国際教養学部 国際教養学科 ニュース

2017年9月アーカイブ

芸術文化フィールドワーク 現地レポート⑤
社会系

2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。

学生による研修レポートをお届けします。研修9日目は、明日香です。

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9月11日
フィールドワークも半分を終え、今日から後半戦となりました。

ゆうべ泊った祝戸荘は国営飛鳥歴史公園の中にあります。朝はとても目覚めが良かったです。午前中はまず自転車にのって石舞台古墳へ行きました。外からと中からでは石の積み上げ方の見え方が異なり、古墳の中に入ってみるととても丈夫に出来ていました。

9月11日 石舞台古墳-r.jpg

その後に伝飛鳥板蓋宮跡へ行きました。行く途中の田んぼ道は自転車で気持ちよく走りぬけました。

9月11日 伝飛鳥板蓋宮跡-r.jpg

9月11日 飛鳥寺付近-r.jpg

つぎに奈良文化財研究所の藤原宮跡資料室へ行って、蓮の花がモチーフとなった軒丸瓦の変遷、年代や用途ごとに形の違った焼き物をたくさんみました。

9月11日 藤原宮跡資料室-r.jpg

屋外に出ると藤原京の建物跡があり、設置してあるパネルと照らし合わせながら見ることができました。

9月11日 藤原宮跡資料室 (2)-r.jpg

次に自転車で実際に藤原京跡に向かいました。大和三山である天香久山、畝傍山、耳成山を見渡すことができ、三山をバックに山の形をみんなの背の高さで表しながら記念撮影をしました。

9月11日 藤原宮跡から香久山ーr.jpg9月11日 藤原宮跡から耳成山-r.jpg9月11日 藤原宮跡から畝傍山-r.jpg

次に重要伝統的建造物群保存地区となっている今井町へ行きました。どの道を通っても白壁の建物が連なっており、まるで迷路のようでした。

9月11日 今井町-r.jpg

お昼は「味よし」さんでたこ焼きを食べました。

9月11日 味よし-r.jpg

ご主人から本薬師寺跡で、ちょうどホテイアオイが綺麗に咲いていることを聞き、みんなで見に行くことにしました。少し雨が降り始めましたが、一面に広がるホテイアオイは旅の疲れを癒してくれました。

9月11日 本薬師寺ホテイアオイ-r.jpg

畝傍山東北陵は大きな鳥居が手前と奥に2つ立っていて、きれいに整備されていました。先生たちはたくさん陵印を捺してもらってました。

9月11日 神武天皇陵-r.jpg

最後にキトラ古墳壁画保存管理施設、四紳の館に行きました。ずっと下り坂で楽でしたが、最後に緩やかな上り坂があり、自転車で登るのにとても苦労しました。古墳の室内と同じように、施設の中の天井にも四神、十二支が表示されており不思議な空間でした。
自転車を返して、飛鳥駅から近鉄に乗り、橿原神宮前駅から特急に乗り換えて、京都まで来ました。地下鉄に乗ってホテルからすま京都へ着きました。

明日から京都での研修が始まります。

3年 中村梨紗

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート④~高野山
芸術文化フィールドワーク 現地レポート③~和歌山
芸術文化フィールドワーク 現地レポート②~熊野
芸術文化フィールドワーク 現地レポート①~伊勢

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート④
社会系

2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。
学生による研修レポートをお届けします。研修6・7日目は、高野山での調査です。

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9月9日
6日目は朝6時半からの高野山報恩院のお勤めに参加するため、早く起床しました。初めて聞くお経に自分の家の宗派との違いを感じました。

