人文学部 国際英語学科 ニュース

国際英語学科の約4か月のアメリカでの海外研修である「海外インターンシップ」に第1回目の参加者として2年生の梶田明日香さんが参加し、約2か月が経ちました。カリフォルニアでの生活はどんなものなのでしょうか!

以下、梶田明日香さんからの中間報告です。

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「授業も始まって学校にも慣れてきました。授業以外にもネイティブの方との交流を増やそうと、大学の部活にも参加したいと考えています。また、Conversation partner projectというアメリカの大学生と留学生とがペアになって交流するという企画もあるので、応募する予定です」

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「ホストファミリーとは仲良くしています。毎日晩御飯は "American's Got Talent"という歌手やエンターテイナーの人気オーディション番組を見ながら一緒に食べています。数日前まで日本からの留学生も一緒に滞在しており、こちらでの生活の方法や悩みを相談することができました。5年間アメリカに滞在していたらしく英語が堪能で、少しの間の交流でしたが身近にいる目標の人となりました。今はベトナムからの留学生と一緒に生活しており、彼女はここに住んで2年になるので癖のない英語でとても聴きやすいです」

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「課外活動ではミラコスタ・カレッジという短大で日本語を学んでいるアメリカ人の学生と交流するボランティアに参加しました。好きな食べ物やなぜ日本語を学ぼうと思ったのか、好きな歌手の話などをし、日本語のしりとりもしました。日本語で交流する際にも、自分が普段使っている言葉が広島弁であるため、分かりやすい標準語にすることが難しいと改めて感じました」

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「まだ自分が言いたいことをどう表現したらいいのか分からないことばかりです。また、英語が分かってもスムーズに話せないので、これから解消できるように頑張っていきたいです」

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今回はGSEコースの授業 "Environment & Society" の学びと学生による発表について紹介します。

"Environment & Society" is a very interesting but challenging class. Often, we tend to study social and environmental topics separately, but of course, in real life they are strongly interconnected. The course is divided into 3 main parts. In the first part, a basic view of sustainability issues facing the world is offered. This is examined through the environmental lens using the Stockholm University 'Earth System Boundaries' model, but also socially using Kate Raworth's concept of 'Doughnut Economics'. In the second part, we examine the interaction of environment and society through different theories. These include markets, social construction of the environment, population, and many more. However, perhaps the most interesting and exciting part is watching the students use these theories to design and teach a session of their own, based around a single problem. Below you can see four examples of very different topics, but all of them have been examined from the same group of theoretical perspectives.

GSEの授業"Environment & Society"(「環境と社会」)は挑戦的ですが興味深い授業内容となっています。社会問題と環境問題はよく別々の問題にされがちですが、実際には深い関係性があります。ここでは主なテーマを3つに分けて授業をします。1つ目は、世界が面している問題を持続可能な社会を目標とした基礎的な見方を学びます。環境問題をストックホルム大学の'Earth System Boundaries' をモデルとした考え方、さらに、ケイト・ラワースの'Doughnut Economics'といった社会的な考え方で議論していきます。 2つ目は、環境と社会の相互作用や関係を異なる理論を通して研究していきます。 これらには、市場、環境の社会的構築、人口などといった内容も含まれます。 そして、おそらく最も興味深い部分である3つ目は、学生が興味のある社会問題を、授業で扱った様々な理論を使って議論し、発表をすることです。

以下が、学生がグループで様々な理論を使用し発表した4つのテーマの例です。

Presentation A

私たちのグループは二酸化炭素についてのプレゼンテーションをしました。

二酸化炭素とは何か、そしてその歴史、二酸化炭素と私たちの暮らしの深い関係性について説明しました。二酸化炭素を削減するためには国際的な協力が不可欠になってきます。しかし、地球温暖化問題の不透明性、発展途上国と発展途上国の経済格差などの理由により国際協力がうまくいかない状況にあります。二酸化炭素の増量が国際問題になっていること、それにもかかわらず、ビジネスや貿易といった利益を重要視し、環境問題を解決するという目的で結成した組織も二酸化炭素の取引といったビジネスに使われているという現実を知ってほしいという内容です。

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Presentation B

私たちのグループはじゃがいもの歴史について発表しました。

じゃがいもは今から70万年前に初めて南アメリカのアンデス地方で栽培され、その後、コロンブス交換によってヨーロッパにも伝わりました。じゃがいもによる病気が発生した結果、じゃがいもの悪いイメージも広まりましたが、しかし、新種のルーゼットバーバンクというじゃがいもにより、特にアメリカで人気の穀物となりました。今ではじゃがいもは世界中で人気がある穀物だといえます。しかし私達はじゃがいもにまつわる2つの事に注意を払わないといけません。

1つ目は、人体に及ぼす害です。じゃがいもから作るフライドポテトの工程で使用される油が人間の健康に悪影響を及ぼすとマクドナルドは知りながらも、使用し続けていたことが問題になり、The Food and Drug Administrationがマクドナルドに栄養素表示をもとめ、American Heart Associationが油が与える人間への悪影響を人々に再認識させる活動を行いました。しかし、このような活動は本当に意味があったのでしょうか?私達は体に悪いと知っていても、それらを食べてしまう傾向があります。

