人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

建築士課程の必修授業「建築材料学」において、材料の圧縮破壊試験を行いました。

写真1.jpg建築材料学は、建築に使用される材料の特性について学ぶ授業であり、座学だけではなく、学内にある試験機を用いた各種実験を行っています。
今回の材料実験では、コンクリートの供試体に200kN(およそ20トン)ほどの荷重を載荷し、崩壊時の荷重測定、ひび割れが入る様子の観察をしています。

写真2.JPG建築材料学では、他にも木材や鉄筋の破壊試験、構造骨組みの作成など、建築に関わる材料の特性を体感できる機会が多数あります。

以下、受講した学生のコメントです。

生活デザイン学科3年 A.Y:
コンクリートは我々にとっては身近であり、何年も前から人間たちを支えてきた重要な材料です。そのコンクリートを安全に使用するためには、必ず実験をしなければなりません。日常生活でコンクリート製の製品や建築をよく見ますが、壊れていたり、ひび割れていることはめったにありません。それは、専門家や技術者の方々が何度も試験を行ってより安全なコンクリートの製品を作っているからです。今回の圧縮破壊試験では、コンクリートの性質を知るための大事な実験の一部を行うことができました。破壊試験と聞いていたため、コンクリートが激しく飛び散る様子を想像していましたが、実際は加圧をしてどれくらいでひび割れを起こすか見るという内容で、壊れるのはほんの一部だけでした。破壊することはもったいないと思っていましたが、壊すことで発見できることもあり、良い経験になりました。

生活デザイン学科3年 A.S:
コンクリート破壊実験という普段経験できない実験が出来たことは光栄に思います。RC造の荷重のかかり方を倍速で見ているようで、ゆっくりひび割れが入っていく様子が見受けられました。

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被服・ファッション領域

学生による授業紹介が届きました。生活デザイン学科の4つのデザインには、領域別にいろいろな授業があり、1つのデザインを深くも、複数のデザインを広くも学ぶことができることを具体的に紹介してくれています。


こんにちは、学会誌編集部3年のN.Mです。
この度、私が紹介する授業は「日本服装史(1年後期)」です。
「服装」というものが誕生した縄文時代から昭和時代まで、私たちからすると「昔の服装」について学ぶことができます。それぞれの時代に、どのような服装が誕生したのか背景を考えながら学んでいきます。

特に印象に残っているのは、平安時代の服装の「十二単」です。百人一首をしたことがある人は見覚えがあるかもしれませんが、当時の女性貴族が着用していた着物です。色の組み合わせによって名前が決められているなど、なかなか調べる機会がないような服装を知ることができます。また、その服装に込められている意味や当時ならではの着こなしなども学べます。

nihonhukusousi1.jpg<授業ノート①>

私は地域デザイン領域の授業を主に受講していますが、日本服装史を受講しようと思った理由は、シラバスを見て「個人の嗜好で服装をまとっているだけでなく、時代の流行や社会の状況から服装の意味を組み取ることができる」という授業目的から現在の私たちの服装にどう繋がっているのか興味が湧き、面白そうだと思ったからです。
そして、実際受けてみると、私の「面白そう」という思いを決して裏切らない授業でした。服飾・ファッションを学びたい人はもちろん、そうでない人にもオススメしたい授業です。特に歴史好きな人はとても興味深い授業だと思います。私自身、日本の歴史を題材としたゲームをたくさんプレイしてきましたが、キャラクターと照らし合わせて考えてみるとよりいっそう楽しかったです!

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<授業ノート②>

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<授業ノート③>

他にも、皆さんが毎日着ている洋服のデザインが「昔からある服装と似ている!」という気付きも得られるかもしれませんね。
歴史と聞くと難しく思う人もいるかもしれませんが、画像資料が豊富なのでノートづくりも楽しいと思います。


N・Mさん、ありがとうございました。地域デザインを中心に学びながらも、被服・ファッションデザインの授業も受講し、幅広い教養が身につくことで、日常生活の楽しみも増えたようですね。

被服・ファッションデザインの科目には日本服装史のほかに西洋服装史もあり、製図や縫製の技術を身に着ける科目、アパレル流通やコーディネートなどの知識を学ぶ科目もあります。幅広い学びができる生活デザイン学科であなたも学んでみませんか?