お勤めを終えて朝食をいただきましたが、後から先生から聞いたところによると、誰も残さず、ちゃんときれいに食べていたことを、お寺の若いお坊さんに褒められたそうです。8時から中庭煖華襖絵の調査を行いました。日記にはこの襖絵をここに泊りながら描いた記事があり、報恩院のご住職山口耕栄さんから、当時のことや高野山の歴史、お坊さんのお仕事などのお話を聞きました。襖の鶴の絵を実際に見てみると、鶴の足を描き直した跡や1匹1匹の鶴の表情の描き分けなどじっくり観察することができました。煖華さんは日記の中で制作上の工夫について書いていますが、足の執拗な描き込みがすごくて、見入ってしまいました。作品の寸法を測ったり、全体の撮影をしたり、落款(サインと印)や細部の撮影をしたり、初めての経験でした。ご住職は今年数えで86歳(満85歳)で、先生によると、高野山の中でも特に偉いお坊さんだそうですが、親しみやすく、とても優しい方でした。

11時に報恩院を出て、高野山を散策しました。まずは高野山の入り口「大門」に行きました。

9月9日 高野山 大門.jpg

大門からふもとまで続く町石道を少し歩いてみました。町石(1町ごとに建つ道しるべ)を見ながら壇上伽藍に向かいました。

壇上伽藍は広い台地に金堂、御影堂などいくつもの堂塔が配置されており、どこから見に行こうか迷ってしまうくらいでした。金堂には木村武山、大塔には堂本印象など、近代画家の壁画がありました。来年1月にはふくやま美術館で堂本印象の展覧会が開かれるそうで、見に行ってみようと思います。六角経蔵をみんなで回したのも面白かったです。

9月9日 高野山 壇上伽藍 経蔵.jpg

9月9日 高野山 壇上伽藍 三鈷の松.jpg

壇上伽藍を1時間程見て回った後は昼食を食べ、奥の院へ行きました。奥の院は約2kmの参道に20万基を超える墓石があります。参道を歩いてみれば、どこを見ても墓石ばかりで30分程歩き続けると燈籠堂が見えてきます。途中、石田三成や明智光秀、織田信長、豊臣家など歴史上有名な人たちのお墓も見ました。

9月9日 高野山 奥院.jpg

そこから、バスで千手院橋まで戻り、霊宝館へ行きました。霊宝館には様々な仏像が展示されていて、高野山が文化財の宝庫なのだと実感しました。そして今晩泊めていただく南院に向かいました。報恩院に置いておかせていただいた大きな荷物は、報恩院の副住職さんが車で運んでくださいました。南院も中庭煖華の日記に登場します。南院のご住職の奥様が出迎えてくださいましたが、日記に出てくるご住職の娘さんだそうで、南院の秘仏になっているご本尊浪切不動を中庭煖華が写した掛け軸「波切不動明王図」の調査をさせていただきました。この作品は今回、先生が問い合わせをして、初めて見つかったそうです。

9月9日 高野山 南院 中庭煖華作品調査.jpg

世界遺産高野山を満喫した1日でした。報恩院や南院などたくさんの方に親切にしていただき、お世話になりました。残り1週間のフィールドワークも無事に日程通りにこなすことができればいいなと思います。

2年 森岡彩

9月10日
今日は快晴でした。

南院を出て、すぐ裏手の徳川家霊台へ行きました。徳川家霊台は徳川家康と2代将軍秀忠を祀って3代将軍家光が建てたそうです。お墓というイメージではなく、建物に施された彫刻がきらびやかでした。細かな装飾を見て日本の職人技は素晴らしいと思いました。

9月10日 高野山 徳川家霊台.JPG

次に総本山金剛峯寺へ行きました。予約をしていたわけではないそうですが、西上崇さんという方が途中から案内してくださいました。特に興味深かったのは囲炉裏の間というところです。西上さん曰く、今でも使用していて、2月15日のお釈迦さまの亡くなった涅槃の日に向けて、前の晩2月14日からお坊さんたちがお堂にこもってお経をあげるそうですが、その間、寒い季節なのでお坊さんがたまに暖をとるために火をたくそうです。

