国際教養学部 国際教養学科 ニュース

伊藤ゼミ・地理学巡検を行いました

7月9日、国際教養学科・伊藤ゼミでは南区仁保地域を対象とした巡検を実施しました。
現場での観察を重視する地理学の分野では、学びのなかにも「巡検」と呼ばれる野外演習が多く取り入れられています。
今回は、「仁保におけるハワイ移民の歴史と地域社会の変化」と題した巡検を行いました。
巡検の目的は、1)広島におけるハワイ移民の歴史を、移民を送り出した社会・経済的背景や移動先での移民たちの生活から学ぶ、2)仁保周辺の土地利用の変化から地域社会の移り変わりを読み取る、の2点です。

まず、ハワイ移民資料館「仁保島村」を訪れました。
広島は「移民県」と言えるほどに移民を多く送り出した地域です。そのなかでも、南区仁保地域は、ハワイ移民を多く送り出した地域として知られています。
資料館では広島、ひいては仁保地域がなぜ移民を多く送り出してきたのか、その社会・経済的な背景を館長・川崎氏が丁寧に説明してくださいました。実際の移民の生活なども具体的なエピソードを豊富に語ってくださいました。
事前に論文を読んできたゼミ生たちも、資料館を訪れたことにより、理解が格段に深まった様子でした。
資料館の見学には、今年度ハワイFWに参加する管理栄養学科の学生も参加してくれました。

次に、仁保の海岸線の変化を観察しました。
ここでは「仁保郷土史会」を運営する地元の方々に案内をしていただきました。
旧海岸線の位置を現在の地図と照らし合わせながら、街を歩きました。

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午後には、吉島ボートパークから雁木タクシーを利用し、川から仁保を観察しました。

埋め立てが進み自然海岸が失われた様子、山地の斜面において宅地化が進展してきた様子を川側から確認することができました。

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巡検当日までにゼミ生たちは学術文献や資料を読み、ハワイ移民や土地利用の変化について学んできました。

実際に見たり、聞いたり、触れたりすることによって、資料だけではわからない地域に根づく人々の生活が見えてきたと思います。
後期のゼミでは、ゼミ生自らが企画した巡検を行う予定です。

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