人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

学生生活アーカイブ

被服・ファッション領域

学生による授業紹介が届きました。生活デザイン学科の4つのデザインには、領域別にいろいろな授業があり、1つのデザインを深くも、複数のデザインを広くも学ぶことができることを具体的に紹介してくれています。


こんにちは、学会誌編集部3年のN.Mです。
この度、私が紹介する授業は「日本服装史(1年後期)」です。
「服装」というものが誕生した縄文時代から昭和時代まで、私たちからすると「昔の服装」について学ぶことができます。それぞれの時代に、どのような服装が誕生したのか背景を考えながら学んでいきます。

特に印象に残っているのは、平安時代の服装の「十二単」です。百人一首をしたことがある人は見覚えがあるかもしれませんが、当時の女性貴族が着用していた着物です。色の組み合わせによって名前が決められているなど、なかなか調べる機会がないような服装を知ることができます。また、その服装に込められている意味や当時ならではの着こなしなども学べます。

nihonhukusousi1.jpg<授業ノート①>

私は地域デザイン領域の授業を主に受講していますが、日本服装史を受講しようと思った理由は、シラバスを見て「個人の嗜好で服装をまとっているだけでなく、時代の流行や社会の状況から服装の意味を組み取ることができる」という授業目的から現在の私たちの服装にどう繋がっているのか興味が湧き、面白そうだと思ったからです。
そして、実際受けてみると、私の「面白そう」という思いを決して裏切らない授業でした。服飾・ファッションを学びたい人はもちろん、そうでない人にもオススメしたい授業です。特に歴史好きな人はとても興味深い授業だと思います。私自身、日本の歴史を題材としたゲームをたくさんプレイしてきましたが、キャラクターと照らし合わせて考えてみるとよりいっそう楽しかったです!

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<授業ノート②>

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<授業ノート③>

他にも、皆さんが毎日着ている洋服のデザインが「昔からある服装と似ている!」という気付きも得られるかもしれませんね。
歴史と聞くと難しく思う人もいるかもしれませんが、画像資料が豊富なのでノートづくりも楽しいと思います。


N・Mさん、ありがとうございました。地域デザインを中心に学びながらも、被服・ファッションデザインの授業も受講し、幅広い教養が身につくことで、日常生活の楽しみも増えたようですね。

被服・ファッションデザインの科目には日本服装史のほかに西洋服装史もあり、製図や縫製の技術を身に着ける科目、アパレル流通やコーディネートなどの知識を学ぶ科目もあります。幅広い学びができる生活デザイン学科であなたも学んでみませんか?

学科の学びを知ることができる8月最後のオープンキャンパスは事前予約が必要となりましたが、本学在学生も待っています!ぜひおいでください。

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生活プロデュース領域

学生から授業紹介の記事が届きました。今回は「CG(コンピュータ・グラフィックス)」に関する授業のようです。


生活デザイン学会学会誌編集部に所属する2年生のT・Kです。生活デザイン学科の2年生から受講できるようになる授業を紹介します。

私が実際に受講した授業で、今回紹介するのは「CGの世界」です。なぜこの授業を受講したのかというと、CGについて知る良い機会だと感じたからです。また「情報処理士」という資格を取ることをめざしており、要件に含まれていたためです。 

具体的に何をするのかというと、CGについての基礎知識を身につけたり、ソフトを使いCGを作成する手法を学べたりします。私はCGについてはまったくの初心者でしたが、授業を聞いていると少しずつ理解できて、無理なく受講できました。
CGといっても取り上げられる内容は思っていたより幅広く、例えば画像についてのことでも、二値画像やヒストグラムといった専門用語がでてきました。説明しようとすると意外と難しい内容が多く、CGを使った制作についての見方が少し変わりました。この他にも知っているようで知らないことをあらためて勉強することができました。

15回の授業の中に座学と実習があり、後半の実習ではCGソフトを使用します!
「SketchUp」という3Dモデリングソフトを使い、建物のモデリングをするのですが、決められた形状の建物を作成するだけでもそれなりに時間がかかりました。ですが、授業の中で少しずつ操作方法を覚えていき、下のイラストのようなグラフィックを作成できました。CGはどんなかたちでも設計でき、ビルのような大きな建築物の図面も、イスやジュエリーボックスのような小さな図面から、ゲームの背景、キャラクターまで設計できる便利なものでした。

seide_CG.jpg授業で作成したCG
(SketchUP, Getting Started with SketchUp - Part 2, Youtube. (https://youtu.be/IMHckAysaSY)を利用して作成。最終閲覧日2021年7月23日。)

他にもパワーポイントを使って簡単なプロジェクションマッピング風の動画を作る機会がありました。動画と聞くとどんなものだろうと私は不安に思っていたのですが、意外に難しくなく、分からないことがあっても先生に聞くと的確に答えていただいたので、作成することができました。
テキストは『ビジュアル情報処理』を使用しており、CG-ARTS検定の画像処理エンジニア検定ベーシックという資格にも対応しています。CGは私たちの生活の中になくてはならないものなので、情報系を勉強する良い機会でした!