9月10日 金剛峰寺.jpg

9月10日 金剛峰寺囲炉裏の間.jpg

台所では仏様に上げるお供え物の野菜を洗ったりするとき水を使用するため、床が簀になっているなど様々な工夫がされており、「暮らせる寺」だなと思いました。襖絵も美しかったです。

最後に、親王院に行きました。先生から、ここはもともと皇太子だった高丘親王が宮中のクーデターに連座して廃太子になり、弘法大師のお弟子になって開いた、由緒あるお寺だと説明を聞いてから向かいました。お参りする信者さん以外は、あまり拝観はしていないようですが、特別に見せていただくことができました。約束の11時よりちょっと早く着いたせいか、ご住職さんがなかなか出てこられませんでしたが、しばらく待っていると、襖の向こうから猫の鳴き声がします。外へ出たいらしく、障子の隙間から手を出していてとても和みました。その後、若いお坊さんが出てきてくださって、案内していただきました。中に入ると立派な襖絵や板戸に描かれた絵を多数拝見しました。蔵造りになっているお堂の中は電灯が無く、蝋燭と灯明の火のみで見るのは新鮮でした。歴史ある高野山の中でも珍しいのだそうです。
9月10日 高野山 親王院.jpg

ケーブルカーで極楽橋に下り、橋本、吉野口で乗り換えて、飛鳥駅まで来ました。駅前の明日香レンタサイクルで自転車を借りて、高松塚古墳、万葉文化館へ行きました。知らなかったことを見たり知れたりして、とても勉強になりました。
9月10日 明日香 亀形石造物.JPG

9月10日 明日香 天武持統天皇量.jpg

9月10日 明日香 高松塚古墳.jpg

9月10日 明日香 万葉文化館.jpg

夕食は一緒に来ている学生たちが、高野山の精進料理のあとだけに、肉が食べたいとリクエストしたので、みんなで焼肉に行くことになりました。今晩1泊する祝戸荘からかなり離れ桜井のお店だったので、長時間かけて自転車で行きました。行き帰り、明日香から桜井にかけてたくさんの史跡の前を通りました。体力を消耗したので、今日はよく眠れそうです。フィールドワークが始まってから今日で1週間が経ちました。残りの6日間も楽しみたいと思います。

3年 新酒美涼

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研修後半は、明日香、奈良、京都を旅します。

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート③~和歌山
芸術文化フィールドワーク 現地レポート②~熊野
芸術文化フィールドワーク 現地レポート①~伊勢

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート⑤~明日香

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安芸太田町・加計商店街のアートイベントをお手伝いしています
社会系

国際教養学科では社会系メジャーの学生を中心に安芸太田町・加計商店街における地域活性化の取り組みをお手伝いしています。
※2018年度からは生活デザイン学科地域デザインにおいて同様の取り組みを続けます。

プロジェクトのメンバーは、この度、加計を拠点にアートギャラリーを営むmm projectさんが主催するイベント「アートでGo!まちに潜むアートを探す旅」のお手伝いをしています。
このイベントは、加計商店街の様々な場所に設置されている現代アート作品を、参加者自らが探しながら街を歩くというものです。

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学生たちはこのイベントで、当日の運営補助だけでなく、まち歩きのための地図の作成に携わりました。
加計でデザイン業を営んでいる方の多大なご協力を得て、街の魅力を盛り込んだ地図が完成しました。

kake-art iventP3.jpg

このイベントは広島県が主催する「さとやま未来博」とも連携しており、イベントの様子がHPにも紹介されています:
https://satoyama-mirai2017.jp/news/kokoproreport22.html

地図作成や運営補助に関わっている学生からは、「アートを探しながら歩くことによって街の新たな魅力にも気づくことができるというイベントはとてもおもしろかった。このようなイベントに少しでも関わることができてよかった!」という声がありました。また、「商店街の方が気軽に話しかけてくれ、街のあたたかさを感じた」という声もありました。

イベントは10月1日までの土日祝日に開催されています。
みなさんもぜひ、加計でアートを探しながら、街の魅力を再発見してみませんか?

