管理栄養学科の食育サークルでは、昨年度からJA広島市様のご協力により、味噌づくり体験を行っています。昨年は米麹の味噌に挑戦し、とてもおいしい味噌ができあがり大好評でした。
昨年作った味噌と味噌汁
今年は、米麹味噌と米・麦の合わせ麹味噌の2種類を作ってみることになり、1年生と3年生の計4名が、JA広島市やレディースクラブ福木支部の皆さまにご指導いただきながら作業を行いました。
こちらは圧力なべで大豆を蒸しているところです。蒸気の様子を確認しながら、火加減について教えて頂きました。
大豆が蒸しあがったらボウルに移して、マッシャーでしっかりつぶしました。
つぶした大豆は、米麹または合わせ麹と混ぜ、野球ボール状に丸めていきました。
この丸めた味噌だねを、空気が入らないようにしっかりと樽につめ、仕込みは完成です。雑菌が繁殖しないように、きれいに消毒しながら作業を行いました。
詰め終わった2種類の味噌樽が下の写真です。左側の白い味噌だねが米麹味噌、右側が合わせ麹味噌です。見た目からもずいぶん色が違いますね。樽に仕込んだ味噌だねは、6か月間冷暗所で発酵させて、9月上旬に完成予定です。
参加した学生達の感想
初めての味噌作りだったので、最初は作り方が複雑なのかと思っていましたが、それほど難しい作業はなく簡単にできました。麹の種類によって味が異なるというお話は、とても興味深かったです。雑菌を増やさないための注意点も知ることができました。また、レディースクラブのみなさんと楽しくお話しながら味噌を作れたことも良かったです。家でも挑戦してみたいと思いました。今回は米麹と合わせ麹の2種類の味噌を作ったので、半年後に食べ比べをするのが楽しみです。
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管理栄養学科 妻木ゼミの学生と3年生のボランティアの学生とで、オンラインでのデイキャンプを開催しました。
今年で12回目になるデイキャンプ。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止としましたが、今年は初のオンライン形式で開催しました。
しらお小児科・アレルギー科クリニック院長 白尾謙一郎先生による講演会、参加者同士の意見交換を行うおしゃべり会など3時間のイベントでした。
学生は、食物アレルギーに対応したレシピを作成し動画配信したり、子ども達に自宅で遊んでもらえるようにゲームを作成したりと、オンラインでも楽しんでもらえるように工夫しました。
当日の様子や、デイキャンプで紹介したメニューなど、詳しくは こちらから ご覧ください!!
2月9日に、JA牛田支店で地域の方々と味噌作りの体験をさせて頂きました。この活動には1年生~3年生までの食育サークル部員6名が参加しました。
味噌の原料となる大豆は、2日前からたっぷりの水に漬けて吸水させておき、当日は、この大豆を圧力鍋専用のザルに移し替え、そのまま水を加えた圧力鍋にセットして20分間加熱しました。火力の調整が難しかったのですが、みんなで声を掛け合って上手く大豆を蒸すことができました。
次に蒸した大豆をマッシャーで潰しました。大豆が熱いうちに素早く潰すことを意識し、ペースト状になるまで行いました。大豆が人肌まで冷めたら、塩入りの米麹を加えてしっかりと混ぜる作業です。この麹が大豆を発酵させて味噌になります。大豆と同じくらいの量の米麹が加わって、混ぜる作業は大変でしたが、皆で交代しながら混ぜていきました。最初は慣れない手つきでしたが、作業を進めていくうちにコツを掴み上手く取り組む事ができました。豆を潰していくと、大豆の良い香りがしてきて、どんな味噌が出来上がるのか皆ワクワクしながら作業をしていました。
大豆と麹をしっかり混ぜた後は、野球ボールくらいの量を手にとり、空気を抜くように丸めて、味噌樽に投入!空気が入らないようにしっかり詰めて表面を平らにし、カビが繁殖しないよう焼酎を霧吹きで吹きかけて消毒しました。そして味噌の表面を空気に触れさせないようぴったりとラップをしたら、塩の入った袋で重しをし、容器と蓋の隙間を無くして、空気ができるだけ入らないようにしました。蓋をした後も上から消毒とラップをして雑菌が入らないように心がけました。
実際に味噌作りを一から体験したことで、想像していたよりも味噌作りを身近に感じることが出来ました。また、この活動を通して学年の壁を超えた交流をする事ができ、とても楽しい体験となりました。半年後に味噌が出来上がったら、食育サークルのみんなでおいしい味噌汁を作りたいと思います。
今後も食を通して地域の人達との関わりを大切にして活動していきたいです。
今年はコロナ禍により地域での食育活動がほとんどできませんでしたが、このような貴重な体験の場を与えてくださったJA 広島市の職員の皆さまやレディースクラブの皆様に、感謝申し上げます。