人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

11月4日(土)に、管理栄養学科3年生が、腎臓病の患者さんと交流を行いました。

この交流会は、以前は料理教室として開催されていましたが、コロナ禍で数年間中止となっていました。今年は交流会という新しい形で実現することができました。

始めに、学生が調理した腎臓病食の発表を行いました。腎臓病食の調理を行っての気づきや、実際に食べての気づきが多く発表されました。学生の気づきに対して、先生・患者さんからご意見やアドバイスをいただき、更に学びを深めることができました。

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(発表の様子)

交流会の後半では、患者さん1人に対して学生5~8名が1グループとなり、お話を聞いたり、日々の生活や管理栄養士に求めること等について質問をさせていただきました。多くのことをお話いただき、学生にとって貴重な体験となりました。

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会は終始和やかな様子で、学生からは「患者さんが、どうやったら制限の中でおいしくなるか、また、時短や楽をできるかをご自身で研究され、皆さん自分なりのやり方があって、工夫されていてすごいなと思いました。」「すべては工夫次第であるため、働く上で対象者に寄り添うことはもちろんのこと、全力でその人に向き合っていくことが大切だと学びました。」といった感想が寄せられました。

最後に、小田内科クリニック 管理栄養士の髙橋輝美子先生より、まとめの言葉をいただきました。臨床現場で患者さんに寄り添い働いておられる先生のお話、そして患者さんとの交流を経て、学生の理解も深まり、多くの気づきを得ることができたようです。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

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3年生は、間もなく来年春の病院実習に向けた準備が始まります。今回の気づきを忘れず、患者さんに寄り添った栄養・食事管理のできる管理栄養士をめざしましょう。

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給食経営管理実習

 管理栄養学科3年生は給食経営管理実習で特定給食施設を想定した大量調理を実施します。後期は事業所弁当給食から開始です。
 事業所での弁当給食を想定し、対象者に合わせてテーマを決定して実習を行い、前期の実習を活かして、グループで準備を重ね、食事を提供しました。

Aクラス:10月4日(水)テーマ「やってきました!食欲の秋!~カルシウム摂取で骨の老化を予防しよう~」30~40代女性対象

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【本日のメニュー】

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【野菜洗浄の様子】

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【野菜切裁】

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【真空調理】

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【栄養指導の様子】

Bクラス:10月11日(水)テーマ「おいしく健康に 秋をたのしもう!」40~50代男性対象

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【本日のメニュー】

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【切裁の様子】

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【手作りれんこんの肉詰め】

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【弁当箱に盛り付け】

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【盛り付け】

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【栄養指導の様子】

 弁当は品数が多く、盛り付けに時間を要しましたが、喫食してくださいました皆様にとても好評でした。
 今回は1年生にも喫食してもらい、栄養教育の実践も紹介することができました。

 次回は病院給食に挑戦します。

次の記事

後期 給食経営管理実習②(病院給食)

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①サイズ変更.jpg 9月28日(木)の12時半から、管理栄養学科の溝口嘉範先生より「私と食品衛生」と題してのお話がありました。溝口先生は昨年度まで、岡山県の保健所で活躍されていた、食品衛生学や公衆衛生学分野の専門家です。この日は、この専門分野に進まれた経緯などを含め、ご自身の経験に基づいた学生へのメッセージをお話くださることになりました。

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 お話では、子どもの頃から大学への入学、そして食品衛生監視員としての仕事をされていた期間での、ご自身のモチベーションの推移についても語られました。年齢とともに興味の対象が変わったり、取り巻く環境が変わったりする中で、モチベーションは一律に維持されてきたわけではなく、結構変動があったそうです。資格を所持されていたことで責任ある仕事を任され、多少の変動があっても、モチベーションが高水準に保たれていたとのお話を聴き、筆者(佐藤)も資格を持つことによる自信の力の大きさについて、再認識させていただいた次第です。本学では様々な資格が取得できます。学生さんたちも、気持ちが新たになったのではないでしょうか。

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 お話の最後に、若い学生さんたちに、メッセージが贈られました。モチベーションが下がっているときは実はチャンスであり、チャレンジの時であること。資格を取ると周囲から認められること。知り合いが多いと、自分の能力以上のことができること。大学時代の友だちは一生の財産であり大切にすること。

 私たちには、目先のことにとらわれて、一喜一憂してしまうこともよくあると思います。この日のお話では、溝口先生ご自身の、これまでのモチベーション変動を図にして見せていただくことにより、下った後には、明るい上り坂があることを、現実のこととして捉えることができました。下がっている時はチャンスであり、チャレンジの時でもあるのですね。

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 溝口先生、これからもよろしくお願いいたします。皆でチャレンジの日々を送ってゆきましょう。

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