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート③
社会系

2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。

学生による研修レポートをお届けします。研修4・5日目は、和歌山県に入りました。

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9月7日
昨晩泊った「越の湯ホテル」は、今回の事前学修でみんなで読んだ日本画家の1967年の日記に登場する宿です。画家中庭煖華さんは家族旅行で来て、私たちと同じく那智の滝を見たあと、勝浦・白浜に1晩ずつ泊っています。今回、今日と明日の2日間はその足跡をたどることにして、まず、勝浦観光桟橋から遊覧船に乗り、松島めぐりをしました。

9月7日 勝浦 松島めぐり-r.jpg

日記の中には船上から見た「紀の松島」と呼ばれる勝浦湾の奇岩がスケッチされていますが、当時のままのラクダ岩や洞穴のある岩などを見ることができました。

9月7日 勝浦 松島めぐり ラクダ岩-r.jpg

この煖華さんは兵庫の山間部の生まれで、東京に出た後、奈良斑鳩に住んだ人物だそうです。広島に住む私たちには島がいくつも浮かぶ海は身近ですが、海なし県の奈良から来たら物珍しいのでしょう。

その後、街角にある足湯に少し浸かり、紀伊勝浦駅前に一旦戻りました。昼食は駅前のお食事処「山賀」で、解凍ではない生のマグロのトロや赤身、中落ちなどが載ったミックス丼を食べました。マグロの産地だけあっておいしくいただきました。

そこから特急で串本駅に向かい、江戸時代の絵描き長沢芦雪の襖絵が有名な無量寺で、本堂や収蔵庫の作品を鑑賞しました。

9月7日 串本 無量寺-r.jpg

そこから町営コミュニティバスで潮岬へ向かいました。本州最南端の岬は風が強くて、太平洋ははるか水平線まで島影ひとつなく、瀬戸内海に育った私たちにはこちらの方が新鮮でした。

9月7日 本州最南端 潮岬-r.jpg

どこもかしこも、本州最南端の郵便ポストとか、最南端の灰皿とか書いてあるのが可笑しかったです。潮岬灯台も見学し、灯台に登りましたが、先生は昨日、那智の青岸渡寺でせっかく買ってきた杖を灯台の階段わきに立てかけたまま、忘れて帰りました。本州最南端の杖かもしれません。

串本駅に戻ってから、電車までの間に、橋杭岩を見に行きました。

9月7日 串本 橋杭岩-r.jpg

特急くろしお30号で白浜へ向かい、白浜館に到着しました。ここも画家さんが家族で泊った宿ですが、越の湯と同じく当時とは経営も変っていて、面影はあまりなさそうです。明日も煖華さんの見た白浜周辺を見る予定です。

2年 小山夏実

9月8日
5日目、朝から快晴に恵まれました。白浜館の目の前が白良浜で、事前学修で講読した画家中庭煖華さんの1967年の日記には、この宿の玄関に生けられた生け花や部屋から見た白砂青松の景色のスケッチもあります。まずは白良浜へ行きました。白い砂浜に緑の松、青い空との取り合わせは素敵でした。砂が白くて細かいせいか、海の色もきれいでした。近くにある熊野三所神社では昭和天皇行幸の折の御座船が保存されており、また、火雨塚古墳もありました。古くは奈良時代にも天皇や皇族がこの近くから上陸したそうです。とても歴史を感じる場所でした。

9月8日 白砂青松の白良浜-r.jpg

そこから徒歩で円月島を目指しました。波の浸食作用でぽっかりと穴の開いた巨大な岩で、事前に見てきたガイドブックでも紹介されています。煖華さんは円月島を見ることも旅の目的だったようで、スケッチしていますが、意外にも歩いているうちすぐに見えてきました。

9月8日 円月島-r.jpg

ともかく画家さんと同じ視線を目指そうと、近くに向かいましたが、日記にある通り、京都大学の水族館付近まで来ると、側面になってしまい穴は見えませんでした。ただ、横から見ると、とても大きく迫力がありました。

