人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

5月15日(水)の活動に引き続き、6月1日(土)、呉市音戸町で行われた地域イベント「里海保全プロジェクト『未来につなぐ豊かな海づくり』」に学生ボランティアとして、生活デザイン学科「きれいな海づくりワーキンググループ」のメンバーが参加しました。

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このイベントは、広島の海の生き物や自然の環境、そこで起こっている問題について体験を通して学ぶイベントです。たくさんの地域の子どもや大人、地元の高校生と一緒にイベントを盛り上げました。

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今回は、本学の学生が司会を任され、イベントを進行しました。

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会場の広島県総合技術研究所・水産海洋技術センターでは施設見学、養殖魚の餌やりを子どもたちと一緒に行いました。学生たちも初めての体験で、子どもたちとともに楽しみながら活動しました。

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水産海洋技術センターで育てられた魚の稚魚を海に放流します。ヒラメやオコゼなど瀬戸内海の代表的な魚を放流しました。

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海岸では参加者全員で海岸の清掃活動を行いました。今、問題になっている海の浮遊ゴミやマイクロプラスチックを、子どもたちと肌で感じることができました。大勢の参加者で一斉に行ったので、短い時間でしたが海岸がとてもきれいになりました。

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イベントには、呉市のPRキャラクター「呉氏」も登場して、子どもたちを中心に盛り上がりました。呉氏も参加者とともに海岸の清掃を行いました。

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午後はきれいになった砂浜で、様々な遊びにチャレンジしました。広々とした砂浜で凧揚げをしたり、けん玉をしたり、地元の子どもたちや高校生たちと親睦を深めることができました。

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海を通してたくさんの人と出会い、大学の中では味わえない貴重な地域体験ができました。海は様々なことを私たちに教えてくれ、そして与えてくれる、そんな海の大切さを感じさせてくれる活動でした。

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5月15日(水)に呉市音戸町の大浦崎海岸で市民活動団体「Team JIN」の平中哲郎さんの指導のもと、波多見小学校の児童と音戸高校の生徒と協力して海の漂流ゴミの回収活動を行いました。

生活デザイン学科では、2019年度から地域の「海」をテーマに地域の人々と結びついて活動する「広島のきれいな海づくり活動ワーキンググループ(きれいな海づくりWG)」を立ち上げました。

このWGは、私たちの身近にある「海」の環境や恵みに目を向け、海の環境改善や海の幸の利用、島のブランド化などについて地域の人々や行政、企業の人々と結びついて活動することを目指しています。

今回の活動では、広島の海に漂流するゴミに目を向けて、「マイクロプラスチックの脅威から子どもたちを守る」をテーマに、RCC中国放送の『イマなまっ!』の『ぶら島太郎の海魅人に会いたい!』の収録をしながら海に浮かぶゴミを回収する活動を行いました。

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参加メンバー全員が、初めての現地での活動だったため緊張気味でしたが、すぐに活動とともに撮影が開始されました。この日の活動は「海の上で漂流ゴミを回収する活動」です。

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ドキドキしている間もなく、すぐにライフジャケットを身につけて、音戸高校のカヌー部の生徒さんに助けてもらいないながらカヤックに乗って海に漕ぎだしました。

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最初はカヤックの扱いに慣れていませんでしたが、天気も良く、波もほとんどない海だったので、すぐにスイスイ進めるようになりました。海の上では、漂流ゴミを探したり、漂流ゴミの説明を受けたり、さらにカメラを向けられ取材を受けたりしながら1時間程度の活動を行いました。

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この日は海が穏やかだったせいか、あまり漂流ゴミは漂っていませんでしたが、海の上で海と接しながら海の環境のことを考えることができて、とても良い経験になりました。

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テレビの収録という、いつもの活動とは少し違う活動になりましたが、地域の子どもたちや人々、テレビ局の人々と接することができ、たくさんの刺激を受けることができました。
6月1日(土)には同じ海岸で「未来につなぐ豊かな海づくり」という大きなイベントが開催されます。「きれいな海づくりWG」のメンバーもスタッフとして参加予定です。

