに最終プレゼンのテーマが発表されました。私たちのグループのテーマはClean Waterでした。私たちはもう一度U-CAFÉを訪れ、ろ過装置について前回よりもう少し詳しくお話を聞きました。臼田さんは、川が汚染される原因についても教えてくださいました。この地域は昔、ごみの収集が週に一回しかありませんでした。そのため毎日出る生ゴミなどをビニール袋に入れて川に投げ捨てる習慣が根付いていたそうです。現在ゴミの収集は週に2回だそうですが、ごみを処理する施設のキャパシティが不十分なためこれ以上収集の頻度を増やすことは出来ないそうです。また、特に年配の方は今まで続けてきた生活様式を変えることが難しいため、収集の頻度が今より増えたとしても、ゴミを川に捨てるであろうとおっしゃいました。そこで臼田さんは現在、ゴミを適切に処理することの大切さを教える子供向けの教材を作ることで、次の世代の意識を変えようとしていることも合わせて教えてくださいました。

私たちは、そのお話とこれまで私たちが見聞きしてきたことを踏まえ、地域にある活かせそうなものや地元の人が継続して出来そうなことを考え、模造紙に意見をまとめました。

P1040768-r.jpg

最終プレゼンは昼食を食べるレストランで行われました。どのグループも、今までの経験や得た知識をもとに、グループそれぞれの個性が光るプレゼンとなりました。

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昼食の後、閉会式とプログラムの修了証の授与式があり、9日間にわたるプログラムが終了しました。

閉会式後 集合写真-r.jpg

その日の夕方、NGOが経営する児童館を訪れ、寄付で募った絵本と文房具をプレゼントしたのち、日本から持参した折り紙で子供たちと遊んだり、一緒にダンスを踊ったりして交流を深めました。

NGO児童館ーr.jpg

9日間グループ活動で共に過ごしたベトナムの学生の方たちと、仲間として共有してきたことは貴重なものとなりました。

修了証 グループ写真-r.jpg

GSEメジャー1年生 折本鞠香

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旅はいよいよ終わりに近づいています。翌日はホーチミンに向かいます。

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③ホイアン

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⑤ホーチミン

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