人文学部 日本文化学科 ニュース

インターンシップアーカイブ

今回も、前回に引き続き、この夏インターンシップに参加された日本文化学科学生の方による報告をご紹介させていただきます。

3年生の南本桃香さんによる、「ドラッグストア」でのインターンシップ報告です。南本さんは、大学での授業科目としての「インターンシップ」を履修された上で、夏休みを利用して、実際に研修に行かれました。


私は3年生の夏休みに初めてインターンシップへ参加しました。私はアルバイトでスーパーのレジをしています。接客業をしている中、お客様に直接「ありがとう」と言って頂ける仕事にとてもやりがいを感じていました。お客様と直接関わる業界にインターンシップへ行きたいと思い、今回は小売業であるドラッグストアのインターンシップへ5日間参加しました。

インターンシップへ参加する上で「ドラッグストアならではの魅力」「ドラッグストアとスーパーの違い」を見つける事を目標として参加していました。実際に店舗実習をさせて頂いている中で、普段スーパーのアルバイトで接客慣れをしている経験が役立った場面が沢山ありました。他にも品出しや前出しなども経験があったためスムーズにする事が出来ました。

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実習中に何度もお客様に声をかけられコミュニケーションをとる場面がありました。ドラッグストアであることから、薬についての専門的な質問もあり、それには中々答えることは出来ませんでした。しかし、その他の質問で私だけでも答えることができた時にお客様から直接「ありがとう」と言って頂くことが出来て、その度にとても嬉しくやりがいも感じられました。

今回のインターンシップを通して、自分に接客業が合っていると分析できたこと、小売業は私にとってやりがいを感じられる業界だと分かったことはとても良い経験となりました。


南本さんの場合は、普段のスーパーマーケットでのアルバイト経験が、インターンシップにおいて、大変役に立ったケースですね。南本さんとは、入学前教育の時から現在に至るまで長く関わらせてもらっています。笑顔が素敵で周りを温かい気持ちにしてくれる点はその時から全く変わっていませんが、コミュニケーション能力は飛躍的に伸びましたね。日々の大学での学びや、アルバイトなど、さまざまな取り組みが、今の成長につながっているのだと思います。

因みに、南本さんがインターンシップに行かれた「小売」は、2021年度日本文化学科卒業生において、就職先として2番目に多い業界になります。接客にはコミュニケーション能力が必須ですので、「ことば」を大事にする本学科の取り組みが活かされる仕事が多いのでしょうね。

【2021年度日本文化学科卒業生、就職先の業界別内訳】

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これからもお客様からの「ありがとう」という言葉に感謝し、それを活力にできる方として社会人になっても活躍してくれることを願っています。

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日本文化学科では、1年次から2年次にかけて「キャリア・スタディ・プログラム」という授業を実施しており、その中で、時事問題について自らの意見をまとめたり、ワークルールについて学んだり、実際に企業の方と一緒に企画や課題に取り組んだりしています。そして、3年次においては、インターンシップに積極的に参加することを推奨しています。インターンシップには大学での授業として単位化されるものと、個人で研修先を探し応募の上、参加するものと2種類あります。

今回は、大学の授業科目として「インターンシップ」を履修された上で研修に参加された、日本文化学科3年生の中島瑞季さんからその報告記をお寄せいただきましたので、以下に紹介します。


Q.研修参加の目的や、事前にどのような準備をされたか教えてください。
私は将来マスコミ業界で文章を書く仕事がしたいと考え、「相手の魅力を引き出す話術」と「わかりやすく伝えること」を学ぶために、セールスプロモーション(販売促進)を取り扱う橙デザイン株式会社のインターンシップに参加しました。
大学での事前準備では敬語や名刺交換などのビジネスマナーを習ったり、インターンシップ先の企業の情報収集や質問内容を考えてまとめたりしました。

Q.実際に研修ではどのようなことに取り組みましたか。また、そこで学んだことや身についた力について教えてください。
8月24日、29日、9月1日の計3日間の研修でした。
研修初日と2日目の午前中は企業分析の方法やインタビューおよび記事構成の順序を学びました。
研修2日目の午後には実際にエステティックサロンを展開する美容業界企業のビーエルシー株式会社を訪問し、代表取締役社長である石田美子さんにインタビューを行って記事を書きました。名刺のやり取りやインタビューを実践したことで、コミュニケーション能力を磨くことができました。
また、インタビュー記事を書いたことで、短くまとめつつも内容を適切に補足し、誰が読んでもわかりやすい文章を書く力が身につきました。
インターンシップに参加する前は「マスコミ業界で文章を書く仕事がしたい」という漠然とした考えしか持っていませんでした。
しかし研修を通して、私は自分が享受したことを言語化して他の人に共有することが好きだと気づきました。
また、それを仕事として成立させるには、わかりやすい文章を書く力はもちろん、第三者からの視点で物事を考える必要があることを実感しました。

インターンシップ写真1.jpg
ホワイトボードに質問内容を書き出す様子

Q.今後、今回の体験をどのように活かしていきたいと思いますか。
研修でインタビューを行った際に、経営者の方が「自分が求められているものは何かを考え、力を発揮する」とおっしゃった言葉がとても印象に残っています。好きなこと・得意なことを仕事にできなくても、自分が求められている環境で力を尽くすと周りに認めてもらえるとわかりました。今後は視野を広げて企業研究し、夢を実現させたいです。

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インタビュー構成について話し合う様子


中島さん、インターンシップのご報告をありがとうございました。他大学の方と共に、大変貴重な体験をされたようですね。中島さんは、普段から、中国新聞キャンパスリポーターとしても精力的に活動されていますが、実は、日本文化学科においては、3年連続でキャンパスリポーター賞受賞者を輩出しています。是非、中島さんも、こちらの賞を目指してほしいなと思っています。また、将来のお仕事についても夢が実現するよう応援していますね!

中島さんがキャンパスリポーターとして書かれた記事は以下のリンクからご覧になれます。
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(文責:足立直子)

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