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この日の活動は、5月29日(水)『イマなまっ!』(15:00〜16:50)の『ぶら島太郎の海魅人に会いたい!』の中で放送されます。ぜひご覧ください。

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地域デザイン領域

生活デザイン学科地域デザインでは、学生が様々な活動に参加しています。
今回は雲月山(北広島町)の山焼きに参加した様子をお伝えします。

かつては日本全国の農山村では、牛の放牧地や茅場として草原が活用されてきました。地域の方々は、山に火を入れ、木の成長を抑制することで草原を維持してきました。
しかし、地域社会の変化により草原の必要性が低下し、全国各地で草原景観は減少しています。
雲月山では貴重な草原景観を維持するために、NPO法人・西中国山地自然史研究会が地域の方と連携し、多くの市民ボランティアが参加するなかで山焼きが続けられています。

当日は朝早くに雲月山に集合し、開会式。
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班ごとに持ち場に移動し、午前中は防火帯づくりを行いました。
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午後はいよいよ山に火を入れます。
火をつけるのは地元の方の作業です。ボランティアは防火帯の外に火が燃え広がらないように消防団の方々とともに見守ります。
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区画の中央に火が集まっていき、燃えるものがなくなって火が消えるという地元の方の火付け技術は見事でした!
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今年は条件も非常に良く、地元の方も驚くほど、きれいに焼けました。
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参加した学生からは
「普段出来ない体験をすることができてよかった。年齢層も幅広く多くの方が気さくに話していて、楽しみながら活動できました。県外から来られた方もいたので保全活動を通して人との関係を広げることができ、良い経験ができました。」
という声がありました。

今後も様々な活動に参加していき、現場での直接体験や気づきを軸とした学びを大切にしていきたいと思います。

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被服・ファッション領域

12月から1月にかけて大学図書館フリースペースで行われていたあやめ祭ファッションショー衣装展示で同時に人気投票を開催しました。

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投票者数141名のハートを射止めた作品はどの衣装なのでしょうか!

第3位は宮本菜央さんの「Denimu Dress」でした!

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素材はカジュアルですがシルエットをフォーマルにして抜け感のあるドレススタイルを提案してくれました。

第2位は渡邊琴美さんの「淡泊」でした!

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グループテーマである妖精をクールに表現した作品です。細部までこだわって作りこんでいた印象が強く、すべてにこだわりを感じる衣装でした。

そして、ダントツの得票数で第1位に輝いたのは平賀友梨さんの「fleur」でした!

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柔らかなオーガンジーを重ねてボリュームを出したドレスは優雅さが際立ちます。造花の花びらを胸元に配し、グラデーションにしているのが印象的でした。

最終授業で講評とともに表彰式が行われ、平賀さんには賞状が贈られました。

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賞を逃した衣装もそれぞれ創意工夫あふれるものだったと思います。展示会場へ来場してくださった皆さま、また人気投票に参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

そして、夏のオープンキャンパスでは、これらの衣装を含む作品が優秀作品として展示されます。

ぜひご来場いただき、学生たちの力作をご覧ください。

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インテリア・住居・建築領域

第22回「ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト2018」(主催:中国電力株式会社)の学生部門で、本学の生活デザイン・建築学科 建築士課程3年生の菊地琴子さんの作品「トキと生きる」が、佳作を受賞しました。

ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト 第22回 2018年受賞作品

2018年度の募集テーマは「持続可能で愉しい住まい」です。

「トキと生きる」では、都市に建つ3階建ての住宅に、家族の歴史を詰め込む「歴史棚の部屋」を設けました。中庭には樹木を植え、家族の成長と共に育ちます。住み続けることが愉しい、と思える生活空間を提案しました。

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中庭は、各階異なるフリーハンドの自由曲線により描かれ、そのプランニングと手描きのセンスのよさが評価されました。