学科の学びを知ることができる8月最後のオープンキャンパスは事前予約が必要となりましたが、本学在学生も待っています!ぜひおいでください。

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生活プロデュース領域

学生から授業紹介の記事が届きました。今回は「CG(コンピュータ・グラフィックス)」に関する授業のようです。


生活デザイン学会学会誌編集部に所属する2年生のT・Kです。生活デザイン学科の2年生から受講できるようになる授業を紹介します。

私が実際に受講した授業で、今回紹介するのは「CGの世界」です。なぜこの授業を受講したのかというと、CGについて知る良い機会だと感じたからです。また「情報処理士」という資格を取ることをめざしており、要件に含まれていたためです。 

具体的に何をするのかというと、CGについての基礎知識を身につけたり、ソフトを使いCGを作成する手法を学べたりします。私はCGについてはまったくの初心者でしたが、授業を聞いていると少しずつ理解できて、無理なく受講できました。
CGといっても取り上げられる内容は思っていたより幅広く、例えば画像についてのことでも、二値画像やヒストグラムといった専門用語がでてきました。説明しようとすると意外と難しい内容が多く、CGを使った制作についての見方が少し変わりました。この他にも知っているようで知らないことをあらためて勉強することができました。

15回の授業の中に座学と実習があり、後半の実習ではCGソフトを使用します!
「SketchUp」という3Dモデリングソフトを使い、建物のモデリングをするのですが、決められた形状の建物を作成するだけでもそれなりに時間がかかりました。ですが、授業の中で少しずつ操作方法を覚えていき、下のイラストのようなグラフィックを作成できました。CGはどんなかたちでも設計でき、ビルのような大きな建築物の図面も、イスやジュエリーボックスのような小さな図面から、ゲームの背景、キャラクターまで設計できる便利なものでした。

seide_CG.jpg授業で作成したCG
(SketchUP, Getting Started with SketchUp - Part 2, Youtube. (https://youtu.be/IMHckAysaSY)を利用して作成。最終閲覧日2021年7月23日。)

他にもパワーポイントを使って簡単なプロジェクションマッピング風の動画を作る機会がありました。動画と聞くとどんなものだろうと私は不安に思っていたのですが、意外に難しくなく、分からないことがあっても先生に聞くと的確に答えていただいたので、作成することができました。
テキストは『ビジュアル情報処理』を使用しており、CG-ARTS検定の画像処理エンジニア検定ベーシックという資格にも対応しています。CGは私たちの生活の中になくてはならないものなので、情報系を勉強する良い機会でした!


T・Kさん、ありがとうございました。指定された科目の単位を取得すると、卒業時に「情報処理士」の資格が認定されますが、この授業はその科目の一つにもなっています。

生活デザイン学科ではファッションやインテリア・住居・建築だけでなく、ビジネスに関わる全国大学実務教育協会が認定する実務士資格が3つも取得できます。自分の将来に向けて、役立つ学びを積み上げていきましょう!

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2018年度から本学科建築士課程の学生が基本設計に関わってきましたトータテとの産学連携プロジェクト「まちのコミュニティハウスプロジェクト」。
以前、学科ニュースでは、地鎮祭の様子をお伝えしましたが、今年5月についに竣工を迎え、本学科建築士課程の学生向けに見学会が開催されました。

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東側広場から見るコミュニティハウス←←←クリックすると動画にリンクします

見学会ではメインとなるコミュニティハウスの他に、周辺に建設された分譲住宅や賃貸住宅も内部まで見学でき、それぞれの特徴や違いを学ぶことができました。
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説明を聞く学生たち

また、今回の見学会に先立ち、昨年11月、12月に建設途中のコミュニティハウスを見学しました。今回の完成見学会とあわせて、建築物がどのように完成していくのか、建設過程を自分の目で確かめることができる良い機会となりました。

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工事現場の見学会の様子

見学会に参加した学生に感想を聞いてみました。
「去年11月に工事中の見学会に参加し、その時は柱や梁しかありませんでしたが、現在は仕上げがどのようになっているか気になっていました。実際に完成した住宅を見てみると、以前の様子とは全く違っていて、おもしろいなと思いました。また、とても印象的だったのは、分譲住宅の間にある『フットパス』です。歩くことを楽しむための道といわれる『フットパス』があることで、近所の人と交流できる空間をつくっていました。人と交流できる空間づくりは庭をつくる以外にも様々な方法があることを知りました。」(Sさん)

