人は皆、人を好きになり愛するようになると、どちらからとなく性的接触を求めるようになります。このことは、愛する者の二人の自然の姿でしょう。
しかし、性的接触は、自分の立場や年齢等、自分を取り巻く諸条件から、感情だけでなく理性でコントロールしなければならない行為です。しかもお互いに責任を負わなければならない行為でもあります。
今、あなたが好感を抱き、愛し合っている相手がいるなら、その相手を大切にし二人の愛を育み、将来、人生の良き伴侶となれるように刺激し合い学究に励み、お互いが成長してほしいと思います。
私の産婦人科勤務の経験から、妊娠、胎児の成育の様子、そして出産、産後をまとめてみました。
みなさんの近い将来のご参考になればうれしく思います。
●妊娠とは
・発育を続ける受精卵を婦人の体内に包容した状態をいう。
・受精とは精子と卵子とが融合して新生命を発する現象をいう。
・受精は通常性交によって媒介される。
●性交とは
・最終的な愛の関係である。
・男性と女性が愛を確かめ合い、男女の絆をより深め子孫繁栄、家庭円満を願う夫婦(男女)に許される行為である。
・愛しているから、好きだから、成りゆきや感情本能のままに行動する行為ではない。
●精子とは
・精子は全長約0.05〜0.06mmである。
・1回の射精によって排出される精液は5〜10ccで、その精液中精子の数は2〜3億個である。
・精子の運動速度は、1分間に約2〜3mmである。
・精子が外子宮口から卵管膨大部に至るに要する時間は約70分である。
・精子の生存時間は80時間以内。その内受精能力は24時間以内と言われている。
●卵子とは
・肉眼で見ることができる人体の細胞中最大である。(0.2〜0.25mm)
・成熟婦人では、通常1カ月ごとに両側卵巣において交互に排卵する。
・卵子の生存期間は数日間。Hartmanによると数時間と言われている。
| 卵子と精子 |
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※妊娠を望まないなら避妊は絶対必要です。しかし、100%の避妊方法はありません。
※卵管膨大部で精子が待っている状態で排卵が起こると100%妊娠します。
| 性交=妊娠 |
| 排卵から着床まで |
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卵管膨大部で1個の精子のみが卵子の中に進入し、受精卵となる。
受精卵は細胞分裂をし発育しながら3日かかって卵管を通り子宮腔内にたどり着く。
更に3日くらいかけて受精卵は子宮壁に付着(着床)する。
| 胎児の付属組織 |
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| 週 数 | 児の身長 | 児の体重 | 胎児の成長 | 母 体 | 定期 検診 |
| 0−3週 (1か月) | 1cm | 1g | 胎芽 | 妊娠とは気付かない | 4週 に 1回 |
| 4−7週 (2か月) | 2.5cm | 4g | 二等身、子供らしくなる 指ができる | 子宮はがちょうの卵大 つわり症状が出る |
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| 8−11週 (3か月) | 9cm | 15g | 三等身、爪ができはじめる 排泄する練習をはじめる 男女の区別ができるようになる | 子宮はにぎりこぶし大 乳房が大きくなる |
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| 12−15週 (4か月) | 18cm | 120g | うぶ毛のようなものが見える 手足を動かすようになる | 子宮は子供の頭大 胎盤が完成する つわり症状がおちつく |
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| 16−19週 (5か月) | 25cm | 300g | 胎児の心音が聞こえる 髪の毛が生えてくる 手足をさかんに動かす | 子宮は大人の頭大 下腹のふくらみが目立つようになる |
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| 20−23週 (6か月) | 30cm | 600g〜700g | まゆ毛やまつ毛が生える 羊水を飲み込み消化管へ送る働きをはじめる | 子宮底の長さは18〜20cm 胎動がはっきりわかる おなかを触ると赤ちゃんの位置がわかる |
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| 24−27週 (7か月) | 35cm | 1000g〜1200g | 脳が発達しからだの各機能をコントロールできるようになる まぶたが上下に分かれ鼻の穴がとおる | 子宮底の長さは21〜24cm おなかが急に一段と大きくなる |
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| 28−31週 (8か月) | 40cm | 1500g〜1700g | 呼吸のまねごとができる 聴覚ほぼ完成 動きが力強くなる | 子宮底の長さは25〜28cm おなかが大きくなり身体を動かすのが難しくなる | 2週 に 1回 |
| 32−35週 (9か月) | 45cm | 2000g〜2400g | 早産しても保育器の中で育つ 胃や腸が活動し肺の機能も整う | 子宮底の長さは28〜32cm 肩で息をするようになる おなかが時々はるようになる |
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| 36−39週 (10か月) | 50cm | 2900g〜3400g | 各機能が充実し生まれても育つ 感染に対する抵抗力ができる | 子宮底の長さは32〜35cm 赤ちゃんが下がって胃が楽になる お産が近づきおなかがはるようになる | 1週 に 1回 |
分娩にかかる時間
| 第1期(開口期) | 第2期(娩出期) | 第3期(産後期) | 合 計 | |
| 初産婦 (初めての出産) | 10〜12時間 | 2〜3時間 | 15〜30分 | 12〜15時間 |
| 経産婦 (2回目以降の出産) | 4〜5時間 | 1〜1.5時間 | 10〜20分 | 5〜7時間 |
◆子宮の回復
・子宮は、お産直後より急速に回復する。
・産後2・3日は、後陣痛といって陣痛様の下腹痛がある。
・産後10日頃には、子宮底は腹壁から(お腹を押さえて)は触れなくなる。
| 子宮腔の長さ | |
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分娩直後 15cm 2週間後 10cm 3週間後 8〜9cm 6週間後 7cm
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◆膣、会陰の回復
・お産後の膣、会陰切開、裂傷による傷口は、約4週間くらいで妊娠前の状態になる。
◆悪露
・お産によって子宮、膣、外陰部にできた傷口より分泌される血液やリンパ液を悪露という。
・子宮の回復により色や量は変わる。
・産後2、3日は血液が多く赤色で量は月経よりやや多い。4日頃より褐色になる。
・その後、色はしだいに薄らぎ量も減ってくる。
・産後3週間くらいになると黄色みを帯びた少量の帯下となる。
※経過日数には、個人差があります。
悪露の手当
産後2週間くらいまでは、トイレに行くたびに外陰部消毒をします。
| 外陰部消毒の方法 |
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◆乳房
・乳房は分娩が終わると急激に発育が進み、産褥第3・4日頃著しく腫脹増大する。
・乳汁分泌は授乳の期間中続く。