人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

建築士課程の必修科目「建築材料学」にて、木質材料の破壊試験を行いました。事前に寸法や含水率などを測定した木質試料を専用の加圧試験機によって破壊することで、加圧方向による強度の違いや、樹種ごとの差異などを体感的に学んでいます。

【曲げ試験】

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【圧縮試験】

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また、普段目にすることのない各種試験機の見学を行い、身の回りの工業製品がどのような試験を経て製品化されているかを学びました。学生たちからの積極的な質疑で盛り上がり、有意義な1日になったように思います。

【疲労試験】

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【複合サイクル試験(塩水噴霧試験)】

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【家具の耐久試験】

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【シャルピー衝撃試験】

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以下、受講した学生のコメントです。


生活デザイン学科3年 H.U:

デザインや加工、評価など幅広い分野にわたって技術支援を行っていることが分かりました。また、このセンターで検証している物は私たちがよく目にするものが多く、何度も繰り返し検証を行うことで私たちが安全にそして長く使うことができていることが分かりました。

実際に試験を体験することで、数値でしか見たことがなかった力を目で確認することができ、より力学に対する理解が深まりました。また、普段は見られない機械を見ることができたことも貴重な体験の1つとなりました。


ただデザインをするだけでなく、それを支える技術や実験についての知識も深めることができたようですね。実践的な学びがまた良い作品を生み出してくれることでしょう!

建築やインテリアに興味がある人はぜひオープンセミナーを受講ください。図面を書いたり、模型を作ったり、大学生気分でデザインしてみましょう!

オープンセミナーについてはこちらから!

生活デザイン学科では4つの領域に合わせ、4つのセミナーを開催します!
2022年度用の紹介動画をご覧ください。

◆「インテリアから始める生活プロデュース

◆「はじめての洋裁

◆「女性建築家にまなぶ建築デザイン

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7月17日(日)に行われる第2回オープンキャンパス。
生活デザイン学科では、学科説明・入試説明、インテリア・住居・建築デザイン領域の体験、被服・ファッションデザイン領域の体験、実習室ツアー、就職活動体験談、学生作品展示など盛りだくさんです。

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大学広報チーム アルコイリス所属学生による学科紹介(第1回の様子)

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インテリア・住居・建築デザイン領域の体験企画(第1回の様子)

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地域デザイン領域の体験企画(第1回の様子)

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2つの教室には学生の作品がいっぱい!(第1回の様子)

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オープンセミナーに関する展示(第1回の様子)

第2回では前回のオープンキャンパスでいただいたご要望を反映し、学科説明の時間を増やしたり、実習室ツアーで訪れる実習室に展示物を増やしたり、と充実を図っています。

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第2造形実習室での授業の様子

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第3造形実習室での授業の様子

就職活動体験談では、被服・ファッションデザイン領域を学んだ学生、地域デザイン領域を学んだ学生が登場予定です。また、当日の学生スタッフには教職課程学生、建築士課程学生もおりますので、高校生の皆さん、それぞれの学びの関心に合わせ、交流をしてもらえればと思います。

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会場では学生に直接質問もできます(第1回の様子)

現在大学HPからオープンキャンパスの事前予約を受け付けています。
どうぞお越しください。

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インテリア・住居・建築領域

今年度から、建築士課程3年生授業「建築意匠論Ⅱ」は、街に出る授業プロジェクトの一つとして実施されています。

先日、3回予定されている学外実習の第2回目が、乾久美子設計の宮島口旅客ターミナルで実施されました(第1回は谷口吉生設計の広島市環境局中工場で実施されました)。

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宮島口旅客ターミナル

この学外実習は、学生による調査研究、学外実習の企画をもとに実施されました。まず、7つのグループが、それぞれ調査対象とする県内の建築作品を選定しました。今年度は、広島市レストハウス、リボンチャペル、東広島市立美術館、宮島口旅客ターミナル、広島市西風館、奥田元宋・小由女美術館、IROHA villageです。それぞれ、『新建築』等で資料を収集し、図面と文章を照らし合わせながら、設計者の考え方、設計の特徴、都市の中での位置づけなどを理解し、パワーポイントにまとめます。発表と質疑応答を経て、学外実習を実施する建築作品が選定され、担当したグループが中心となって実習が企画・実施されました。

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グループワークの様子

宮島口旅客ターミナルは屋根に曲線を取り入れ、建築面積に対して威圧感を与えないといいう特徴を持っています。また、新フェリーターミナル、桟橋、広電宮島口駅の屋根や庇の勾配、素材など様々な部分に関係性を持たせることで、風景と建築が一体となったような印象を与えています。

現地では資料・図面と作品を照らし合わせながら、写真を撮影し、空間の特徴の記述を行い、スライド形式のレポートとしてまとめます。

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作成資料の写真

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学外実習を終えて作成した学生レポート

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フェリーターミナルでの学生の様子

また、今回は宮島に渡り、厳島神社や千畳閣、昨年開館したばかりのetto宮島交流館を訪問しました。

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宮島散策
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あいにくの雨模様で宮島弥山展望休憩所まで行くことはできませんでしたが、少し賑わいを取り戻した宮島の商店街や町並みを楽しみました。

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学生も楽しんでいる様子が見られました

<学生の感想>
ターミナルに来たことはあったが、屋根の構造など細部まで詳しく見たことがなかった。ターミナルと厳島神社の屋根が関連づけられているところが、街全体を通して雰囲気づくりをしていて良いと思った。(H.Uさん)


この授業では、第3回おりづるタワーでの学外実習が予定されています。
建築士課程は、1年生のころからの様々な授業の積み重ねが重要な課程です。

1年次には、生活全般とそれを取り巻くデザインに関する知識を幅広く身につけます。
2年次には、専門科目が本格的に始まり、インテリア・住居を設計するために必要な知識を学びながら、設計課題に取り組み、設計デザインの基礎力を身につけます。
3年次になると、更に専門性を高め、学びを深めるためにゼミがスタートします。難易度のあがった設計課題に取り組みながら、専門知識・技術、提案力を身につけます。インターンシップを通し、卒業後の進路についても理解を深めます。
そして、4年次には大学の学びの集大成として、自らテーマを決め、卒業設計に取り組んでいきます。並行して就職活動に取り組みます。

お知らせ

様々な経験をして作成する模型や平面図など学生作品をオープンキャンパスで展示しています。また、その他にも街に出る授業の紹介がありますので、ぜひ足を運んでください。
第2回は7月17日(日)です!事前予約受付中です!

また、部活動や模試などで日曜日の来校が難しい!という方にはイブニングオープンキャンパスを実施します。
直近は7月22日(金)です。こちらは学科教員が具体的な大学生活についてお話したり、実習教室をゆっくりと見学してもらったりすることができます。

たくさんの来場をお待ちしています。

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