人文学部 日本文化学科 ニュース

神楽の魅力を伝えるプロジェクト
フィールドワーク

 2023年4月30日に、「地域連携文化セミナーⅡ」の授業で、安芸太田町神楽協議会設立記念 神楽共演大会を見に行きました。神楽の担い手が少なくなり、またコロナで神楽競演大会や奉納神楽を演じる機会が少なくなるなど、神楽を取り巻く環境は厳しさを増しています。神楽という貴重な伝統文化を守り、活性化するために神楽協議会が設立されました。広島女学院大学日本文化学科の学生たちは、花田植への参加など、安芸太田町と関わる活動を行ってきました。神楽の伝承についても、授業や課外活動をとおして深く学び、これからも積極的に関わっていきたいと考えています。

堀神楽団「羅生門」 (1).jpg

 今回、学生たちは「神楽の記録」(アーカイブ)電子版を作成するために、出演された神楽団のみなさんにインタビューを行いました。「神楽の伝統を記録するプロジェクトの企画書」や「安芸太田町の神楽の歴史を記録するためのヒアリング企画書」を学生たちが作成し、当日はこれをもとに、グループに分かれて活動しました。

 「神楽を継承していきたいという強い意志」「神楽団員としての誇り」「プロ意識」「技術の向上と新しさの追求」「新舞の魅力と旧舞の大切さ」「伝承の方法」など、さまざまなお話ができました。

 迫力ある舞、ストーリーの魅力、音楽のすばらしさ、衣裳の輝き、細やかな演出など、たくさんのことに感動しました。神楽団の方々との交流、すばらしい自然の中での食事のひと時など、心から楽しんだ一日でした。

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(文責 柚木靖史)

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