人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

管理栄養学会総会・秋季講演会を11月22日(水)に開催しました。

管理栄養学会は栄養科学に関する学術的研究を行うことを目的に、研究発表会や講演会などの事業を行います。会員は管理栄養学科の学生、人間生活学研究科専攻生、および教職員です。

この度の秋季講演会は、「時間栄養学から食育を科学する」と題して、東北女子大学家政学部健康栄養学科の加藤秀夫先生にご講演をいただきました。

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加藤先生のご専門である時間栄養学とは、どのような食事(栄養素)をいつ摂るかを考慮した栄養学です。本講演では、ホルモンの日内リズムは摂食サイクルが関わること、食品の組み合わせによって栄養素の吸収に違いがあるなど、時間栄養学を中心に、実践に繋がる栄養学について、詳しく学びました。また、講演中の実験やクイズを通して理解を深めることができ、効果的な栄養指導の実施方法についても教えて頂きました。

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この度の秋季講演会では、管理栄養士が予防医学に今後どのように携わるかを改めて考える貴重な時間となりました。

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市川ゼミでは、「夜遅い食事は歯周病のリスクをあげるか」というテーマで、食事の質と摂取時刻が歯肉の炎症に与える影響について研究しています。学内の学生から被験者を募り、20代女性が平均的に摂取している食事(高脂肪食・低食物繊維食)と、日本人が健康のために摂取すべき栄養量を満たしたバランスのよい食事の2 種類を、1 日3 回規則正しく食べる場合と夕食を夜遅く食べる場合の4 つの組み合わせで比較しました。

こちらは試験食を調理している様子です。

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朝食や夜遅い時間の食事は自宅で食べてもらうので、持ち帰りできるよう料理を真空パックして、冷蔵または冷凍保存をして提供しました。

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左側はバランスのよい食事で、右側が高脂肪・低食物繊維食です。どこが違うかわかりますか?

バランスのよい食事は主食を玄米ご飯とし、野菜が1 日350g 以上、食物繊維は20g 以上とれるように考えました。高脂肪・低食物繊維食では主食を白ご飯やパンにして、野菜料理が1 品少なく、油を多く使う料理を組み合わせました。
試験食の栄養条件に合わせて献立を考えるのはとても大変でしたが、毎日、被験者の食事を準備するのも試行錯誤の連続でした。

さらに・・・
8 月のオープンキャンパスでは、500 円で健康なランチを選んでもらうチャレンジ体験を行いました。
参加者の皆さんが選んだ料理の栄養計算をして食事のバランスをチェックしたり、買い物や普段の食生活で気にかけてほしいことなどについてお話しました。
高校生だけでなく、一緒に来られた保護者の皆様にも楽しんでいただけて私たちもやりがいを感じました。

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現在は12 月の卒論発表に向けて、研究データをまとめて卒業論文を作成しているところです。
少人数で大変な面もありますが、みんなで協力して毎日過ごしています。

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管理栄養学科、カゴメ(株)、安芸太田町は産学官連携の一環として安芸太田町の産物であるシシ肉メニューを考案しました。

10月28・29日に開催されたフードフェスティバスに向けてメニュー開発に取り組みました。今年度のプロジェクトチームは管理栄養学科1~3年の18名。3グループに分かれて、試作を繰り返し、メニュー開発を行いました。

プロジェクトチームの挑戦を紹介します。

7/28 安芸太田町の食材及びカゴメ(株)の商品の説明会を開催

【カゴメ(株)や安芸太田町の職員の皆さんの説明を聞く様子】

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8/28 学生3グループによるメニュー考案・試作 学内中間報告会

【各班の試作品を試食して講評する様子】

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9/15 各グループのメニュー試食会・プレゼンテーション

カゴメ(株)中四国支店1階キッチンで試食会を行いました。各グループが2品、開発したメニューを調理しました。その後メニューを紹介するプレゼンを行い、試食後に関係者の皆様から講評をいただきました。各グループがフードフェスティバルに提供するだけではなく、安芸太田町において、地元での提供を期待する提案をしました。

【調理・プレゼン・試食の様子】

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Aグループ:食を通して安芸太田町と繋がろう

料理名:シシ肉洋風ちまき、シシ肉のバジじゃが

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Bグループ:安芸太田町自慢を ミラクル美味しく、楽しく!

料理名:ミラクルボール、シシジャオロース

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Cグループ:そうだ!シシ肉を食べに行こう!~自然を おいしく 楽しく~

料理名: シシトマまん、T・Bバーガー

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フードフェスティバル、カゴメブースでの提供メニューは、Bグループ「ミラクルボール」に決定しました!

