人文学部 日本文化学科 ニュース

未来の働き方2022:理想的な働き方についての提案
授業紹介

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 日本文化学科では、毎年1年生対象の「キャリアスタディプログラムⅠ」という授業の中で、理想的な働き方について提案するプレゼンテーションを行っています。今年もQOL(Quality of Life)を高められる働き方について、それぞれのグループに考えてもらいました。この授業は2分級ありますが、今回は、私のクラスの発表を簡単にご紹介します。グループは毎年エクセルのRAND関数を使ってアトランダムに作成しています。この活動では、ふだんあまり交流のない人と共に作業を行い、異なる価値観に触れる、異なる価値観を受け入れることもねらいの一つとしています。

 今回のグループのテーマは、次のとおりです。

 ★皆さんはお金が好きですか:副業・兼業の推進のために
 ★なくそう!ハラスメント
 ★女性だって働きたい!:男性と女性が働きやすい社会
 
★週休3日
 ★女性に与えられた休暇制度のあるべき姿

 「皆さんお金が好きですか:副業・兼業の推進のために」では、労働者側のメリット・デメリット、企業側のメリット・デメリットを調べて紹介してくれました。

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 「なくそう!ハラスメント」では、「告白ハラスメント」「お菓子ハラスメント」といった聞いたことのない種類のハラスメントも紹介されました。発表後の振り返りでは、どんなハラスメントが罰則に値するものなのかを考えていくことが大切という意見がありました。

 「女性だって働きたい!:男性と女性が働きやすい社会」では、勤務間インターバル制度の義務化、休憩場所の充実、テレワークの推進等が提案されました。

 「週休3日」では、「自分のやりたいことができる一日が増えて、生活の質を高められる」「育児や介護による離職防止」などのメリットが紹介されました。

 「女性に与えられた休暇制度のあるべき姿」では、改善課題の一つとして生理休暇も取り上げられ、生理休暇に対する理解や休暇を伝えやすい環境づくりが大切であることを確認しました。

 準備時間、発表時間も短く限られていたので、各グループのテーマについてまだまだつきつめて考えていかなければならない点はありますが、いずれも興味深い内容でした。今回の発表をきっかけにこれからもこれらの問題について継続的に考えていってほしいと思います。

 文責:渡邊ゆかり

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