11月28日、女性向け農作業着の新商品完成報告会を開催しました。
このプロジェクトは、2017年6月から生活デザイン・建築学科に所属する学生有志5名とともに、株式会社アトムワークス(三原市)が展開する女性向け農作業着ブランド『nomodo』の新商品の開発を始動したもので、およそ1年半かけて新商品が完成しました!
完成報告会の様子
左)新商品(エプロン、帽子、フットカバー) 右)アトムHJUリーフレット
完成報告会では、アトムワークス営業課平川大介課長より、新商品についてご報告いただきました。
学生の提案通り、素材は肌触りの良いデニムを使用し(帽子は軽くするためデニム風木綿素材)、チェックのガーゼを使ってアクセントとしました。また、エプロンやフットカバーには赤い紐を用いて引き締まったデザインに可愛く仕上げました。
とても完成度の高い商品に仕上がっており、学生たちは、自分たちがデザインした農作業着が当初のデザインに近い形で商品化されているのを目の当たりにして満足感でいっぱいでした。
実際に試着してみました!
藤井友花さん「やって良かったなというか、嬉しい気持ちですね!」
藤原莉穂さん「早くこれ使いたいなって思っています」
中川環さん「農作業と言わずに家事とかでも使えるんじゃないかと思います」
中川環さん「可愛いものを着るとテンションがあがるので楽しく農作業していただきたいと思いました」
藤原莉穂さん「この商品をきっかけに農業に興味を持ってくださる方がいたら凄く嬉しいです」
アトムワークス営業課 平川大介課長 「実際私たちもサンプルを持って商談に回らせて頂いているんですけれど、とっても好評で特に女性の方から喜んでいただいて、是非販売してみたいということで返答をいただいております」
11月28日に披露した農作業着は12月3日からインターネットなどで販売されます!
関連ページ
2017年12月26日 女性向け農作業着の新商品開発プロジェクト始動―アトムワークス×広島女学院大学―
建築士課程2年生の前期科目「住居・建築設計実習Ⅱ」の優秀作品展「はじめまして建築士課程です」展が、11/7(水)〜21(水)本学図書館フリースペースにて開催されました。
建築士課程では、1年生で製図の基礎を学び、2年生からいよいよ設計課題に取り組みます。 2年生では小空間〜住空間を中心に、3年生では公共的な空間を中心に設計を行います。 前期3課題を終え、まだ力不足ですが、その意気込みを見ていただきたく、展示することになりました。
湊学長に見ていただきました
「広島女学院大学で初めに出会う建築」
広島女学院大学の正門周辺が新しくなりました。これを記念して、正門を入って初めに出会う建築である守衛室の提案を行いました。 将来、このような女学院大学らしいランドマークとしての守衛室ができることを願っています。(6作品選抜)
「あの人のための空間」
自分以外の他者=「あの人」のための趣味の空間を設計しました。「あの人」の住まいから徒歩圏内に建つという条件で、最小限の機能で最大限の夢が詰まった空間となりました。(5作品選抜)
「森の家・湖の家」
「あの人のための空間」の「あの人」の住宅です。森と湖の間にある自然豊かな敷地が設定され、1階は鉄筋コンクリート造、2階は木造という条件の下、設計しました。特に2階部分は木構造の模型を製作し、ハードとソフトが同時に考えられるようにプログラムされています。実習履修者全員の作品を並べると、街ができました。
建築士課程では、講義と連動した設計実習をしていきます。 この後、2年半の大学生活を楽しみながら、時には悩み人として成長しながら建築を学んでいき、その成果を卒業研究、就職へとつなげていきます。
8月23日~9月2日の日程で、世界自然遺産の島、屋久島でフィールドワークを行いました。
国際教養学科2・4年生の学生が参加した環境フィールドワーク(※今後、生活デザイン学科「グローカルフィールドワーク」に引き継がれます。)では、世界遺産の自然の姿や自然保護の取り組み、自然と密着した地域の文化や産業の実際について学びました。
フィールドワークでは、「屋久島の森」「屋久島の水」「屋久島の海」をテーマに、屋久島の様々な場所で現地のエコツアーに参加して、体験型の学びを行いました。
屋久島の森