10/6 大学で最終メニュー試食会実施

【カゴメ(株)や安芸太田町の職員の皆さんに最終説明をする様子、試食の様子】

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10/25 フードフェスティバル提供準備 

フードフェスティバルでの提供食数は300食です。肉団子を900個を一つずつ丸めて作りました。急速冷凍して準備完了です。

【調理の様子】

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10/28・29 ひろしまフードフェスティバル「ミラクルボール」販売

いよいよ当日を迎えました。10/28・29 ひろしまフードフェスティバル カゴメブースにて「ミラクルボール」を販売しました。

3個で200円!レシピ付きのチラシも配布しました。あいにくの雨でしたが、たくさんの方が来場してくださいました。

【会場の様子】

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【ミラクルボールと配布チラシ】

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最後に各グループの代表学生のコメントを紹介します。

Bグループ代表学生のコメント

私達は、このプロジェクトを通して1つのことをやり遂げる大変さを学びました。まずフードフェスティバルに出展したいメニューを考案することが大変でした。どうしたら、シシ肉をほどよい噛みごたえのある食感になるのか調理方法を工夫したり、カゴメ株式会社の商品を生かしながら料理を思案しました。最初は曖昧だったアイデアも、何度も試作を重ね具体的な形になっていくうちに考えることが楽しくなっていきました。また試作を通して指示をとる人・アイデアを出す人のなど個々の行動の重要性を知ることができました。カゴメキッチンでの調理は、人前で調理するという機会は滅多にないことであり貴重な体験をさせていただきました。最初は緊張していましたが、安芸太田町・カゴメ株式会社の方々と和気あいあいと話をしながらリラックスした雰囲気で調理することができました。

Bグループ代表 川崎夏美

Aグループ代表学生のコメント

Aグループでは「食を通して安芸太田町と繋がろう」というテーマでメニュー考案を行いました。プロジェクト開始早々は、普段縦とのつながりがないということもあって、グループ全員が遠慮をしながらの活動でした。しかし、協議を重ねるごとに少しずつ、自分の意見を言い合える関係となり、カゴメキッチンでの試食会ではAグループ全員の力を十分に発揮するとともに、楽しみながら活動に取り組むことができました。残念ながら、私たちの考案した「シシ肉洋風ちまき」と「バジじゃが」をフードフェスティバルで提供するまでには至りませんでした。しかし、素材を活かしたメニューを考案することの重要性や、喫食者の気持ちを思ってメニューを考案することの大切さなど、普段の授業では学ぶことができないことに気付くことができました。また、今回のプロジェクトは、考案したメニューを通して安芸太田町との繋がりを築くだけではなく、私たち自身も、グループ全員の繋がりや、カゴメ様や安芸太田町の方々との繋がりなど多くの繋がりを築くきっかけとなりました。これからは、私たちが様々な経験を重ねることができることに感謝して、多くのことに前向きに挑戦していきたいと思います。

Aグループ代表 植田智美

Cグループ代表学生のコメント

フードフェスティバルでの提供に向け、1食分で安芸太田町のシシ肉の魅力をどれだけ伝えられるか、どうやって伝えようかとても悩みました。安芸太田町について調べるところから始め、グループのメンバーで協議を重ねた結果、「フードフェスティバルでのシシ肉の提供が安芸太田町の地域活性につながって欲しい」という思いが高まり、メニューを考案しました。その中で、何度も試作を行いましたが、カゴメ株式会社から商品を提供していただいたおかげで、妥協することなくメニュー考案を進めることができました。試食会当日も、カゴメ様の素敵なキッチンで調理ができ、いつもと違う雰囲気の中、皆様との会話を楽しみながら調理することができました。残念ながら、Cグループのメニューは選ばれませんでしたが、安芸太田町の魅力を伝えるメニューになったと思っています。また、私たちも安芸太田町のことを知るよい機会となりました。今回、このプロジェクトを行えたことは、3年生にとって大きな経験となりました。また、初めて学外で活動をする1,2年生にとっても大きな自身になったことだと思います。安芸太田町、カゴメと繋がるだけでとどまらず、私たち管理栄養学科の他学年の学生がつながる機会でもあったため、両者がよい刺激を受けました。本当に思い出深い挑戦となりました。

Cグループ代表 中下涼

プロジェクトを振り返って

管理栄養学科、カゴメ(株)、安芸太田町の産学官連携協定は今年で3年目を迎えます。毎年プロジェクトチームを立ち上げて、取り組んでいます。2015年度には、地元の大自然体験会に参加。子どもたちに向けて「トマたま豚丼」の提供を行いました。2016年度に開発したメニューは、安芸太田町学校給食に採用されました。

プロジェクトの良さは、大学で学んでいることを、実社会で活かすことができる点です。また、一人ではなかなか出てこないアイデアや視点も、学生、企業、地域が連携すると新しい発見が生まれます。

今後も新たな挑戦を続けます!

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