人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

地域デザイン領域アーカイブ

桜咲く3月20日、広島女学院大学では春のオープンキャンパスを開催しました。生活デザイン学科では学科紹介、2022年度総合型選抜入試(オープンセミナー入試、自己アピール入試)の説明のほか、学生作品や地域連携事業の成果物、授業で使う資料など展示物盛りだくさんで皆さんをお迎えしました。

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外出がなかなか難しい現状で、足を運べなかった方もおられると思うので、こちらでも紹介をしたいと思います。

「生活プロデュース領域」の展示は、国家資格でもある教員免許取得に向けてのプロセスや学科での取り組みが分かるパネル、学生が考えた指導案の展示をしました。

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「ファッションデザイン領域」の展示では、実習授業で作成した課題作品やファッションショーの衣装を展示しました。真ん中から右の3作品は、当日担当してくれた学生が作成したブラウス、タイトスカート、ワンピース、ジャケットです。また、ファッションショーの衣装はこちらからも見ることができます。

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「インテリア・住居・建築領域」の展示作品は1年生の実習課題から卒業設計まで学びの軌跡が分かるものとなっています。インテリア空間をデザインしたものや住居の模型、公共の建物の模型など様々です。

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「地域デザイン領域」ではグローバルフィールドワーク、グローカルフィールドワークの報告パネルや授業で使用する実物資料などが展示されていました。参加した学生の様子がよく分かる資料がたくさんあります。

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地域連携事業での成果物も多様に展示されています。2021年度も色々な産学連携事業が企画されているので、少しずつこちらの展示物も変化していきます。

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教員の説明ばかりではなく、当日担当した学生に取り組んだ時の思いや得た力などを紹介してもらいました。デザインの課題や取り組みを通して、「伝える力」を育んでいく様子が伝わるでしょうか?

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このように、生活デザイン学科のオープンキャンパスでは、在学生の作品展示も多く、また、在学生と話すチャンスもあるので、リアルな学科の学び、そして大学生活についての情報を得ることができます!

また、学科をもっとよく知りたい人は、8月に行われるオープンセミナーがありますので、ぜひ受講ください。実際の授業に近い形で行っており、在学生との交流があるものもあります。

次は夏のオープンキャンパスですね!6月20日、7月4、18日、8月1、22日の5回を予定しています。皆さんのお越しをお待ちしています!

※2022年度入試については、順次お知らせするので、大学HPをぜひご覧ください。

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地域デザイン領域

在学生による授業紹介のメッセージが届きました。

本学ではライフキャリア科目というどの学部学科に所属していても学ぶ、本学での学びの土台となる科目がいくつかあります。生活デザイン学科の教員が担当するライフキャリア科目にはどのようなものがあるのでしょうか。


こんにちは、生活デザイン学科1年、K.Tです。学会誌編集部に所属しています。

1年生の前期に受けられる授業に「女性史」があります。これは女性がどのように暮らしてきたのかを知ることができる授業です。2020年度は新型コロナウィルスの関係で、オンラインで受講しました。例年とは違うところもあるかもしれませんが、ここではその授業を振り返って、具体的に何をしたか紹介していきます!

この授業では江戸時代のことを取り扱うことが多かったです。第3回では、江戸時代の様々なすごろくを知ることができました。

その中の一つに、女性の職業を題材にし、マス目の中に職業が書かれているすごろくもありました。子もり、けいせい、髪ゆいなど様々で、このような職業もあったのだと驚きました。そして、さいころのプリントを印刷してさいころを作成し、自分で遊んでみました。

下の画像がすごろくとさいころの画像です。上の楽隠居に到達したら上がりというルールで、普段のすごろくとは違うので楽しく遊べました。

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<江戸時代の女性の職業すごろく>

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<すごろくで使用した手作りサイコロ>

また、江戸時代についてだけでなく「アルプスの少女ハイジ」を扱い、その作者にも目を向け、その生い立ちや考え方にも触れました。他にも世界的ブランドを立ち上げたシャネルなどの女性についても考える機会があり、新たな発見があります。女性として、また人としてのすごさや、あまり深く知らないようなすごい功績を新しく学べたと思います。

このように現在ある様々な文化を深掘りして考えることができ、女性の生き方や当時の価値観に触れることができる授業でした!


ただ講義を聴くだけでなく、江戸時代の双六を実際にやってみるというのはユニークな内容ですね。また、過去から現代まで、時にはアニメにも目を向けて、いろいろな女性の生き方を知ることで多様な視点を獲得できたようです。

このように、ライフキャリア科目はこれからの自分の生き方を考えるいい機会にもなっていると学生たちに人気です。専門だけでなく、一生涯の視野を広げる学びを一緒にしていきましょう。


本学のライフキャリア教育についてはこちらをご覧ください。

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学生による授業紹介記事が届きました。

生活デザイン学科では個人で作品を作る実習系の授業だけでなく、グループワークを通して学ぶ演習系授業もたくさんあります。その中でも1年生ですぐに受講できる授業の紹介です。

こんにちは、生活デザイン学科2年、N.Mです。学会誌編集部に所属しています。

私のおすすめの授業は「地域デザイン入門(1年前期)」です。
この授業は「社会」、「文化」、「自然」、「コミュニティー」の4つの視点から地域と生活について学ぶ授業です。

地域デザインは、他の分野のデザインに比べ、どのようなことをするのかイメージがしづらい人も多いと思います。この授業では、地域の文化や環境を知り、どのように活かしていけるかを考えることで、地域デザインを学ぶことができます。

個人的には、グループワークの多い授業だったことが印象的でした。一昨年は、住んでいる区でグループ分けをして、それぞれ自分の区の良い点・悪い点を挙げてグループごとに表を作り、発表しあいました。地域ごとにまとめることで、私たちがどのような環境を住みやすいと考えるのか、逆に問題点はどんなところなのかと考えることが出来ました。

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<KJ法とは、どんなアクティブラーニング方法なのでしょうか?

まずは自分の意見や考えたことを付せんに書き込んでいきます>

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<次にグループ皆で話し合いながら、内容を確認していきます>

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<同じような意見をまとめ、グールプの考えを集約していきます>

地域の特徴を知り、有用性を考えることも勿論ですが、グループワークで話し合うことで協力して意見を膨らませていく力も身に付けられる授業だと思います。また、地域デザインを専門に学びたいと思っている人以外でも、地域づくりの面白さに触れられると思いますので、おすすめです。

N.Mさん、ありがとうございました。グループワークを通して、自分の意見を伝える力だけでなく、他の人の意見も聞き、協働していく力が身についたようです。大学の学びは個人の能力を伸ばすだけでなく、社会に出たときに必要な、グループディスカッションをデザインするのに役立つ力を育成する機会でもあります。興味がある人はぜひ受講してみてください。

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