人文学部 国際英語学科 ニュース

「海外研修事前指導」現地レポート〈第10弾〉ファイナル
海外研修

「海外研修事前指導」現地レポートの〈第10弾〉は、ついに最終回となりました。

アメリカから帰国してすぐの課題として、振り返りレポートの作成がありました。学生たちは、このアメリカでの2週間にわたる海外研修での経験をしっかりと自分の言葉で紡いでくれました。学生たちが様々な経験を通して見出した「成長実感」をまとめてご紹介します。

一番多く感じられた「成長実感」は、「英語を話す・聞く」こと

・会話を英語で長く続けることができるようになった。
・自ら積極的に英語で話しかけることができるようになった。
・英語で伝えようとする意識を持つようになった結果、「伝える力」が向上した。
・自分の英語が通じることで自信を持てるようになった。
・ネイティブの方々と話すことへの恐怖感がなくなった。
・英語のリスニングの力が向上した。最初はほとんど聞き取れなかった英語が、スピードが速くなければ内容を理解できるようになった。

「研修に来る前は、自分の文法もままならない英語を人前で話すことに緊張や不安を抱いていたけど、それが解け、間違ってもいいやと割り切って話すことができるようになった」という振り返りも見られます。

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初日のガイダンスで研修の抱負を考える

次に多く見られた「成長実感」は、態度面での変化

・他者を頼ることがなくなってきた。自分で主体的に動こうとするようになってきた。
・自然に笑顔が出るようになった。会話への意識とともに、自然と笑顔で映ることができた写真が増えていき、研修を通して成長した一つになったと感じている。
・行動を起こすことの大切さに気づくことができた。
・英語学習へのモチベーションが向上した。他大学からの日本人留学生の姿に感銘を受け、英語学習にもっと真剣に取り組みたいと思うようになった。
・物事を前向きにとらえることができるようになった。
・質問してくれたことにはすぐにリアクションすることを心がかけ、なるべく話を続けようと努力するようになった。

 実際にアメリカという国で生活する中で、そこに住む人たちや文化に触れ、大切だと気づいたことがあったようです。以下の振り返りから、そのことがうかがえます。

「アメリカに住んでいる人が自信を持って発言していたり、アメリカ人のポジティブな一面を直接見たりして、私ももっと自分に自信を持っていいんだ、こんな風になりたいと思うことができたからだと思う。」

「実際に海外に来て大切だと思ったのは、伝えようとする姿勢だ。わからなくても黙っていたら相手は困るし不快な思いをしてしまう。何でもいいからとにかくすぐに反応することがとても大事だと感じた。」


学生による振り返りはいかがでしたでしょうか。

振り返りを読むと、経験から自分の成長を読み取れ、あわせて今後の課題も明確になっている人が多かったです。海外研修というインパクトのある経験は、参加した皆さんの成長を著しいものにしたことでしょう。

この研修を通して、学生一人ひとりが成長をする姿を見ることができました。それは引率の私だけではなく、現地コーディネーターの方や授業を担当してくださった先生方も同じ感覚を持たれています。

写真2 授業でテーマについて英語で話し合うのコピー.JPG
授業でテーマについて英語で話し合う

さて、全10回にわたりお送りしてきた海外研修事前指導のレポートですが、引率担当の私(筆者)から見て、この研修は「ぶれない個」「多様性」「協働と寛容」という広島女学院大学の3つのディプロマポリシーと「伝える力」という本学が学生に獲得し、向上させてほしい力を涵養するのに絶好のプログラムだと感じました。ぜひ、これから本学に入学される皆さん、在学生(新2・3年生)の皆さんも、来年参加してみませんか。自分の殻を破り、新たな自分と出会うことができるに違いありません!オススメです!!以下は、参加学生のコメントです。

「英語が話せるようになりたかったものの、滞在先に馴染めるかどうか不安で短期留学という形で海外研修に参加しましたが、研修が終わった現在では2週間で帰ってしまうのがもったいないほど充実しており、帰国時には帰りたくないと思うほどでした。また機会があれば、今度は長期で留学に行きたいと思っています。」

このプログラムでの経験がこれからの生活や将来の場面で活かされることを願いつつ、現地レポートを閉じたいと思います。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

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プレゼン成功で自信もついた

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「海外研修事前指導」現地レポート〈第9弾〉


*「海外研修事前指導」は2022年度以降入学生より「海外研修Ⅰ」となっています。

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