人文学部 日本文化学科 ニュース

日本文化学科2年生後期の必修科目「キャリア・スタディ・プログラムⅢ」では、それぞれの受講生が、就きたい職業、興味のある仕事等について調べ、小冊子「私の仕事」としてまとめ、これに基づいた発表を行いました。

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この冊子には、それぞれの思い描く仕事の特色ややりがい、社会的役割、その仕事に求められる力とともに、労働環境や女性にとっての働きやすさについて調べ、まとめています。

調べる過程で、思い描いていた仕事像と実際の仕事内容の違い、気づかなかったその仕事ならではの働きがい、女性がその仕事を続けていく上での問題点に気づくことも多かったようです。また、他の仕事について調べた人たちの発表を聞き、視野が広がり、選択の幅が増えたと感じた受講生も少なくありませんでした。

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冊子作りと発表を振り替えっての感想の一端をご紹介します。

○編集、出版関係の仕事へのイメージが、漠然としたものから、明確なものへ変わりました。多くの人が見て、手に触れ、読むものを作り上げていく上で、やりがいを感じることができ、誇りを持てる仕事だなと改めて感じました。さまざまな環境がある中でも、女性の存在が重視される場があることは大切で、今から、少しずつでも、編集、出版関係の職場を直接体験できる機会を探してみようと思いました。

○調べてみると、ジャンルは違っても、接客業に求められる能力や採用条件はどれも似ていて、ジャンルは違っても、やはり接客業という大きな括りでは一緒なのだと思いました。求められる基本の姿勢を意識し、今回調べたことを元にこの仕事を目指していきたいと思います。

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○このキャリアスタディのような授業で、将来のことについて考える機会が増え、自分に足りない力や先の見えない将来にふれ、焦りを感じた。しかしながら、目先の焦りにばかり捕らわれないよう、自分自身の希望としっかり向き合い、それに向けて、着実に準備していきたいとも感じた。市役所や県庁の行政職員は、教養試験を突破することが前提で、その後の面接やグループディスカッション等に重きを置くとの情報も出てきたので、この情報を今日からの学生生活に生かしたい。

○この仕事に関するプレゼンテーションを聞いて、他の職業にも興味がわきました。みんな、自分のやりたいことが明確で、たくさん知識を持っていて、いきいきと発表していて、私も明確にやりたい仕事を見つけないとなあと思いました。

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国語科教育法Ⅳでは、受講生がデジタル教科書を使って模擬授業を行い、「デジタル教材の効果的な活用」をテーマに授業研究を行っています。

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はじめてデジタル教科書にふれた受講生の一人は、次のように述べています。

生徒と同じペースで教科書に線を引いたり、挿絵を拡大して説明したりするには、とても便利だと感じました。また、本文の読み上げ機能等を活用すると、デジタル教科書一つで何通りもの授業計画を練り上げることができます。うまく工夫すれば、生徒の集中力が50分間持続する面白い授業もつくれると思います。

他にも、写真や動画を利用することで、古文・漢文の授業を楽しくできること、デジタル教科書の機能を活用して授業を進めることで進行がスムーズになること、インターネットやプレゼンテーションソフトとの併用でダイナミックな授業がつくれること等、多くのメリットがあげられました。

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同時に、「スムーズな進行が逆に授業についていけない生徒をつくってしまうのではないか」、「板書と異なり、きちんと書き取ることが減るのではないか」、「楽しいけれど、生徒が何を学んだかわからない授業に陥る心配がある」等の危惧も出されました。また、教師がデジタル機器に不慣れだと、思わぬトラブルが起こることもあり、十分な準備と機器操作への慣れが必要という指摘もありました。

「何のために使うのかをしっかり考えて、用いることが大切」、「利便性を重視するあまり、きっちりとした授業をすることを疎かにしてはいけない」、「生徒の立場に立って、見やすさやわかりやすさを検討してから授業をする必要がある」、「日常的にデジタルになれ親しんでいるより若い世代には、それほどの新鮮さやインパクトはないのではないか」、こんな声も上がっています。

学校現場へのデジタル教材の導入は、急速に進みつつあります。教育実習の場で使う機会もあるかもしれません。授業のねらいや学習者のニーズをふまえ、効果的に活用したいものです。

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12月7日(土)のFMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」に、日本文化学科2年生の吉川晴香さんと西岡聖奈さんが出演しました。放送は、17時~18時の1時間、大学のこと、学科のこと、今、打ち込んでることなどをたっぷりと語りました。

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吉川さんは、まず中国の厦門理工学院と女学院大学との交流会の様子を話題にしました。中国から来られた方々と共に授業を受け、自分たちで考案した文化交流ゲームをする中で、親交を深め、互いの文化への理解を深められたことが心に残っているそうです。 吉川さんはまた、2年続けて「8.6平和学習プログラム」に参加しています。昨年は、学生スタッフとして、また今年は中国新聞のキャンパスリポーターとしての役割を担って、平和の学びに参画しました。他県の学生とディスカッションするなかで、吉川さんは、新たな視点に気づくとともに、広島に学ぶ学生としての役割についても考えたようです。広島女学院大学のチャペルの十字架は、爆心地の方角を指しています。吉川さんも西岡さんも、この十字架をみるとき、「平和について考えさせられる」と言います。 吉川さんは、さらに司書課程の授業のこと、公民館と連携しての活動などについても語っています。

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西岡さんも、吉川さん同様、キャンパスリポーターの活動に意欲的に取り組んでいます。いちばん印象に残った取材として、西岡さんは、安芸太田町殿賀の花田植を上げました。「はじめて田楽を舞い、田んぼに入った」西岡さんは「一歩歩くだけでかなりの体力を使うことに驚」き、機械化以前の農作業の大変さを体感したようです。同時に、「早乙女衣装を着た私たちが一列に並んで作業するのですが、前から見るときれいなことに写真を見てびっくりしました」と語っています。そして、この取り組みを大学と地域の連携のみに終わらせず、新聞記事にすることで、この素晴らしい行事を多くの方々に知ってもらい、伝統文化の継承に寄与したいとの思いで書いたそうです。西岡さんは、このような活動が多くできるのも、1学年40名という小規模な日本文化学科の長所であり、「広島の伝統文化を体験できるのが魅力」と語りました。

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FMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」には、同じ日本文化学科の1年生、須澤麻衣さんも、継続的に出演しています。須澤さんは、番組の中で日本文化学科の授業「日本文学講読」について語っています。漱石文学を題材にしたこの授業を、最初は難しそう・堅苦しそうと警戒していたそうですが、級友の意見や様々な研究者の分析にふれながら、自由に考え、発言できることが楽しく、漱石のイメージも大きく変わったと言います。また、放送の中で、カープの鈴木誠也と漱石が同じ二松学舎の出身であることやマツコロイドと並び称される漱石ロイドの話にふれるなど、漱石を身近に感じられるような話題展開を工夫していました。また、放送部での活動経験を生かした「夢十夜」第一夜の朗読も、リスナーのみなさんの心に響いたのではないかと感じます。

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須澤さんは、情報番組「イブニングディライト」にも出演しています。また、吉川さんと西岡さんは、2月か3月に再度「僕らの放送-our broadcast-」に出演する計画があるそうです。機会がありましたら、ぜひお聞きください。

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