人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

8月27日(日)に管理栄養学科妻木陽子教授の主催による、食物アレルギーを持つ子どもとその保護者を対象としたデイキャンプを本学で開催しました。

今年で14年目を迎える「食物アレルギーっ子のDAYキャンプ」。リピーター参加もあり、交流の輪が広がっています。
食物アレルギーは、食事制限など日常生活のなかで管理が必要な疾患です。小児での発症が多いため、患者だけでなく保護者のフォローや周囲の理解が求められます。
このデイキャンプの目的は、食物アレルギーに関する知識や情報提供を行うことと、参加者同士の交流の場を設けることです。

プログラムは、講演会、昼食、おやつ教室、ママ会、レクリエーションでした。
午前は、しろくまサンの小児科アレルギー科院長 白尾謙一郎先生の講演会と意見交換会を行いました。

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保護者の方が講演会に参加している間、子どもたちは学生スタッフと一緒に遊びました!

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デイキャンプで提供する昼食やおやつは、8大アレルゲン(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみ)を全て除去した献立で、参加者みんなが同じものを食べることができます。使用する食器や調理器具もすべてアレルゲン除去食材専用とし、通常の調理実習で使用するものと分けて管理しています。

メニューはこちらです!!

【昼食】☆ハッピーわくわくセット☆
・ハンバーガー ・夏野菜サラダ ・かぼちゃスープ ・シャリもちアイス
【おやつ】チュロス

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午後からは家族でウォークラリーを楽しみました!大学の建物を回り、謎解きクイズに答えてシールを集めました。とても暑かったですが、子どもたちは元気に走ってクイズを楽しみました。

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ウォークラリー後は、おやつ教室でチュロスを作りました。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりのおやつ教室の開催となりました。

子どもたちとお父さんがチュロスの生地を絞って、妻木ゼミ生が揚げたものにグラニュー糖をまぶして美味しく食べました。子どもたちは自分たちの好きな形に絞り、楽しんでいました!

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おやつ教室の間、お母さん達はママ会で普段の悩みや不安を共有しました。アレルギーを持っているご家族の悩みや不安を実際に聞くことでゼミ生たちの学びにもなりました。

デイキャンプの運営にあたって、昼食やおやつの献立作成をはじめ、レクリエーションの準備や会場の飾りつけ、会の進行などまで、妻木ゼミの学生が主体となって春から企画し、準備を進めました。将来、管理栄養士をめざす学生が、食物アレルギーを持つ子どもやその家族と触れ合い、患者や家族の気持ちを知ることができる貴重な教育の場となっています。

最後に全員で集合写真を撮りました!

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妻木ゼミの学生から

今回のキャンプは、コロナウイルスの制限が緩和された状況下での開催となりました。今年は旅行をテーマに開催しました。そのため、レクリエーションはさまざまな国の遊びを取り入れ、昼食は外食を想定して持ち運びができるものを考えました。当日は、参加者の方々から嬉しい感想を頂き、やりがいや達成感を感じました。保護者の方の悩みを聞くことで、管理栄養士としてどのような支援ができるか、改めて考えるきっかけになりました。

デイキャンプで提供された献立レシピについては下記をご覧ください。

食物アレルギーっ子のデイキャンプ2023 レシピ.pdf

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 管理栄養学科では3年生の秋から学外での臨地実習が始まります。いよいよその季節が迫ってまいりました。先日9月12日に、前回の7月15日に引き続き、学外での実習に向けての臨地実習ガイダンスがありました。

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 ガイダンスでは再度、社会生活の基本となる挨拶や服装、心構えを確認し、まもなく臨地実習に臨もうとしている自分自身に向き合うこととなりました。

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 臨地実習では、様々な施設にお世話になりながら、現場で働く管理栄養士の先生の業務や責任感を学ばせていただきます。学生はグループごとに、実習先での行動や準備の内容について発表し、フロアの学生たちは、自分たちの視点からフィードバックを行いました。自分自身の行動については、盲点が多いものです。学生と教員が個々の視点から意見を述べ合い、多くの気付きを共有しました。学外施設での様々な状況の下で、自分たちに何ができるのか、7月の時点から更に踏み込んで、現実に即して考えることになりました。 

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 いま培っている力は、一生の財産となります。出来る準備をして足を踏みだし、喜びをもって新たな体験に臨んでいただきたいと思います。

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 この日(9/4)は、先日(8/21)に続き夏休みの第2回目の模試が行われました。前回の結果を受けとめ、約2週間の学修を重ね、受験することになりました。前回よりも合格に一歩近づくため、午前中から問題に真剣に向き合いました。

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 午後も集中しての解答がなされました。管理栄養学科では、卒業研究を終えた12月以降は約2週間ごとに行い、鍛錬を積んでゆきます。今年は夏休みに、2週間の間隔での対策を経験することで、日々の積み重ねの大切さや2週間にできることの限界を、各自が体感できたのではないかと思います。

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 試験時間を終了後の自己採点も、各自ずいぶん手馴れてきました。今回も、入力を終えて助手の先生のもとに向かい、データ解析と結果の印刷をしていただきました。結果はどうだったでしょうか。結果への期待と不安が入り混じります。

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 その後、課程主任面談により、この日も個々の状況に応じた指導が行われました。お話の中で結果を受けとめられ、引き続く学修の日々に対して、思いを新たにできたのではないでしょうか。
 前回から約2週間という準備期間を経て、今回の結果になりました。努力への自負が大きいほど、結果に反映されないと不安になります。しかし、蓄積してきたことの結果への反映には、様々な要因が絡みます。努力していても、自分の思い通りに行かないことも多いため、冷静に結果を受けとめての着実な歩みを探ることが必要になります。気持ちを強く持ち、自分自身が日々成長していることを実感していただきたいです。

 これから11月末までは、卒業研究にも集中する時期となります。
 実りあるよい季節にしていきましょう。

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