「屋久島の森」をテーマに、トレッキングにでかけました。縄文杉トレッキングは、1泊2日で縄文杉を目指しました。片道10kmの道のりでしたが、見るものすべてが大きな屋久島の自然。十畳分の広さの穴の空いた切り株「ウィルソン株」や樹齢7000年と言われる「縄文杉」を肌で感じることができました。
また、海の近くにできる森、照葉樹林のトレッキングにもでかけました。人がいても知らんぷりで生活する野生のシカやサルたち、亜熱帯の樹木であるガジュマルやアコウが茂った森は、屋久杉のある高い山の中の森とは全く別の自然の風景を作っていました。
屋久島の水
「屋久島の水」をテーマに、現地のエコツアーに参加して、カヤック体験をしました。最初は慣れないカヤック操作にメンバー全員苦戦しましたが、帰る頃にはスイスイと気持ちよく操っていました。きれいな川の水の理由や屋久島のできた歴史などを教わりながら、川の自然を満喫しました。
白谷雲水峡は苔の森。日本一雨の降る屋久島の森は、たくさんの苔を育てます。苔に覆われた森の風景は、見たことのない自然の風景でした。苔は地面だけでなく、岩や木々を覆い尽くし、見渡す風景を緑色に変えていました。映画「もののけ姫」の風景の舞台である屋久島の自然を体感しました。
屋久島の海
「屋久島の海」で有名なのはウミガメ。屋久島には日本最大のアカウミガメの産卵場所である永田浜があります。その永田浜で、間違って昼間に出てきてしまった子ガメに偶然遭遇、みんなで海に帰るまで見守りました。
その後はシュノーケリングで海の自然を体感しました。とてもきれいな海の水の中で、ウミガメやサンゴ、色とりどりの魚達に出会いました。また、海から突き出した島である屋久島は、海の隣はもう山です。高い山から流れ下ってきた川の水は、海のそばでもとてもきれいで、冷たかったです。
広島に戻る最終日には、桜島にも訪れました。桜島でのエコツアーでは、桜島の噴火の歴史やそれと寄り添いながら作られた鹿児島の文化について学びました。深い自然でできた屋久島と真逆に位置する桜島の新しい自然の風景は、自然の生命力や力強さを感じさせられました。
今回は、現地のエコツアーでは、現地のガイドの方々から、自然の特徴だけでなく、人々と自然とのつながりや自然観光の現状や将来、自然の持つ可能性などたくさんの知識を教えていただきました。
地域の自然とどう接し、どう用いていくか、そんなこれからの学びの大切なヒントをくれた旅になったと思います。
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ダイワハウスと共同で行ってきた本プロジェクトですが、遂に完成を迎えました!
佐伯区石内にある、「西風新都グリーンフォートそらの」に、4年生の延廣佳苗さん、3年生の福間直央さんが、それぞれ2階の基本設計を行った住宅2棟が竣工しました。
一般公開に先立ち、9月13日(木)に学内関係者向けの見学会が実施され、多くの教職員、また建築士課程を履修する学生たちが足を運びました。
延廣さんによる基本設計の住宅の特徴は、何といっても廊下一面に広がる棚!
見学会当時で120個ものスペースがあり、本棚としてはもちろん、写真や観葉植物など、好きなものを好きなように並べることができます。
棚板の高さを調節することが可能なので、大小さまざまなものを納めることができるのも、大きな特徴です。
棚の向かい側には、家族みんなで使用可能なスタディスペースがあり、見学会に来ていた教員から「こんな研究スペースが欲しい!」との高評価です。
福間さんの基本設計の住宅は、子どもたちが遊べる空間を意識したものとなっており、窓や扉を開け放つと、屋内と屋外をつなぐ広々とした遊び空間が完成します。
また、湾曲した壁には飾り棚が取り付けられ、シンプルな壁に彩りが加わり、可愛らしい空間に。
子ども部屋には、上段がベッド、下段が収納スペースになった備え付けの家具があります。
これらの住宅を自由に見ていただける、完成見学会の実施が決定いたしました。
みなさま、ぜひ足をお運びください!
日 程
2018年10月6日(土)・7日(日)・8日(月・祝)・13日(土)・14日(日)
10:00~17:00
場 所
西風新都グリーンフォートそらの(ジ アウトレット広島すぐそば)
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⑥現場見学会 開催!