今度はバスに乗って三段壁まで行き、千畳敷まで歩きました。三段壁はテレビの2時間サスペンスドラマに出てきそうな絶壁の奇観で、千畳敷は平らな岩が海に向かって延々と広く張り出した海岸です。風がとても強く歩くのも大変でしたが、絶景でした。

9月8日 千畳敷-r.jpg

白浜駅から特急くろしお号に乗り和歌山乗り換えで橋本、そこから極楽橋まで南海電車で移動しましたが、極楽橋から高野山駅まではケーブルカーに乗りました。高野山駅からはバスで高野山に入り、千手院橋バス停で降りて、徒歩で今晩泊めていただく高野山報恩院へ到着しました。途中、いくつもの山内寺院や霊宝館、壇上伽藍のわきを通りましたが、明日、明後日見学する予定です。夕食は大広間で御膳に載った精進料理をいただきました。ごま豆腐・高野豆腐などがあり、天ぷらの中に酒粕があったのは珍しく、初めて食べました。

9月8日 高野山大門-r.jpg

いまは夜も更けてきました。時おり、寺の鐘が鳴るのが聞こえます。煖華さんの日記の通り、半世紀前と変わらず、宗教都市なのだと感じます。

4年 石橋瑠香

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旅は高野山に続きます。

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート②~熊野
芸術文化フィールドワーク 現地レポート①~伊勢

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート②
社会系

2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。

学生による研修レポートをお届けします。研修3日目は、熊野詣をしました。

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9月6日
3日目は伊勢を後にして、宇治山田駅から松阪経由でJR特急「南紀」に乗って熊野に向かいました。いよいよ山登り、熊野詣です。
昼食は熊野速玉大社門前町の鰻屋で鰻丼を食べました。うな重は高くて食べられなかったですが、鰻丼はすごく美味しくて、山を登る前に元気が出ました。

食後、熊野速玉大社に参拝に行きました。この神社は八咫烏のマークが印象的ですが、サッカー日本代表のシンボルマークになっているのが、この烏だとは知らなかったです。

9月6日 熊野速玉大社-r.jpg

新宮城跡は階段が多くて、下からの見た目以上に高低差があり、地獄でした。でも、途中で石垣上から見えた川と海はとても綺麗でした。
9月6日 新宮丹鶴城あと-r.jpg

この城は、のちに広島のお殿様になる浅野家が紀州藩主だった時に、やはりのちに広島に移って三原城主となる家来の浅野忠吉が築城したそうです。

新宮からは普通電車で那智に出て、駅から近い補陀落山寺に行き、その後、バスで熊野那智大社・青岸渡寺に行きました。途中、大門坂でバスを降り、そこからは熊野古道を歩いて登りました。

9月6日 那智山 熊野古道大門坂-r.jpg

ずっと石畳の上り坂でしんどかったですが、登った先には三重塔のバックに那智滝が見え、天気は曇りでしたが、雲と霧が山の上の方を隠して、滝は上から下まで全部見えていて、良い雰囲気でした。良い思い出になりました。

9月6日 那智の滝-r.jpg

9月6日 那智の滝 青岸渡寺から-r.jpg

駅に戻って少し時間があったので、補陀落山寺で見た渡海舟が出ただろう、近くの浜辺にも行ってみました。先生が海に入って楽しそうでした。

9月6日 那智勝浦海浜公園-r.jpg

3年 佐々井のぞみ

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明日と明後日は、事前学修で読んだ日本画家の1967年の日記の足跡をたどります。画家 中庭煖華さんは家族旅行で来て、私たちと同じく那智の滝を見たあと、勝浦・白浜に1晩ずつ泊っています。

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート①~伊勢

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート③~和歌山

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート①
社会系

2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。
国際教養学科から2~4年生10名が参加しています。

