人文学部 日本文化学科 ニュース

(※国際教養学科での実習を紹介しています。)

10月17日~10月24日の8日間の日程で、山東大学外国語学部日本語科において日本語教育実習を行いました。
国際教養学科4年生の学生6名が、日本語授業を見学したり、日本文化を紹介したり、山東大学生との交流を楽しみました。

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その様子を日本語教員養成課程のオリジナルサイトで紹介していますのでご覧ください。(日本語教員養成課程とは、日本語を母語としない人たちに、日本語を外国語や第二外国語として教える教員を養成する課程です。)

日本語教員養成課程オリジナルサイト

2018年度よりスタートする日本文化学科でも、引き続き山東大学での海外研修を実施します。
学生と交流し日本文化を紹介したり、中国の日常生活に触れ、異文化理解を深めます。

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(※国際教養学科の国語系メジャーでの授業を紹介しています。)

2017年度は、世界文化遺産に登録されたばかりの山口県萩市で、8月17・18日に1泊2日の方言調査を行いました。

過去には、兵庫県姫路市、赤穂市、鳥取県米子市、倉吉市、島根県出雲市、松江市、山口県下関市、福岡県博多や北九州市、愛媛県松山市、香川県高松市、岡山県倉敷市など、広島県の周辺地域を中心に、方言調査を行っています。

今年は、山口県の萩市での方言調査です。学生たちは、事前に山口方言について調べました。山口県でも、広島と同じように、「ぶち」「ぶり」「ばり」を使っていることを知って、山口方言に親しみを感じたようです。方言の「のんた」は、いまでも使われているのでしょうか?

さあ、方言調査に出発です。

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萩に行く途中で、山口県宇部市小野の茶畑に寄りました。みんな、大きな茶畑に驚きました。さっそく、地元の人と話しながら、お茶を飲んだり、お茶の入った煎餅やそうめんを食べたりして、くつろぎました。使っている言葉は同じようだけど、広島とすこし発音が違うことに気がつきました。「そりゃあ、おいしーいね」のように、広島の言葉と違うところも発見しました。萩市の言葉と比べてみるのもおもしろい。

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萩市での方言調査です。店の人との会話を楽しみました。最初は、「初めての人と話すなんて恥ずかしい」と言っていた学生たちも、みんな、見知らぬ人にどんどん声をかけていきます。萩焼の店、アクセサリーの店、地元のお菓子を売っている店、たくさんの店に入って、店員さんと話をしました。路上でも、たくさんの人に、萩で使う言葉について質問しました。広島の紹介もしました。恥ずかしいなんて、言ってられませんね。

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夜は、ホテルで、一日の出来事を話しながら、おいしい食事をしました。見蘭牛のステーキなど、郷土料理のおいしさに感動。温泉にも入りました。
「のんた」は、90歳以上の方からしか、聞かれませんでした。方言が消えていくのは、さみしいですね。「ぶち」よりも「ばり」「ぶり」「ばち」をよく使うということも分かりました。「えらい(疲れたという意味)」「おおくじられる」など、若い年齢の人もよく使ってという話をして、盛り上がりました。

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観光もしました。萩の武家屋敷の町並みは、とても趣がありました。高杉晋作の生誕の地や、松下村塾にも行きました。勝手に家の修理ができないことなど、世界文化遺産の中で実際に暮らしている人たちの苦労も知りました。

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方言も伝統建築も郷土料理も、みな、日本文化。地方の日本文化の現状を知り、若い自分たちに何ができるかを真剣に考えることができました。

来年は、しまなみ海道の島々で方言調査をして、道後温泉に泊まる予定です。

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(※国際教養学科の国語系メジャーでの取り組みを紹介しています。)

5月21日(日)、安芸太田町の殿賀花田植に参加しました。当日は快晴で気温が高く、炎天下での活動になりましたが、参加した13名の学生たちは地元の方々のご指導を得ながら、早乙女の衣装を身に纏って、元気に、田楽を踊り、花田植を行いました。留学生も参加し、学内では経験することの少ない日本の伝統文化を体感しました。

当日の様子を、参加者の感想のいくつかをひろいながら振り返りたいと思います。

花田植をはじめて知ったのは、ローカルニュースです。花田植がユネスコ無形文化遺産になったことを特集していました。そのときは、「そうなんだ」ぐらいにしか思っていませんでしたが、学科の行事で花田植体験ができると聞き、「これはやるしかない」と参加しました。当日、花田植の歌や早乙女の衣装は、地域によって少しずつ異なっていると地元の方からうかがいました。わたしは、そのことに驚きました。地域に関わらず、どこでも同じ歌、同じ早乙女だと思っていたからです。田んぼにも、はじめて入りました。想像以上にドロドロ、ヌメヌメしていて何回か足をとられそうになりました。田植も少しさせていただきました。少しだけなのに腰が痛くなりました。今でも米作りはたいへんなのに、昔はもっとたいへんだったんだと実感しました。あらためて農家の方に感謝の心を持ちました。

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到着してすぐに、地域の方々に早乙女の衣装を着付けていただきました。はじめて衣装を着て、気持ちが引き締まり、頑張ろうという思いがわきました。殿賀田楽という踊りを教えていただき、地域の方々と一緒に踊りました。最初は衣装にも慣れなくて、緊張もしていたのですか、地域の方々が拍手をしてくださったり、教えてくださったりしたおかげで、楽しく踊り終えることができました。殿賀田楽は、昔の人たちが田植という重労働を少しでも楽しく行おうと考えてできたとお聞きしました。昔の人の知恵はすごいと思いました。

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一緒に田に入った子どもが、田に入るのは初めてではないと言っていました。住んでいる環境によって21歳でも田に足を入れたことのないわたしと、田植を経験している10歳の少女というような違いが出るのがおもしろいと思いました。安芸太田町に行かなければできない体験ができ、行ってよかったと思いました。

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田楽に参加すると、目の前のテントにはイベントに来てくださった人たちがたくさん座られていて驚きました。踊ることが苦手なわたしでも、練習をして流れをつかめば楽しくなり、自然と笑顔になりました。田んぼに入って感じる泥や、苗を植える体験は、なかなか経験できないと思います。積極的に参加したことで新しいものにふれることができ、とてもうれしかったです。今回、参加できなかった人たちにも、ぜひ早乙女の衣装を着て、田植を経験してほしいと思います。高校生がスタッフとして働いているところを見ると、わたしも何か他にできることがないだろうかと思いました。

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