現在、4年生延廣佳苗さん(右棟)、3年生福間奈央さん(左棟)による基本設計(2階部分)の住宅が工事中です。4月27日に着工され、建築士課程の学びの一環として現場見学会が6月24日(日)に開催されました。
現在は建て方(上棟)の後、外壁工事がほぼ終わり、室内の木工事が行われています。普段見ることのできない工事中の住宅内部を見学することができました。
まずは4年生延廣佳苗さんが設計した「Shelf Corridor」から見学です。この作品は2階の廊下の壁にずらりと並んだ棚が特徴の作品です。
見学会では、ダイワハウスの担当の営業の方に構造や工事状況について説明していただき、工事に必要な施工図面も見せていただきました。
施工図面ってどんなもの...?!学生たちも興味津々です。
構造が軽量鉄骨造の住宅と聞き、先生たちによる構造講座も同時開催。実際の建物を見ると部材の様子がよくわかります。
延廣さんの作品は、この後、木工事により内壁が建ち、床・天井を仕上げ、棚の空間ができあがります。今後の進行が楽しみです。
3年生福間奈央さんの設計した「MORE PLAY」は、遊び心をテーマとした作品です。既に、内壁・床・天井ができ、建具が入っています。デザイン上とても重要である曲線の壁がきれいにできていました。
基本設計で予定していたボルダリングができる壁は、構造上補償できないとのことで、急遽、ニッチ(壁の一部をへこませた飾り棚)へと変更しましたが、そのランダムな配置とカラフルな配色が2階スペースのワクワク感を引き出します。
曲線の壁に導かれて、家族が自由に使えるフリースペースへ続く空間は、雰囲気も良い感じです。 天井の仕上げは床のフローリングと同じような色合いの木の板を使用、福間さんのこだわりが詰まった設計です。
子供室
寝室
自分達が関わった住宅が、着々と実現していく様子に興奮する学生たち。
今後はクロスなどの内装工事が行われ、竣工は9月の予定です。
完成が楽しみです!
次の記事
⑦遂に完成!一般向け見学会の開催も決定
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⑤実施に向けた最優秀案 決定!
生活デザイン学科では教員免許(中高家庭科)を取得することができます。この時期に4年生は母校に戻り、教育実習を行います。その様子をご紹介しましょう。
藤本さん(生活デザイン・建築学科4年)は可部高校へ5月28日から2週間の実習に行きました。
教育実習では主には教科の授業を担当させていただきます。
藤本さんは、生徒たちが教科書の内容をより理解できるようにと、教室内で実験を行う授業を行いました。授業後、本人はついつい手元ばかりを見てしまった...と反省をしていましたが、指導の先生からは一生懸命頑張っていたと温かいコメントをいただきました。
実習先では、HRでの生徒指導や全校生徒の前で朝礼でのスピーチなども行ったとのことで、様々な体験をさせていただいていたようです。
<可部高校の教育実習生に関する情報のリンク>
・5月28日(月) 教育実習|教育実習生3名を迎えました
・5月31日(木) 教育実習|授業参観強化月間|教育実習生(家庭科)が授業を行いました
・6月6日(水) 教育実習生の講話・留学体験報告|高校生活で大切にしてほしいこととは?
この経験を胸に、7月の教員採用試験の勉強もしっかりしていきましょう!
4月19、20日に行われた、1年生と教職員、オリキャンリーダーの親睦を図るオリエンテーションキャンプで制作した作品の展示が開催されました!
生活デザイン学科のオリキャンのレクリエーションは運動会、デザインレク、建築レクと盛りだくさん!
快晴の中、みんなで頑張った運動会では地域デザインの教員に関するクイズ大会がありました。先生同士の意外な共通点も発覚し、盛り上がりましたね。
デザインレクではWポケットのついたポケットティッシュケースを、1人1人が並々ならぬ集中力で作成しました。いろんな方向に折った布の端を縫い合わせて、ひっくり返すだけでポケットができるなんて不思議で、あちこちから歓声が聞こえてきました。
建築レクではステンドグラス風ランプシェードを作りました。リーダーからお題が出され、グループで相談しながら作り上げたランプシェードは4面に繊細なモチーフが浮かび上がる美しいデザインでした。どのグループも素敵でしたね。
現在、大学図書館のフリースペースでみんなで作った作品のうち、Wポケットティッシュケースは各グループの特に上手だとリーダーに認められたものが、ランプシェードはすべてのグループのものがコンセプト用紙とともに展示されています。
ぜひ、生活デザイン学科1年生の力作を見に来てください。
「2018年度生活デザイン学科オリエンテーションキャンプ作品展」
会期:2018年5月7日(月)~15日(火)
場所:広島女学院大学図書館フリースペース
2018年3月25日キルコス国際建築設計コンペティション2017(テーマ「明・暗」)の公開最終審査会が名古屋市トヨタホームセミナールームで開催され、本学の生活デザイン・建築学科建築士課程3年生の山岡 楓さんの作品が「北川啓介 銅賞」を受賞しました!