学生による研修レポートをお届けします。研修はお伊勢参りから始まりました。

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9月4日
今日は午前中ほとんどを移動に費やしました。広島を出て、新幹線で新大阪へ、そこから大阪に出て環状線に乗り、鶴橋から近鉄特急で伊勢まで来ました。
13時ころ伊勢市駅に到着し、大きな荷物を預け、レンタルサイクルを借りました。
旅行第1食目は山口屋というお店で、名物の伊勢うどんを食べました。太くて柔らかくて長い麺が、真っ黒な熱い出汁にひたっていて、びっくりしましたが、おいしかったです。うどんの概念が変わりました。

最初の訪問は、月夜見宮。神宮のなかでも外宮の別宮になっていて、天照大神の弟神という格の高い神様が祀られているとのことでした

9月4日 月夜見宮-r.jpg

続いて行った外宮は、多くの人が行き交う中でお参りをしました。印象的だったのは本殿へと繋がる門に、白い垂れ幕があり、現世とあの世の境であるということでした。

9月4日 外宮-r.jpg

外宮参拝後、20年に一度の式年遷宮についての展示がされている「せんぐう館」を訪れ、スタッフの方の話などから、その歴史や、技の継承の在り方について学びました。

初日最後の見学先は、山田奉行所記念館でした。「せんぐう館」に時間を取られすぎて、到着した時点ですでに16時の閉館時刻を過ぎていましたが、管理者の方のご厚意で、特別に開けていただいて、説明を受けることができました。

9月4日 山田奉行所記念館-r.jpg

宿泊はこれから2泊、麻吉旅館ですが、国の登録有形文化財になっている、もと遊郭の建物は複雑に入り組んだ、赴きある建築でした。

9月4日 麻吉旅館-r.jpg

1日目の行程を無事にすべてこなすことができました。あす以降も楽しみです。

2年 丹羽菜月

9月5日
2日目はまず、宿泊先の麻吉旅館で建物やお座敷、大広間、展示コーナーなどを見学しました。
次に、宿の隣の寂照寺に行きました。このお寺の江戸時代の住職の月僊は絵描きとして有名で、引率の福田先生が学生時代にちょっと調べていたことがあるそうです。最近出た雑誌『グランデひろしま』秋号にも先生が解説を書いているそうなので、帰ったら手に取ってみようと思います。

続いて、昔のお伊勢参りの人達も歩いた古市参宮街道を歩くことにして、伊勢古市参宮街道資料館で館長さんのお話を聞き、伊勢参りや古市街道について知識を深めることが出来ました。
その後、伊藤小坡美術館に行きました。様々な時代の女性の画を鑑賞することが出来ました。同じ女性を描いていても、時代が違うことにより背景・衣装・髪型などが異なり、全く別の絵の様に見えました。鑑賞後、小坡さんの生家でもある猿田彦神社にお参りをしてから、内宮に行きました。

内宮では、綺麗な川、清らかな景色や広さに驚きました。平日でしたが人が多かったです。トトロに出てきそうな大きな木を触りました。色々な人が触るのでとてもつるつるしており、パワーを貰えた気がしました。

9月5日 内宮正宮-r.jpg

そして、おはらい町・おかげ横丁で昼食をとりました。伊勢には美味しそうなものが多くあり、横丁も活気で溢れていました。あわびと牛丼が美味しかったです。

9月5日 おかげ横丁-r.jpg 9月5日 おはらい町 あわび丸ごと串焼き-r.jpg


午後は、神宮徴古館・農業館・神宮美術館に行きました。神宮徴古館では神宮のお祭りに関する貴重な資料や、色鮮やかで細部までこだわられた衣装や道具を見る事が出来ました。