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フットパスを歩く学生たち

「賃貸住宅の部屋は、通常は『101号室』と呼びますが、『クスノキ』や『ネズ』など木の名前が部屋の名前として使われていることに驚きました。木を基調とした作りだけでなく、室名からも木を大切にしていることが伝わってきました。建築の工事中から完成まで、そして設計者の話を聞ける機会も滅多にないので、今回参加できて良かったです。そして、このような見学会が他にもあれば、積極的に参加したいと思いました。」(Mさん)

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広場で説明を聞く学生

「近所に住んでいたため、親しみのある場所が変わってしまい、工事中も敷地内に入ることすらできず、少し寂しく感じていました。しかし、こうして見学会に参加し、設計者やこのプロジェクトに参加した方々の思いを知り、これからは違う形で、この場所でまた皆で遊びたいと思いました。」(Oさん)

建築士課程の2年生は、現在「住居・建築設計実習Ⅱ」で2階建て住宅の設計に取り組んでいます。図面上では分からないことを、実際に建物を見て理解し、自分の今後の設計実習に生かしたいという感想もありました。実習や講義だけでは分からないリアルな建築体験ができる貴重な時間でした。

(実習アシスタント 安藤)

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受験生向け

オープンセミナーのお申し込みをいただいたみなさん、ありがとうございます。申込期間も折り返しが近づいてきました。

さて、先日の学科ニュースではオープンセミナーで使用する教室について紹介しましたが、今回は受講した皆さんの成果をまとめた、作品集についての紹介です。

生活デザイン学科のオープンセミナーは「⑤インテリアからはじめる生活プロデュース」「⑥はじめての洋裁」「⑦女性建築家にまなぶ住宅デザイン」「⑧見つけよう!地域のカラー、街のカラー」で、学科の学びや4つのデザインと直結したものです。

高校生向けにアレンジをしていますが、どの授業も本格的な道具を使ったり、自分のアイデアをしっかり表現したり、意見を交流したりして、作品や成果を3日間で作り上げていきます。
それらをまとめたのが「オープンセミナー作品集」です。

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受講生の作品はもちろん、セミナーの様子や、教員からのメッセージなども掲載されています。
自分と同じ夢や将来の希望を持った仲間たちの作品や成果を見るのは、とても貴重で、励みにもなります。

オープンセミナーを受講したい人、受講を迷っている人や、受講できないけど生活デザイン学科の授業に興味がある、という人はオープンキャンパスにて作品集を展示をしていますので、ぜひ手に取ってみてください。

7月18日以降のオープンキャンパスは事前予約なしで参加できます!たくさんのご来場お待ちしています。

※8月12日(木)にはナイトオープンキャンパスもあります!こちらは事前予約制です!

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受験生向け

いよいよ今年も2021年度オープンセミナーの受講申し込みが開始されました。
先日行われた第1回オープンキャンパスで直接申し込んでくださった皆さん、ありがとうございました。

オープンセミナーとは夏休み期間を利用して、大学の授業に近い形で、作品作りやグループワークを体験できる授業です。
毎年人気のこのセミナーは高校1・2年生の受講生もいますが、メインは高校3年生です。

先日オープンセミナー体験談を学科ニュースで紹介しましたが、その中で「高校とは違う環境」についてコメントしてくれた在学生がいました。

そこで今回は、8月8日(日)~10日(火)で行われる、「⑤インテリアからはじめる生活プロデュース」「⑥はじめての洋裁」「⑦女性建築家にまなぶ住宅デザイン」「⑧見つけよう!地域のカラー、街のカラー」という生活デザイン学科の4つのセミナーで使用する教室をご紹介します。4つのセミナーの多くは下の写真の中央にある、白い建物「ソフィア館」で授業が行われます。

画像をクリックすると教室紹介動画が流れます。

↓↓画像をクリック!↓↓

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セミナーの内容に合わせて、大学生が実際に使用している教室を使って、皆さんと学んでいきたいと思います。

受講に関して、不安なことや知りたいことがあれば、7月4日(日)に行われる第2回オープンキャンパスで直接教員や在学生に聞くこともできます。オープンキャンパスは事前申込制なのでお早めに!
なお、オープンキャンパスの学科展示会場では、過去のセミナー受講生の作品集を展示しています!受講を考えている人はぜひご覧ください!