一次審査で、審査員である北川啓介さんと光嶋裕介さんの支持を得て、最終審査にのぞみました。
午前中は、審査員20名が、展示作品の前に立っている作者に、自由に質疑応答が行われました。
建築家である審査員より直接意見を聞くことができ、実りの多い時間でした。
北川啓介さんから質疑をうけている山岡さんと展示作品
午後からは、審査結果(金賞1名×20、銀賞1名×20、銅賞1名×20、佳作数名×20)が発表。
その後入賞者によるプレゼンと審査員の講評、座談会、と進められました。
出品329点中、入賞者35点。大学院生・一般・外国人の応募者の中、入賞者はほとんどが大学院生でした。
女性ひとり制作での入賞者は3名。山岡さんは、その内のひとりでした。
入賞者プレゼンの様子
審査員の北川啓介さんから、受賞作品「湿度が生きる」の講評をいただきました。「湿度という所に観点を当てている所が他にない案で面白い。可能性を秘めた作品だと思った。 自分自身も砂漠の昼夜の砂のあり方が理解できるため選んだ。 しかし、設計図で終わるだけでなく今後の暮らし方が分かるようなプレゼンボードだったら、さらに良かった。」
このコンペは、一般的なコンペのように審査員の多数決で決まる賞ではなく、各審査員が各々金賞、銀賞、銅賞、佳作を決めます。入賞者の数は多いですが、審査員と応募者の距離が近く感じられ、応募者の個性が認められるコンペです。山岡さんは、本学での学びが認められ、さらに成長するきっかけを得ることができました。
最終審査展示会場の様子
旧日本銀行広島支店において2018年3月6日〜10日、広島8大学卒業設計展が開催され、本学の生活デザイン・建築学科建築士課程の学生が6名出展しました。
その中で、福元日奈子さんの作品「まちなかホスピス」が、来場者の自由投票で選ばれる「市民賞」を受賞しました。
なお、この作品は、1次審査通過12作品にも選出され、審査員長の建築家・古谷誠章さんから好評をいただきました。
「まちなかホスピス」福元日奈子
公開審査プレゼンの様子
これで本学7回目の受賞となります。
広島8大学卒業設計展は広島女学院大学、広島大学、広島工業大学、近畿大学、安田女子大学、福山大学、福山市立大学、山口大学という中国地域の大学と島根大学、岡山理科大学、呉工業高等専門学校、穴吹デザイン専門学校という招待校の卒業設計(本年は78点)から構成される展覧会で、最終日には最優秀賞1点、優秀賞3点、市民賞1点、審査員特別賞(4名の審査委員が各自選出した作品)が選ばれる設計競技です。この作品集「ヒロシマソツケイ」は毎年出版され、中国・四国エリアの卒業設計を行った学生にとっては、学生生活最後の大イベントとなりました。
市民賞の表彰式
※生活デザイン・建築学科(2018年度〜生活デザイン学科)は、中国・四国地方で唯一、実務期間最短2年要の一級建築士試験受験資格が取得できる女子大学です。また、二級建築士および木造建築士試験は実務経験なしで受験が可能です。 インテリアデザイン関係の授業も充実し、インテリアコーディネーターほかのインテリア関係諸資格については在学中の合格をめざせます!
2017年9月から進めてきた本プロジェクトの成果が2018年3月10日、11日の広島ドラゴンフライズホームゲームで販売されます。
販売日時・場所
広島ドラゴンフライズ VS 熊本ヴォルターズ
3月10日(土) 16:00 一般入場開始 18:30 試合開始
3月11日(日) 11:15 一般入場開始 13:30 試合開始
広島サンプラザホール 公式グッズ売り場にて
販売グッズ
第2期も女子大生ならではの目線でグッズ制作を企画し、以下のグッズが採用されました。
①広島女学院大学×ドラゴンフライズ コラボレーション缶バッチ2個セット 400円(税込)
②広島女学院大学×ドラゴンフライズ コラボレーションハンドミラー 600円(税込)
③広島女学院大学×ドラゴンフライズ コラボレーションハンドメイドポーチ 1500円(税込)
コラボグッズによる収益は、本プロジェクトのために必要な経費を除くすべてを、地域振興を掲げる広島ドラゴンフライズに納めています。
なお、缶バッチとハンドミラーに関しては学内での販売も別途検討していますので、在学生及び本学関係者の方は学内向けのお知らせをお待ちください。