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学生部門 佳作|第22回 2018年 入賞作品|ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト

表彰式は、2019年3月6日に開催されました。

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審査委員の建築家 村上徹氏(右)、宮森洋一郎氏(左)と共に

受賞作品は、3月8日〜14日まで、広島駅前の蔦谷家電2階にて展示されています。

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インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科、生活デザイン・建築学科の建築士課程では、2年次より段階的に、ガイダンスや説明会の実施等、学生のキャリア形成を支援する様々な活動を行っています。

毎年4月には外部講師を招いて、インテリア・建築業界ガイダンスを実施し、2・3年次でのインターンシップ参加を奨励しています。また、資格取得に向けて建築士試験対策講座を開設し、卒業後の早期の建築士試験合格をめざせるようサポートしています。

今年度は12月19日に3年生6名による2年生向け「インターンシップ報告会」を実施しました。

設計事務所、家具メーカー、ハウスメーカー、工務店等での夏季インターンシップについて、インターンシップの志望理由、企業紹介とインターンシップの具体的内容、2年生へのアドバイスを発表しました。発表の後、ブースに分かれて質疑応答を行いました。

インターンシップ報告会の様子
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続いて2月15日には建設業で活躍する4名のOGをお招きし、「建築士課程OGを囲む会」を実施しました。

それぞれインテリア設計、住宅設計、施工管理等、建設分野の専門的な立場で活躍しています。企業紹介、実際の仕事内容、就職活動についてのアドバイス、学生時代に考えていたこと等について発表頂きました。後半はブースに分かれて質疑応答を行いました。

建築士課程の3年生は、実習や講義を通して専門的な学びを深め、夏季インターンシップでの経験、キャリアセンターが主催するガイダンスやセミナーでのSPI対策や自己分析、業界研究等、就職活動準備を重ねてきました。卒業生からは、これから悔いのない就職活動が展開できるよう、多面的なアドバイスを頂きました。卒業生の皆様、年度末の忙しい中、在学生のためにご協力頂きありがとうございました。

OGを囲む会の様子
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建設業界では近年ますます女性の活躍が強く求められており、建築士受験資格を取得予定の学生が選択可能なキャリアは多岐にわたります。建築士課程では今後もキャリアセンターと協働した就職活動支援を展開します。

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2018年12月8日、五三会建築設計競技(主催:広島工業大学建築・環境系学科同窓会 五三会)の公開審査が mitte宇品(イベントホールmitteザ・ステージ)で開催され、本学の生活デザイン・建築学科建築士課程3年生の作品が優秀賞を受賞しました。http://www.itsumikai.jp/compe/index03.php

3年生は、授業「建築プレゼンテーション実習」の課題として毎年3~4人でグループを組み、プレゼンボードを作成し、このコンペに取り組んでいます。
メンバー同士で意見を出し合い、コンセプトを固めていきます。平面計画も大事ですが、自分たちのコンセプトを明確に他者へ伝えること、そのために何を表現・提示するべきかを重点的に考えていきます。短い時間の中、何度も図や文章、レイアウトを確認し、発表を繰り返し、より伝わるプレゼンボードを完成させていきました。

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授業「建築プレゼンテーション実習」での発表の様子

45回目となる五三会建築設計競技の今年のテーマは「豊かな住宅を問う」です。本学からは7作品応募し、内2作品が一次審査を通過、見事「食宅」が優秀賞を受賞しました!

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受賞した建築士課程3年生 左より菊地琴子さん、増村知美さん、田中望公さん

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受賞した作品「食宅」

審査員の建築家 村上徹さんより「表現はつたないながらも、簡潔なプランと、自分達で設定した課題に対する回答を素直にプランニングしたところに好感をもてた」という評価を頂きました。応募総数27点と他大学の作品が多く出展される中、1次審査の通過、優秀賞の受賞は大きな自信となったと思います。今回学んだプレゼンスキルを今後の課題にも生かしてください!

