生活デザイン学科はたくさんの実習がありますが、ただ作るだけではなく、作ったものをプレゼンテーションし、担当教員から質問や評価をその場でされることがあります。今回は建築士課程の2つの授業の講評会の様子を紹介します。
「住居・建築設計実習Ⅱ(2年前期)」第2課題講評会
今回の課題は「風景をながめるフォリー」です。
フォリーとは、特定の用途をもたない建物のことで、現在では、公園などに設けられた休憩用の建物を指します。今回の課題では、本川(旧太田川)沿いを敷地として設定し、主に動線と眺望について考える力を身につけました。
発表の様子
講評会では、自身が設計した建物から見える風景や、コンセプトについて発表しました。
今回の課題は第一課題よりも敷地が大きいため、模型の製作や運搬が大変だったとの声もありました。
「住居・建築設計実習Ⅱ」の最終課題は「森の家・湖の家」です。こちらの課題はオープンセミナーで毎年行っている課題と同じ敷地で設計します。高校生の時にオープンセミナーを受講している人にとっては少し懐かしさがあるかもしれません。
次回の課題でも素敵な作品を仕上げていきましょう。
「住居・建築設計実習Ⅳ(3年前期)」第1課題講評会
第1課題の設計内容は、「教会」です。
祈りを捧げるために相応しい場所を考え、学生それぞれが敷地を選定します。今回設計する教会では、礼拝堂へと導くシークエンスや、周辺環境との関係性をどのように考えるかがポイントになります。
授業担当の窪田勝文先生、細田みぎわ先生より講評をいただきます。
<学生作品>
この作品は、自然の音を聞きながら祈ることができる教会です。
教会の内部で周囲の音が良く聞こえるよう、一層一層の間に隙間を設けています。
こちらは水面や滝をイメージした作品です。
「静けさ」と「落ち着き」をテーマに設計されています。
次の課題である第2課題では、公園や小学校、商業施設等に囲まれた袋町周辺の敷地に「メディアセンター」を設計します。必要諸室が多く求められますので、頭を切り替えていきましょう。
プレゼンテーションは緊張すると思いますが、何度も体験する中で、自分の意見をしっかり言えるようになったり、見せ方の工夫が分かってきたりします。つまり、自分自身で成長していることを実感しやすい体験です。そして、発信したものを先生方がしっかり受け止め、よりよくなるようにアドバイスするのが講評です。
少人数で、繰り返し行うことで少しずつ自信も培われますよ!
学生が授業で作成した図面や模型はオープンキャンパスで好評展示中です!今後のオープンキャンパスは7月30日、8月20日開催です。
一足先に模型製作を体験できるオープンセミナーの受講申し込みも受け付け中です!ぜひアクセスください。
学科の授業や活動の様子は、学科公式インスタグラム、学科公式ツイッターで配信しています。ぜひフォローをお願いします。
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建築士課程から嬉しいお知らせです!
インテリアデザイン系の企業・大学が参加して行われる毎年恒例の学生コンペ「DESIGN LEAGUE 2022」において、生活デザイン学科で建築士課程を学んでいる石塚愛美さんが、施設部門優秀賞を受賞しました。
作品名『時代を映す美術館』
このコンペは、建築・インテリア系の授業課題を提出して競うコンペです。
石塚さんの作品は、3年生後期の「住居・建築設計実習Ⅴ」で作成した美術館の課題で、外壁や内壁に反射する素材を使用し、周囲の風景のみならず、美術作品や訪れた人の動きまで映している作品です。
今後も学内外問わず様々な場面での活躍を楽しみにしています!
こちらの作品はオープンキャンパスでも展示しています。ぜひ実物を見に来てください!
夏のオープンキャンパスは7月16日、7月30日、8月20日に開催を予定しています。
事前登録制となっていますが、当日参加も歓迎です。
また、生活デザイン学科の建築士課程は、一級建築士受験資格を取るための条件「実務経験」が最短2年のカリキュラムとなっています。
また、インテリアコーディネーターをめざす人には有利な資格、二級建築士受験資格は実務経験は不要です。
国家資格取得に向けて、学科のバックアップは万全です。
詳しくは建築士課程特設HPをご覧ください。
生活デザイン学会とは、生活デザイン学科の学生と教職員で組織する学術組織です。ここ数年はコロナ禍のため活動が縮小されていましたが、今年は少しずつその活動の場を広げています。
(新1年生の役員を迎えて全体会で記念写真。部員はまだまだいますよ!)
6月28日(水)には2023年度「生活デザイン学会総会」を開催しました。昨年度の活動の振り返り、今年度の活動計画を学会員で検討する会です。
総会パートでは総会・講演会運営部と執行部が主に運営しました。
(学会役員はスーツで参加しています)
チャレンジ活動最終報告会ではチャレンジ活動支援運営部が進行を務めました。
3年生の各ゼミで行った活動のプレゼンテーションに、出席した1・2年生からは「ゼミでできることが分かった」「ゼミ選びの参考になった」と感想が届きました。
(各ゼミ活動の発表の様子)
実習授業の課題作品を中心に課外活動の様子や学外コンペの結果なども掲載されています。
(インテリアデザイン論)
(アパレルコーディネート演習)
(住居・建築設計実習Ⅱ)
(画像デザイン演習)
(安芸太田町での課外活動)
(2022年度学会活動 写真コンペと秋季講演会)
この冊子は学会員限定の配布ですが、オープンキャンパスでは参考資料として閲覧可能です。
(表紙は学会誌編集部役員がデザインしたものが学会内コンペで選ばれました)
実習授業が豊富な生活デザイン学科ならではの冊子となっていますので、ぜひ手に取ってみてください。
次回オープンキャンパスは7月16日(日)です。事前予約受付中です!
また、実習の授業の様子を中心には学科公式インスタグラム、学科公式ツイッターで配信しています。ぜひフォローをお願いします。