HIROSHIMA JOGAKUIN UNIVERSITY

榎原 由華

2016.10.20

DREAM JOB INTERVIEW ❺

広島県立安芸府中高等学校 出身
人間生活学部 幼児教育心理学科 3年

榎原 由華 さん

小学校教諭になったときに生かせる経験を豊かにするため、カンボジアで現地の小学生と交流するなど、積極的に行動する榎原さんに将来の夢について尋ねました。

—将来どんな小学校の先生になりたい?
子どもの気持ちを理解できる先生になりたいです。どんなことでも、すぐに否定するのではなく、その思いを受けとめてあげられるような。
—カンボジアの子どもたちはどうだった?
学校に行けなくて、勉強したくてもできない子がたくさんいました。でも、明るく元気で積極的でした。日本の子どもたちは恵まれているので、そのことを分かったうえで、いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。

きっかけは高校受験。小学生の頃にもう少し勉強に興味を持っていれば良かったって思って。きっかけは高校受験。小学生の頃にもう少し勉強に興味を持っていれば良かったって思って。

—どんな授業なら勉強に興味を持ってもらえると思う?
ただ知識を教えるのではなく、自分の経験も織り交ぜながら授業をしたいと思っています。たとえば海外のことを話すときは、自分の旅行写真を見せたりとか、おもしろエピソードを紹介したりとか。そうすれば子どもの想像力や興味を刺激できると思うし、より印象的に頭に入るのではないかなって。
—勉強に興味を持ってもらう授業は中学校でもできると思うけど、どうして小学校の先生なの?
同じ子どもたちと一日中向き合って、一年かけて成長を支えたいと思ったからです。特に心の成長を支えてあげたいので、それができるのは小学校の先生だなって。

子どもたちが大人になったとき、ふと思い出してもらえるような授業をするのが目標。子どもたちが大人になったとき、ふと思い出してもらえるような授業をするのが目標。

—ふと思い出してもらえるような授業って?
習ったときはよく分からなくても、記憶に残っていれば、大人になったときにふと思い出してもらえると思うんです。たとえば「あの先生、あの国のことあんな風に話してたな、あんな写真見せてくれたな」って。旅行に行くきっかけになったり、視野を広げるきっかけになったら嬉しいです。
—模擬授業はうまくできた?
グループであらかじめ指導案を考えてから授業をしたのですが、全然うまくいきませんでした。児童役は大学生なのに、それでもこちらの意図が全然伝わらなくて。「何を求められているのか分からない」という状況に陥りました。
—その状況はどうやって乗り越えたの?
実はそのまま終わってしまったんです。いまだに、あの時どうすれば良かったのかが頭から離れません。だからこれからの授業とか、小学生と触れ合うなかで、その答えを見つけたいといつも思っています。

「学習カウンセリング」は等身大の子どもと触れ合える貴重な時間です。「学習カウンセリング」は等身大の子どもと触れ合える貴重な時間です。

—「学習カウンセリング」では何をするの?
毎週、小学生に1対1で算数の勉強の支援をしています。事前に準備していても、思わぬところでつまずいたり、答えは分かるのに式が書けない子がいて、毎回戸惑いながらも、その場で工夫しながらやっています。
—支援方法について友達と意見交換したりするの?
毎回みんなで検討会をしています。子どもの個性とか、つまずくポイントをまとめて、教え方や必要な教材についてアドバイスし合っています。
—「学習カウンセリング」の魅力は?
一人の小学生とじっくり触れ合えるので、性格や興味がよく分かりますし、その子にあった問題や教材を作ることができます。そして、問題が解けたときの喜びを一緒に味わうことができるのが魅力です。
—最後に、小学校教諭になるための今後の目標は?
来年の教員採用試験に合格することです。それから自分の知識とか経験を豊かにするためにも、留学したり、小学校のボランティア活動に参加したいです。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

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