T・Kさん、ありがとうございました。指定された科目の単位を取得すると、卒業時に「情報処理士」の資格が認定されますが、この授業はその科目の一つにもなっています。

生活デザイン学科ではファッションやインテリア・住居・建築だけでなく、ビジネスに関わる全国大学実務教育協会が認定する実務士資格が3つも取得できます。自分の将来に向けて、役立つ学びを積み上げていきましょう!

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生活デザイン学会学会誌編集部のI・Iさんから、課外活動についての紹介記事が届きました。積極的な活動の様子をぜひご覧ください。


5月1日、私が参加しているきれいな海づくりワーキンググループは、呉市にある音戸町で行われている海岸掃除の活動に参加させていただきました。この活動の目的は海岸に流れ着いたゴミを拾って海をきれいにすることです。

seideumi⑦.jpg参加者の中には、家族や個人で来られている方、他大学の方、また環境保護活動をされている方などがいました。そこで驚いたのは、参加者のほとんどが10代から20代くらいの若い方たちだったということです。今回初めて参加した私は、若い世代が積極的にこのような活動に参加することは素晴らしいと感じました。

seideumi②.jpg午前中は、ゴミを種類ごとに分けて拾う係を決め、それぞれが担当のゴミを収集しました。5月上旬とはいえ、太陽が出てくると夏のような暑さでした。海岸なので周りに影になる木々がなく、直射日光にさらされてしまうため熱中症になる恐れもあると現地の方はおっしゃっていました。

seideumi⑧.jpgある程度ゴミを拾い終わったら、お昼の時間です。私たち広島女学院大学から来たメンバーでカレーライスを作りました。自分たちで買い出しに行き、道具などはイベントに参加されていたご家族に貸していただきました。他大学の方たちも一緒にいただきました。そこでこの活動に参加するようになった経緯や、互いの大学の話や学んでいること、興味のあることなどお話しする機会もあり、良い交流の時間となったと思います。

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seideumi⑤.jpgお昼ご飯を終えたら、シーカヤック体験です。カヤックとは長細いボートで、そこに一人か二人が前向きに座ってパドルで漕ぐ乗り物です。カヤックの乗り方を現地の方が分かりやすく教えてくださったおかげで、初心者でも簡単に乗ることができました。当日は、風も強かったのでちゃんと乗れるか心配でしたが、乗ってみると思った以上に楽しかったです。

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seideumi③.jpg今回の活動で印象に残ったのは、この日拾ったゴミの中の「牡蠣パイプ」です。これは牡蠣養生用パイプで、収穫の際に牡蠣を引き上げた後、大量に海に流れ出てしまったものです。今回落ちていたゴミのほとんどが牡蠣パイプでした。しかし、現地のスタッフの方はこれを集めて、ある業者の方に依頼してこの牡蠣パイプを使ってお皿やトレーなどを作られていました。カラフルな牡蠣パイプで作られていたので鮮やかでおしゃれな物になっていました。スタッフの方はこのできた作品を小学校などでお見せして、子どもたちに頑張って拾ったゴミが拾っただけで終わるのではなく、自分たちの所にちゃんと見える形で返ってくるという事を知ってもらうとおっしゃっていました。そうすることで、自分たちが活動した事に意味があったと思えてさらにゴミ拾いを頑張ってもらいたいという思いが込められているそうです。

私たちも今後さらに地域の方々と協力して、より良い自然環境づくりを学び、実行していきたいと考えています。


これまでの活動
もそうですが、学外で色々な人と交流する中で視野が広がり、これからどんなことをしたいか、ということが具体的になっていきますね。学科としても、色々な制約のある状況の中でも、成長していく皆さんを支援していきたいと思います。

なお、この活動は「HJU Save the Seaプロジェクト」という学生考案の新たな名前となり、今後も活動を継続していくようです。

生活デザイン学科からのお知らせ

高校生、学生、社会人の女性を対象にした、学科の学びを深く知り、入試にも利用できるオープンセミナーの受講を現在受け付けています。

学科の4つの領域に特化したセミナーをご用意していますので、ぜひご体験ください。

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