9月5日 神宮徴古館-r.jpg

最後は、近鉄で数駅離れた斎宮歴史博物館に行きました。斎宮跡は史跡になっており、歴史博物館では奈良時代から南北朝時代まで、伊勢神宮に奉仕するため都から伊勢に派遣された皇族のお姫さまである斎王に関する展示がありました。職員の方が解説をしてくださり、映像を見たり、クイズに答えたり、割れた土器の復元を立体パズルで遊びながら知識を深めることができたり、とても勉強になりました。

今日一日を通して、多くの事を学ぶ事が出来たと思います。

3年 木村菜々子

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明日は熊野に行き、熊野詣をします。

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芸術文化フィールドワーク 現地レポート②~熊野

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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート⑤(最終)
社会系

2017年度アジア・アフリカFWの渡航先は、広島女学院大学では初のアフリカ、ザンビア共和国です。
国際教養学科から3・4年生6名が参加しました。
(※2018年度からは生活デザイン学科地域デザインにおいて同様のフィールドワークを行います。)

学生による最終日(8日目)の研修内容のレポートです。

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9月3日
ザンビア滞在も今日で最後となりました。

最終日の今日は、ローワーザンベジ国立公園を朝早く出発し、首都ルサカへと戻りました。
午後からは土産物市を見に行きました。地元の自然資源を活かしたお土産が多く並んでおり、どれも素敵なものばかりでした。

9日間という長いようで短い滞在期間でしたが、ザンビアを思う存分楽しむことができました。
特に印象に残ったことは、先生の調査している農村へ行き、普段日本では体験できないような生活を体験したことです。
電気も水道も通っていない村での生活は、どこか大変そうに見えて、どこか魅力的に思えました。
また多くのことを体験するなかで、日本での「当たり前」を、当たり前と決めつけてはいけないと思いました。

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日本のメディアで取り上げられるアフリカは負のイメージが強く、私自身も大学でアフリカについて深く学ぶまでは、負のイメージしか持っていませんでした。
しかし事前学習で、「アフリカにもこんな一面があったんだ!」という新しい発見をし、さらに実際に行ってみたことでそれを体感することができました。
例えば、事前学習でザンビアは中国から多くの支援を受けていると知りました。実際にザンビアへ着くと、至る所に中国語の看板があったり、中国の援助により道路の舗装工事をしたりしている場面を多く見ることができました。

日本とザンビアは、様々な点で異なりますが、私はザンビアに、アフリカにとても魅力を感じ、もっとアフリカについて学びたいという意欲が高まりました。
ザンビアで学んだことを日本に持ち帰り、これからの学習に繋げていこうと思います。

最後に、引率してくださった伊藤先生をはじめ、支えてくれた両親、ザンビアで出会った全ての方々に感謝いたします。

3年 横山なぎさ

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あっという間の9日間でした。
滞在中も学生たちは元気に過ごし、9月5日に無事に日本に帰国することができ、ほっとしています。
現地でお世話になった全ての皆様および本授業をサポートしてくださった教職員や保護者の皆様に、改めて感謝申し上げます。

引率 伊藤千尋

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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート④
アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート③
アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート②
アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート①

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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート④
社会系

2017年度アジア・アフリカフィールドワークの渡航先は、広島女学院大学では初のアフリカ、ザンビア共和国です。
国際教養学科から3・4年生6名が参加しています。
(※2018年度からは生活デザイン学科地域デザインにおいて同様のフィールドワークを行います。)

学生による6・7日目の研修内容のレポートです。

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9月1日
ザンビア滞在6日目はローワーザンベジ国立公園へ向かい、サンセットクルーズを楽しみました。

ローワーザンベジ国立公園はザンビアの南東部に位置し、ザンベジ河沿いにある国立公園です。

午前8時頃、ローワーザンベジ国立公園へ向かうため首都ルサカを出発しました。最初は舗装された道路でしたが国立公園に近づくにつれ、地面むき出しのデコボコ道が続きました。砂埃のなか、体を揺すられ到着したのは出発から6時間後の午後2時頃でした。

