国際教養学部 国際教養学科 ニュース

2016年8月アーカイブ

7月9日、国際教養学科・伊藤ゼミでは南区仁保地域を対象とした巡検を実施しました。
現場での観察を重視する地理学の分野では、学びのなかにも「巡検」と呼ばれる野外演習が多く取り入れられています。
今回は、「仁保におけるハワイ移民の歴史と地域社会の変化」と題した巡検を行いました。
巡検の目的は、1)広島におけるハワイ移民の歴史を、移民を送り出した社会・経済的背景や移動先での移民たちの生活から学ぶ、2)仁保周辺の土地利用の変化から地域社会の移り変わりを読み取る、の2点です。

まず、ハワイ移民資料館「仁保島村」を訪れました。
広島は「移民県」と言えるほどに移民を多く送り出した地域です。そのなかでも、南区仁保地域は、ハワイ移民を多く送り出した地域として知られています。
資料館では広島、ひいては仁保地域がなぜ移民を多く送り出してきたのか、その社会・経済的な背景を館長・川崎氏が丁寧に説明してくださいました。実際の移民の生活なども具体的なエピソードを豊富に語ってくださいました。
事前に論文を読んできたゼミ生たちも、資料館を訪れたことにより、理解が格段に深まった様子でした。
資料館の見学には、今年度ハワイFWに参加する管理栄養学科の学生も参加してくれました。

次に、仁保の海岸線の変化を観察しました。
ここでは「仁保郷土史会」を運営する地元の方々に案内をしていただきました。
旧海岸線の位置を現在の地図と照らし合わせながら、街を歩きました。

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午後には、吉島ボートパークから雁木タクシーを利用し、川から仁保を観察しました。

埋め立てが進み自然海岸が失われた様子、山地の斜面において宅地化が進展してきた様子を川側から確認することができました。

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巡検当日までにゼミ生たちは学術文献や資料を読み、ハワイ移民や土地利用の変化について学んできました。

実際に見たり、聞いたり、触れたりすることによって、資料だけではわからない地域に根づく人々の生活が見えてきたと思います。
後期のゼミでは、ゼミ生自らが企画した巡検を行う予定です。

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8月6日~12日に開催された第3回「広島イラン愛と平和の映画祭」のイベントにスパイサー先生と広島女学院大学の学生代表5名が参加しました。

今回学生が参加した8月8日には、イラン出身の著名な映画監督マズィヤール・ミーリー氏(代表作:『法の書』(2008年)『絵の中の池』(2012年))がイランにおける映画製作とその思考過程について講演をされました。2時間の講演では監督自身の映画製作における哲学やテーマ等についてお話しいただき、とても意義深い講演となりました。

その中でもジェンダー、家族、文化等様々なトピックを扱い、監督がイラン国内のみならず、国外の観客を魅了する作品をどのように制作しているのかという興味深い内容でした。

講演の後のQ&Aコーナーでは参加した広島女学院大学の学生から、イランでの映画の検閲、監督が映画のジャンルをどのように用いているのか、又、イランにおける女性映画監督の地位等の質問が出ました。

学生の質問に熱心に答えてくださったミーリー監督に感謝するとともに、このような機会を与えてくださった、津谷静子理事長及び田熊直子理事をはじめとする主催NPO法人モーストの皆さまありがとうございました。今回参加した学生たちは、映画製作に関わる監督の多大なる努力や苦労を知り、またイランの文化について今まで以上に学び大変充実した1日となりました。

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