人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

2016年10月アーカイブ

今年の8月に「食物アレルギーっ子のデイキャンプ2016」を開催しました。

hp1.jpgこのデイキャンプは、妻木ゼミが中心となって行っているもので、今年で8回目です。

今年は、17家族・48名の方が参加して下さいました。

食物アレルギーを持つお子さんとご家族みんなで、レクリエーションや料理教室を行いました!

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給食経営管理実習

10月からの給食実習が開始となりました。10月に2回 残りは11月に実施予定です。

10月5日、12日はお弁当の実習となりました。5日は「中華で減塩ランチボックス」でした。
減塩の方法として 食べ方の工夫が必要です。

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・一品ものより定食を選ぶ
・味付きごはんでなく白ご飯を選ぶ
・ソースやしょうゆは「かける」でなく「つける」
・漬物と汁物はそれぞれ1日1回とする
・薄味のものから手をつける

これが栄養教育で紹介した減塩の工夫です。

P1000595.jpg今回は、成人男性を対象として、ボリュームも考えながらの献立作りが大変でした。減塩の工夫を取り入れて、満足できて減塩できるお弁当をつくることができました。

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弁当は料理を少しずつ器に入れるため、同じ味付けが重複しないように工夫。
辛味、うま味、酸味、香りを工夫して、調味料や食材も吟味しました。

12日は「秋の満腹弁当」です。肥満予防の弁当を考えてみました。

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・脂質を控えめにしましょう
・上手に調理法を選びましょう
・満腹感を得られる食材を使いましょう

これらを考えて作られた弁当がこれです!とてもおいしく、健康的な食事となっています。

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一番の工夫は、「揚げずにトンカツ」です。揚げたトンカツと比較して脂質が70%もカットできます。

また、食材を大きく切って歯ごたえを残したれんこんとこんにゃくのピリ辛炒めを提供しました。

調理方法を工夫することで、肥満を予防しながら満腹感を得られるお弁当を作ることができました。

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揚げずにトンカツは大好評でした。

100食を超える弁当の盛り付けは、とても時間がかかりましたが、喜んでくださる姿を見て、達成感を味わうことができました。

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木曜日チャペルの時間に管理栄養学科2年生の中下涼さん(広島県立五日市高等学校出身)が、「あのとき、本当に食べたかったもの」という題目で熊本ボランティアワークキャンプ(主催:広島YMCA・実施:8/21~25)参加報告をしてくださいました。

中下さんは、1年生のころから地域での食育活動に参加し、地域連携食育セミナーの授業では、牛田商店街の東北を支援する活動に共感し、仙台の油麩を使ったメニューを仲間と考案して試食会を開催するなど、精力的に活動されています。その中で、熊本で震災が起き、「他人事ではなく、自分に出来ることをしなければ」という思いでボランティアに参加されました。

熊本へ向かうバスの中では、「あの時、本当に食べたかったもの」は何かを考えていたそうですが、現地に行き、それは「もの」ではなく、一緒に食べる家族や友達であったのではないかと感じたことを教えていただきました。そして、ボランティアは「すること」でも、「させていただくこと」でもなく、「気が付いたら自然にやっていたこと」ではないかと考えるようになったそうです。また、現地に行き、遠くからでは何もわからないということ、そばに行って寄り添わなければ何もできないということを強く感じたそうです。

非常食の開発に興味を持っておられる中下さんは、春学期の災害支援実践セミナーの授業で、災害時の食事や支援のあり方などについて、積極的に学びを深められました。食の専門家になる者として、伝えていかなければならないことがたくさんあるという強い信念を感じる報告でした。

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