そして午後4時、私達は船に乗り込み、ガイドの方と一緒にザンベジ川をクルージングしました。
水しぶきを上げながらザンベジ川を進んでいくとゾウの群れを見つけました。木の枝をしならせ葉を食べるゾウや水を浴びるゾウなど、自然の中でのびのび暮らす姿を間近で見ることができました。
動物を観察しているうちに日が沈み始め水面に映る夕日と木々の影が美しく、アフリカの自然の素晴らしさを肌で感じました。
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9月2日
ザンビア滞在7日目は待ちに待った野生動物観光を体験しました。
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国立公園では、インパラやクドゥ、ゾウやカバ、バッファロー、ウォーターバックなどたくさんの動物を見ることができました。
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そして、幸運にもライオンも見ることができました。
ライオンは寝ているとまるで大きな猫のように見えてとても可愛かったです。
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川沿いを進んでいたときに、車のタイヤが砂に埋もれるというハプニングにも遭遇しました。
砂から脱出するために全員で車を押すという思い出に残る出来事もありました。
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帰り道には、子連れのゾウと遭遇したときには、母親のゾウが子供を私から守ろうとし、威嚇のために大きな鳴き声をあげました。
とても驚きましたが、貴重な鳴き声だと思い運がいいと感じました。

今日は一日、朝早くから慣れない凸凹道を進み続けました。
国立公園では、日本の動物園ではなかなか見ることができない自然な動物の姿を見ることができ、貴重な経験になりました。
そして、知らない動物を知る機会になったり、日本ではなかなかないハプニングに遭遇するなど思い出がたくさん出来、素敵な1日を過ごしました。

3年 福島友紀、渡邉愛梨
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幸いにも、全員大きく体調を崩すことなく、ザンビアの自然や文化を思う存分楽しんできました。
明日は最終日のレポートをお届けします。

引率 伊藤千尋

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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート③
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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート⑤(最終)

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アジア・アフリカフィールドワーク 現地レポート③
社会系

2017年度アジア・アフリカFWの渡航先は、広島女学院大学では初のアフリカ、ザンビア共和国です。
国際教養学科から3・4年生6名が参加しています。
(※2018年度からは生活デザイン学科地域デザインにおいて同様のフィールドワークを行います。)

学生による5日目の研修内容のレポートです。

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8月31日
ザンビア滞在5日目は、主にマーケットの観察とザンビア大使館訪問を行ないました。

午前中に、シアボンガという町にあるマーケットへ足を運びました。
このマーケットでは、日用品から食料まで、地元住民の生活を支えるものが様々売られています。
実際に、散策をしながら、現地の人々の生活の様子を垣間見る事ができ、貴重な体験となりました。
ザンビア人女性が身に着けるチテンゲと呼ばれる布を買った際には、買値交渉ができ、日本にはない文化に触れる事ができました。

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午後には、首都ルサカに戻りました。
ここでは、ルサカ郊外にある大きなショッピングモールに足を運びました。
この巨大なショッピングモールには、スーパーやカフェ、服屋など何でも揃っていました。
マーケットとは違い、客層は裕福な方たちが多いように感じられました。日本では想像することができなかったザンビアの新しい一面を感じる事ができました。

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最後に日本大使館へ向かい、大使とお話させていただきました。
大使は私たちのために時間を割いて下さり、ザンビア経済の問題点や日系企業とザンビアの関わりなど広くお話してくださいました。
また、大使自身の外交官としての経験をふまえ、海外で活躍するために必要なことや心構えについてもお話していただき、とても貴重な時間となりました。
残りのザンビアでの滞在を楽しんで下さい、と励ましお言葉も頂き、大使館を後にしました。

明日は、ローワー・ザンベジ国立公園に向かいます。
後半も有意義な学びとなるよう、気を引き締めて活動して行きたいと思います。

4年 大江萌花
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いよいよフィールドワークも後半に入ってきました。
明日も長距離移動が控えていますが、全員健康に気を付けてがんばります。

引率 伊藤千尋

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