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生活デザイン学会学会誌編集部のI・Iさんから、課外活動についての紹介記事が届きました。積極的な活動の様子をぜひご覧ください。


5月1日、私が参加しているきれいな海づくりワーキンググループは、呉市にある音戸町で行われている海岸掃除の活動に参加させていただきました。この活動の目的は海岸に流れ着いたゴミを拾って海をきれいにすることです。

seideumi⑦.jpg参加者の中には、家族や個人で来られている方、他大学の方、また環境保護活動をされている方などがいました。そこで驚いたのは、参加者のほとんどが10代から20代くらいの若い方たちだったということです。今回初めて参加した私は、若い世代が積極的にこのような活動に参加することは素晴らしいと感じました。

seideumi②.jpg午前中は、ゴミを種類ごとに分けて拾う係を決め、それぞれが担当のゴミを収集しました。5月上旬とはいえ、太陽が出てくると夏のような暑さでした。海岸なので周りに影になる木々がなく、直射日光にさらされてしまうため熱中症になる恐れもあると現地の方はおっしゃっていました。

seideumi⑧.jpgある程度ゴミを拾い終わったら、お昼の時間です。私たち広島女学院大学から来たメンバーでカレーライスを作りました。自分たちで買い出しに行き、道具などはイベントに参加されていたご家族に貸していただきました。他大学の方たちも一緒にいただきました。そこでこの活動に参加するようになった経緯や、互いの大学の話や学んでいること、興味のあることなどお話しする機会もあり、良い交流の時間となったと思います。

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seideumi⑤.jpgお昼ご飯を終えたら、シーカヤック体験です。カヤックとは長細いボートで、そこに一人か二人が前向きに座ってパドルで漕ぐ乗り物です。カヤックの乗り方を現地の方が分かりやすく教えてくださったおかげで、初心者でも簡単に乗ることができました。当日は、風も強かったのでちゃんと乗れるか心配でしたが、乗ってみると思った以上に楽しかったです。

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seideumi③.jpg今回の活動で印象に残ったのは、この日拾ったゴミの中の「牡蠣パイプ」です。これは牡蠣養生用パイプで、収穫の際に牡蠣を引き上げた後、大量に海に流れ出てしまったものです。今回落ちていたゴミのほとんどが牡蠣パイプでした。しかし、現地のスタッフの方はこれを集めて、ある業者の方に依頼してこの牡蠣パイプを使ってお皿やトレーなどを作られていました。カラフルな牡蠣パイプで作られていたので鮮やかでおしゃれな物になっていました。スタッフの方はこのできた作品を小学校などでお見せして、子どもたちに頑張って拾ったゴミが拾っただけで終わるのではなく、自分たちの所にちゃんと見える形で返ってくるという事を知ってもらうとおっしゃっていました。そうすることで、自分たちが活動した事に意味があったと思えてさらにゴミ拾いを頑張ってもらいたいという思いが込められているそうです。

私たちも今後さらに地域の方々と協力して、より良い自然環境づくりを学び、実行していきたいと考えています。


これまでの活動
もそうですが、学外で色々な人と交流する中で視野が広がり、これからどんなことをしたいか、ということが具体的になっていきますね。学科としても、色々な制約のある状況の中でも、成長していく皆さんを支援していきたいと思います。

なお、この活動は「HJU Save the Seaプロジェクト」という学生考案の新たな名前となり、今後も活動を継続していくようです。

生活デザイン学科からのお知らせ

高校生、学生、社会人の女性を対象にした、学科の学びを深く知り、入試にも利用できるオープンセミナーの受講を現在受け付けています。

学科の4つの領域に特化したセミナーをご用意していますので、ぜひご体験ください。

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受験生向け

夏のような日差しが続きますね。高校生の皆さんは、大学受験に向けて、色々な情報収集をしていることと思います。

大学のホームページを見たり、オープンキャンパスに行ったりして、その大学のことを知ろうとしていると思いますが、一番わかりやすいのは、その大学の授業を実際に受けてみることではないでしょうか?