2つ目は、政治経済的な観点です。人々の意思だけではなく、その人たちを取り巻く環境もファストフード店の影響を良くも悪くも受けています。マクドナルドは税免除を社員に行っており、その結果、公共サービスの運営や建設に用いられる税が減るという問題があります。私達がマクドナルドに行かないことがこの問題の解決策になるともいえますが、これは現実的な解決策なのでしょうか?じゃがいもにまつわる問題を解決するのはなかなか難しいようです。

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Presentation C

私たちのグループは、ペットボトル水についての発表をしました。

ここ20年でペットボトル水の消費量は増え続けており、ペットボトルは製造から廃棄に至るまでに、二酸化炭素の排出やごみ処理などの環境問題を引き起こしています。このペットボトル水の消費には、安全な水が手に入らない発展途上国や、ペットボトル水の方が蛇口の水よりも安全で健康的だと考える先進国の需要の増加が背景にあります。多くの人がペットボトル水は蛇口の水よりも安全であり健康的であると考えていますが、実際には、ペットボトルの水は、蛇口の水と変わらないという研究結果が出ています。したがって、安全な水が手に入らない発展途上国には必要不可欠なものではありますが、先進国には必ずしも必要ではないということが分かります。

ペットボトル水が安全かつ健康であるかどうかは、地域によって異なるにも関わらず、共通の資源であった水が、利益を得るためのビジネスに変わったのです。この問題を解決するには、どうしたらいいのか、私たちは考えなければなりません。

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Presentation D

かつて日本に生息し、生態系の頂点を支配していた肉食動物、オオカミ。

彼らが生態系において果たす役割は、単なる草食動物の捕食だけではありません。かつて、アメリカのイエローストーン国立公園では、オオカミが狩りつくされ絶滅してしまいました。すると生態系のバランスが崩壊し、国立公園内の森林の維持が難しくなってしまいました。そこでカナダから呼び寄せた14頭のオオカミを公園に放したところ、公園内の環境はまたたくまに改善されました。それはオオカミが草食動物やコヨーテなどの肉食動物を捕食したことで、かつてシカに食い荒らされていた草木の若芽や、コヨーテに食べられていたねずみや小鳥などの小さな生き物が守られ、数を増やしたからです。これによってすべての生き物の数が正しいバランスに戻ったのです。このように、オオカミは直接オオカミが捕食しない生き物の命を守る役割も持っているのです。これはオオカミだけでなく、生態系に組み込まれているすべての生き物にも言えることです。

「害虫」や「害獣」という言葉をよく耳にします。住宅地に現れたクマが射殺されることも珍しくありません。しかしこの世にいてはいけない生き物などひとつもなく、改めるべきは人間が自然環境に接する姿勢なのです。人間はたくさんいる哺乳類の一種に過ぎないことを私たちは忘れてはいけません。しかしそれと同時に、人間だからこそできる、自然環境の保護につながる活動とはいったい何なのかを、私たちは考える必要があるでしょう。

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These issues are far from simple, and the students have done well to push their knowledge, skills, English, and cooperation skills by creating interesting sessions for the whole group. This is part of the HJU commitment to Active Learning. They all deserve credit and congratulations for surviving this course, and as a teacher, I want to thank them all! As we move forward, these young people have to inherit the Earth and society, as well as all the beautiful potential and challenges they contain. Hopefully, this class has made these students a little more prepared for those challenges.

この授業は簡単とは言い難いですが、学生たちは知識やスキル、英語能力やグループで協力するといった、あらゆる面で工夫をしてとても興味深いセッションをすることができました。この授業は、広島女学院大学のアクティブラーニングの一環です。彼女たち全員が単位取得に値し、このコースに生き残ったことに対しておめでとうと言いたいです。そして教師として、僕は彼ら全員に感謝したいです。私たちが前進するにつれて、これらの若者たちは地球と社会、そして彼らが持つ全てのすばらしい可能性と課題を受け継がなければなりません。この授業によって、学生たちがこれらの課題に少しでも備えることができたのではないかと思います。
(Robert Dormer)

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8月25日に第5回オープンキャンパスを実施いたしました。すっかり秋の気配が近づき涼しい気候での開催に、多くの方が訪れてくださいました。

国際英語学科のオープンキャンパスは在学生による学科紹介から始まります。GSEコースのほぼすべて英語のみの授業のことや、英語文化コースでの多彩な英米文学・文化の学びなどを紹介しました。

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その後は引き続き、波多野五三先生による模擬授業「接客業で使う英語にチャレンジしよう!」が行われました。空港のスタッフになったつもりで簡単な接客英語について学びました。また、キャリア・スタディ・プログラムで実施している広島空港への見学なども紹介しました。

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模擬授業の後、展示コーナーでは在学生や先生がさまざまな質問にお答えしました。特に今回はGSEコースに関心を持ってくださる方も多く、実際の学びの特徴や、どんなことを準備したらよいかなどを在学生が親身になって答えました。

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午後からは体験コーナー「カリグラフィーや英語スタンプでオリジナルうちわを作ろう」が行われました。オリジナリティあふれる可愛いうちわを工夫して作ることができました。

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今回で夏のオープンキャンパスは終了ですが、12月15日にはクリスマス・オープンキャンパスが行われる予定です。クリスマス・ツリーが点灯する素敵な季節にお会いできることを心待ちにしています。ぜひ遊びに来てください!

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