HIROSHIMA JOGAKUIN UNIVERSITY

長﨑まりな

2017.12.01

DREAM JOB INTERVIEW ❺

広陵高等学校 出身
人間生活学部 幼児教育心理学科 3年

長﨑 まりな さん

「こどものうた研究会」や「絵本研究会」のサークルに所属し、楽しみながらも前に進み続ける長﨑さんに保育士への想いを尋ねました。

—どんな保育士になりたい?
私が保育園に通っていた頃に、もう一人のお母さんのように接してくれた先生のような保育士になりたいと思っています。常に子ども一人ひとりに寄り添ってくれていた、あたたかい先生でした。
—将来のために普段から意識していることはある?
保育士としての表現力や、うまく子どもたちに伝える力を磨くために、何かを伝えるときは言葉だけでなく、身振り手振りや、顔の表情も意識するように心がけています。あと、ピアノの練習も欠かさないようにしています。もともと好きなので、休みの日はよくピアノを弾いていて、気づけば一日中ずっと弾いていたなんてこともあります。
—趣味はピアノ以外にあるの?
趣味はたくさんあります。特に作ることが好きで、最近は、消しゴムスタンプ作りにはまっています。図工の授業で作り方を習ったのですが、想像以上に面白くて、家で黙々と作るようになりました。裁縫も、もともとはあまり好きではなかったのですが、これも図工の授業でエプロンシアターを作ったことをきっかけに好きになり、今ではポーチを作ったり友だちの誕生日プレゼントを手作りしたりと、いろいろなものを作るようになりました。

幼い頃の思い出があったから、今の私の夢があります。幼い頃の思い出があったから、今の私の夢があります。

—いつ頃から保育士になろうと思ったの?
園児の頃の先生との素敵な思い出もあって、小さい頃からぼんやりと保育士になりたいと思っていました。そして、いよいよ進路を決めるという時期に、自分の好きなことや得意なことを改めて考えて、自分にはやっぱり保育士しかないと思うようになりました。
—保育士さんとの思い出はある?
私が不安なときやさみしいとき、いつもその気持ちに気づいて、私を膝の上に乗せて、声をかけてくれていました。
—その保育士さんに近づけてる?
その先生はとても穏やかな落ち着いた感じの方だったんですけど、私はどちらかというと活発な方なのでタイプは少し違うかもしれません。でも、その自分らしさを生かしながら、素敵な保育士になれるよう頑張ります。

人の気持ちを考えられること 臨機応変にその場にあった行動 言葉がけができることが大切です。人の気持ちを考えられること 臨機応変にその場にあった行動 言葉がけができることが大切です。

—学科ではどんなことを学んでるの?
心理学を含む保育や教育についての専門知識や技能、一般教養を学び、また、それらの知識や技能を生かして保育の実践力を磨いています。授業では日々新しい知識や技能を修得できます。課題もたくさん出るので大変ですが、その分多くのことを得られるので、興味は尽きないです。
—ゼミではどんなことを学ぶの?
子どもの発達や子ども理解の方法、保護者との関わり方などを心理学の視点から学んでいます。たとえば、保護者から子どもについての相談を受けたときに保育士としてどう対応したらよいのか、さまざまな事例について考え、グループで討論したり意見交換したりしました。
—心理学を学ぶことで変わったことはある?
「傾聴」など、授業で学んだことを少しずつ日常生活の中で試みたり、取り入れてみたりしていますね。人の話を聞くときには、相手の話をよく聞き、受け止める。そして、理解しているということを相手にきちんと伝えるためにはどうすればよいのかを考えたり、言葉の選び方やボディーランゲージにも気を配ったりするようになりました。
—学んできたことは実習でも生かせてる?
生かせています。子どもたちとのコミュニケーションがうまく取れたときや、すぐに打ち解けることができたときは特にそう思いますね。子どもたちと、短い時間でうまく信頼関係を築く力が身についたのかもしれません。

ボランティアを通して実際に子どもと触れ合うことで分かることがあります。ボランティアを通して実際に子どもと触れ合うことで分かることがあります。

—学科での学び以外に将来のためにしていることはある?
ピアノやボランティアです。ピアノは、自由に個人レッスンを受けられるピアノレッスン室があって、空きコマの時間など、暇を見つけては利用しています。あと、女学院大学ではボランティアの募集もたくさんあるので、さまざまなジャンルの中から自分の興味・関心のあるボランティアを見つけては、積極的に行くようにしています。
—どんなボランティアを選ぶの?
私が選んでいるのは、主に子どもに関わるボランティアです。これまでに、お泊り保育、絵本制作の補助、託児所などのボランティアに参加しました。お泊り保育は、保育士と子どもとの関わりを生で見られるのですごく保育の勉強になりますし、自分の実践力を試すこともできます。子どもと接する中で自身の学びの課題も見つけられました。
—最後にこれからの目標は?
まずは、実習や就職に備えて、実践の場で生かせる知識・技術をたくさん修得していくことです。それと同時に、公立保育所の保育士になるための公務員試験の勉強も進めていきたいです。昔の自分のように子どもたちに「はやくほいくえんにいきたい」と思ってもらえるような居心地のいい空間をつくることのできる、子どものこころに寄り添う保育士をめざして頑張ります。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

ページトップへ