広島女学院大学では夏休み期間を利用して、大学の授業に近い形で、作品作りやグループワークを体験できるオープンセミナーを開講しています。

高校3年生はもちろん、高校1・2年生からでも受講が可能で、リアルな大学生活をイメージしやすく、毎年多くの受講生を迎えています。

生活デザイン学科では、8月8日(日)~10日(火)の3日間で、「インテリアからはじめる生活プロデュース」「はじめての洋裁」「女性建築家にまなぶ住宅デザイン」「見つけよう!地域のカラー、街のカラー」という4つのセミナーを用意しており、それぞれ特徴的な体験ができます。
(各タイトルをクリックするとそれぞれのセミナーの紹介動画が見られます)

とは言え、いざ受けようと考えると、少し不安な面もありますよね?
授業についていけるかな?一人での参加でも大丈夫かな?などなど・・・
そこで、オープンセミナーを受講し、本学科に入学した学生の体験談を動画にしましたので、ぜひご覧ください。

↓↓画像をクリック!↓↓

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動画では、受講に際して不安だったこと、1~3日目までの様子、オープンセミナーを受講することのメリットや、入学してからどんな学びを深めているのかなどを答えてくれています。

また、オープンキャンパスでも在学生や教員に直接不安なことがあれば聞いてみてください。

あなたのやってみたい!を全力で応援する生活デザイン学科をぜひオープンセミナーで体験してください!

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地域の景観づくりに貢献する「マンホール蓋デザインプロジェクト」が始まりました。

過去には牛田商店街の街路灯のデザインを提案するプロジェクトがありましたが、今回は大和重工株式会社(広島市)から生活デザイン学科に依頼があったものです。

西広島駅の再開発にともない駅前広場が一新され、そこに設置するマンホール蓋に施すデザインを本学科の学生が提案することになりました。

4月には大和重工株式会社の方が来学され、このプロジェクトがどういうものか、また、マンホール蓋のデザインにはどのような視点が必要なのか、ということをご説明くださいました。

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普段気にならないマンホール蓋かもしれませんが、地面に設置するので滑り止めの効果を狙ったデザインであること、また、デザイン性の高いものは地域のシンボルにもなることを教えていただき、驚いた学生もいたようです。

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大和重工株式会社で作られているマンホールのミニチュアもご持参くださいました。学生が恐る恐る触っている様子です。

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こちらは学内コンペで応募を募り、大和重工株式会社と選考を行い、市へ提案するデザインを決めていく予定です。

応募された作品は学科教員からアドバイスなどを行いブラッシュアップしていきます。

応募者の皆さん、新しい西広島駅のコンセプトをしっかりと反映したデザインを考えていきましょう!

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皆さんのおうちには、着なくなった和服や古くなった帯はありませんか?

今、日本の伝統服といわれる着物、和服文化が危機的な状況にあります。日本人でありながら、着付けができない、着物のことを知らない、という若者は少なくありません。

しかし、新しい学習指導要領では和服文化について取り上げられていることもあり、改めて和服のよさや伝統文化に目を向ける機運も高まっています。

生活デザイン学科でも、着物文化を広める活動をされている方に講演を依頼したり、着物イベントに学生が参加したりしてきました。

そして、今年4月から「一般社団法人ひろしまきもの遊び」と連携し、きものリメイクプロジェクトが始まりました!

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このプロジェクトでは「ひろしまきもの遊び」に寄付された、様々な思いがこもった着物や帯、着物小物を使って、生活デザイン学科の学生が「若者向けの商品」を企画します。

4月の第1回ミーティングでは「ひろしまきもの遊び」の澤井律子さんから、これまでの活動とこのプロジェクトにかける思い、学生に求めることなどをお話しいただきました。

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この時、残念ながら参加できなかったメンバーもいたのですが、プロジェクトの名前、商品を売るためのブランド名の名前などを提案し、検討していきました。

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リメイクしたい素材をそれぞれ選び、より具体的に商品提案していきます。

商品の完成は来年春をめざしていますが、今後生活デザイン学科ニュースで経過報告もしていきます!

どんな商品が生み出されるのか、どうぞお楽しみに!

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