2004年度6月

6月の園庭はとても賑やかです。

あちこちの木陰やパラソルの下で

泥だんごやお料理、サッカーや野球、

縄跳びやおにごっこ、スクーターやツインタクシー

カエル捕りやだんご虫さがし…

思い思いの遊びを見つけ遊びこんでいます。

まだまだ入梅していない6月上旬は

やぶ蚊も少なく、半袖で過ごすのにちょうどいい季節。

直射日光はきつくなってきたけど、

陰に入ればまだまだきもちいいね。

 

ケヤキの木の下のガーデンテーブルでは

女の子たちがおいしい料理を

ご馳走してくれていました。

ごちそうさま。おいしかったよ!

 

6月といえばホタル!

ゲーンス幼稚園の池と川には

毎年ゲンジボタルの幼虫を放流しています。

毎年、6月上旬にホタルの光の舞が見られます。

今年初めての試み、夜の蛍狩り、園庭開放を行いました。

今までは、本当にホタルが舞い飛ぶか 半信半疑だったのと

夜8時以降のことなので、子どもたちには遅いかな?

危なくないかなと思っていました。

でも、今年は是非とも実現したいと思っていました。

今まではホタルが飛んでも、写真やビデオを撮って

このホームページでお知らせしてきただけでしたが、

今年こそは絶対に生で見てもらいたいと願っていました。

 

その理由は、ホタルの放流は

今年で最後にしようと思ったからです。

放流をはじめて今年で3年目ですが、

子どもたちがガンガン踏み込む池と川、

真夏には30度を超える水温、

どうやらここは ゲンジボタルやカワニナには

住みにくい場所のようです。

 

放流しないでも、来年もホタルが舞い飛ぶようなら

ここはホタルにとって住みよい場所と言うことですが、

おそらくきっと難しいことでしょう。

このまま放流をしつづけるということは、

ホタルさんたちをいじめるようなものです。

ゲンジボタルさんたちは

もっと住み心地の良い場所に

放流して欲しいと願っているに違いありません。

6月の10、11日の2日間、夜の8時から9時だけ

幼稚園を開放しました。

10日の日は5、6匹のホタルが舞いました。

11日は1匹だけでした。

各地のホタル祭りで見られるような

たくさんの光の舞とは比べ物にはなりませんが、

それでも、参加して下さったご家族のみなさんは

いつも遊んでいる幼稚園の庭にホタルが舞うなんて!

と喜んで下さいました。

生まれて初めてホタルを見たというあるお友達は、

ホタルに夢中になってしまい、

広島市近郊のまだ自然豊かな里山での

ホタル祭りにも出かけてこられたそうです。

見る人の心に感動を呼び、

身近な自然を大切にする気持ちを育んでくれるホタル。

園庭でのゲンジボタルの幼虫の放流は

今年度で終わりにしますが、

別の形で

広島女学院ゲーンス幼稚園ホタルプロジェクトは

続けていきます。

 

おたのしみに!

 

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