(報告:生活デザイン学科実習助手 山井美早紀)

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被服・ファッション領域

今年も図書館フリースペースであやめ祭ファッションショーの衣装展示が行われています。

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今年のあやめ祭ファッションショーのテーマは「Girl's Power」。個性あふれる学生たちの創造力や表現力を皆さんに楽しんでもらいました。ファッションを学ぶ学生の集大成とも言える作品です。

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図書館フリースペースは一般の方でも入ることができます。毎年白熱の人気投票も行っていますので、ぜひ足をお運びください。

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あやめ祭ファッションショー衣装展示2018

開催期間:開催中~2019年1月16日(水)まで

場所:広島女学院大学図書館フリースペース

(開館日時は大学図書館に準じます。)

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インテリア・住居・建築領域

日本インテリアプランナー協会(JIPA)が主催するインテリアプランニングコンペ2018で生活デザイン・建築学科、建築士課程3年生の福間直央さんが優秀賞を受賞しました。

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福間直央さん(3年)

今年度のテーマは「物語るインテリア」。6m角のインテリア空間に、「人々の記憶に働きかけ、毎日の暮らしをより豊かにする「物語り」の場」を提案するという課題です。500点近いエントリーの中から45点が一次審査を通過して入選、JIPA全国大会 in TOKYOの会場、東京青山のスパイラルガーデンで、11月30日から12月2日にかけて、作品の展示と最終選考が行われ、優秀賞を受賞しました。

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会場の様子

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応募作品

福間さんの作品「翠色の廃退 -住処か異物か −」は、建築を起点とする時間の経過の中で、人が遺棄した無機物(コンクリートやプラスチック)と有機物(植物や他の生物)がその関係を変化させる様を描き出した作品です。 コンセプトの持つストーリー性の強さと、プレゼンテーションの美しさが高く評価されました。

生活デザイン・建築学科、生活デザイン学科では学内外のデザインコンペに学生が積極的に応募し、継続的な受賞を重ねています。こうした経験は、学生がコンセプトを具体的な空間にし、作品の完成度を高める貴重な機会になっています。

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生活プロデュース領域

本学学生による干支をデザインしたラベルを冠した新酒が12月7日に蔵出し、8日から店頭に並んでいます。

これは企業と大学が連携して地域を盛り上げるデザインプロジェクトの1つ「干支ラベルデザインプロジェクト」として毎年取り組んでいるものです。

2017年に西條鶴醸造株式会社(東広島市)から依頼を受け、生活デザイン・建築学科内でデザインを募集し、西條鶴醸造株式会社の社員の皆さんによって選ばれたものが新酒のラベルとして実用化されました。東広島市は酒都として有名ですが、近年はワインや焼酎などの人気で、日本酒離れひいては東広島を訪れる観光客などの減少などが見られます。そこで、学生の新鮮なアイデアをパッケージデザインに取り入れ、日本酒消費の活性化、ひいては地域の活性化を目指し、このプロジェクトが始まりました。

2017年度は2018年の干支「戌」をデザインし、以下のものが発売され、完売しました。

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このデザインは田中美紅さん(生活デザイン・建築学科3年(2017年度当時))で、「贈り物にもぴったりなシンプルでありながら、華やかなデザイン」がコンセプトです。

そして、2018年度は2019年の干支「亥」をデザインし、以下のものが発売されています。今年は「画像デザイン演習」という画像ソフトを使ってデザインする授業の課題としても取り組み、自由応募作品を含む71点から選ばれました。

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このデザインは忠政桜さん(生活デザイン・建築学科2年)で、「大切な人の笑顔に映える、華やかで目を惹くデザイン」がコンセプトです。

西條鶴醸造株式会社では、このラベルのコンセプトに合わせた味になるよう、麹や製法を変えて商品化してくださっています。見た目も味もこだわった干支ラベル新酒は広島県内の酒販店、百貨店、ショッピングセンターなどで販売されています。

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実用化商品を手にする忠政さんと杜氏の宮地さん

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蔵元で販売されているお酒

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