人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

学生生活アーカイブ

生活デザイン学科では2019年度生活デザイン学会秋季講演会でご講演いただいた「一般社団法人ひろしまきもの遊び」澤井律子さんとのご縁から、これまでに色々と課外活動をおこなってきました。

そんな課外活動のひとつに、縮景園にておこなわれる「にわかふぇ」のお手伝いがあります。「にわかふぇ」は紅葉や梅、桜の季節に設営される、和のスイーツ・ドリンクを楽しみながら縮景園の自然を愛でることができる屋外型の和喫茶スペースです。

そちらの接客と和文化空間の創造のお手伝いを本学学生が担っています。

今年も桜の開花に合わせて「にわかふぇ」が企画され、学生がキモノを着ておもてなしをしました。

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この催しはファッションや生活文化、地域のデザインを学ぶ学生たちに特に人気の催しです。

お手伝いをしながら、大学で学んだ知識や技術を実践したり、これからのキモノ文化や日本の伝統、地域振興を考えたりするよい機会となっているようです。例えば大学で学んだ浴衣の着装実践を踏まえ、「ひろしまきもの遊び」からもご指導いただいて、学生自身でキモノの着付けをしています。

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そして、2021年4月から新たに、生活デザイン学科の学生が「ひろしまきもの遊び」とコラボして、「きものリメイクプロジェクト(仮)」を立ち上げることになりました!伝統文化とコラボしながら「伝える力」を実践的に育てる取り組みです。

この活動についても今後こちらの学科ニュースで紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに。

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生活デザイン学科では、デザインに関わる資格のうち「色彩検定」や「カラーコーディネーター検定」の内容に関わる授業がいくつかあります。また、受検サポート講座もあり、毎年多くの学生が受講し、受検にチャレンジしています。

今年度は夏期の試験は「色彩検定」「カラーコーディネーター検定」共にコロナウイルス感染症流行のため中止となりましたが、冬期の試験はコロナウイルス感染症対策を講じ、どちらも実施されました。

冬期試験で見事色彩検定2級に合格した山田奈穂さん(3年)に、合格に向けてどんな勉強をしたかなどインタビューした内容をお届けします。

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<合格証書とともに>

Q.なぜ色彩検定を受けようと思ったのですか?

A. 将来、もの作りに関する仕事がしたかったからです。また趣味のイラストに活用したいと思ったからです。

Q.いつ頃から受験を考えていましたか?

A. 資格取得を目指したいと思ったのは高校生からです。大学1、2年生の授業から本格的に学び始め、3年生で資格を取ることを目標にしていました。

Q.どのように勉強を進めていきましたか?

A. 1日必ず公式テキストを20ページを読んでいました。さらに色名を暗記したり、学科の受検サポート講座で小テストや模擬試験に定期的に取り組んだりして、実際の受験に備えていました。

Q.大変だったことは何ですか?

A. 継続することです。サポート講座の小テストで最初思ったように点数が取れなくて落ち込み、続けることに嫌気がさしてしまったことがありました。それでも継続することで段々点を取れるようになりました。

Q.実際に試験を受けてみてどうでしたか?また、受検後に合格する自信はありましたか?

A. 勉強を始める前はとても難しいイメージがありましたが、しっかり事前勉強をしていたので思っていたより困難なものではなかったです。多少不安はあったものの、受かる自信はありました。

Q.合格してどう思いましたか?また、今後どのように活かしたいですか?

A. もちろん嬉しかったです。努力が形となって返ってきてくれたので、達成感がありました。授業の課題やデザインに活用するのはもちろん、これから就職活動が始まるので、それにも活用しようと思います。

山田さん、おめでとうございました。これからも活躍を応援しています!

また、山田さん以外にも今年度受検サポート講座を受講し、色彩検定2級を受検した学生は全員合格をしました!今後の学び、また、生活を豊かにする活動に活かしてくださいね!

なお、今後も受検サポート講座は開講予定です。オンライン講座なので、自分のペースに合わせて勉強することも可能です。ぜひ本学科で一緒に学びましょう。

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学生による授業紹介記事が届きました。

生活デザイン学科では個人で作品を作る実習系の授業だけでなく、グループワークを通して学ぶ演習系授業もたくさんあります。その中でも1年生ですぐに受講できる授業の紹介です。

こんにちは、生活デザイン学科2年、N.Mです。学会誌編集部に所属しています。

私のおすすめの授業は「地域デザイン入門(1年前期)」です。
この授業は「社会」、「文化」、「自然」、「コミュニティー」の4つの視点から地域と生活について学ぶ授業です。

地域デザインは、他の分野のデザインに比べ、どのようなことをするのかイメージがしづらい人も多いと思います。この授業では、地域の文化や環境を知り、どのように活かしていけるかを考えることで、地域デザインを学ぶことができます。

個人的には、グループワークの多い授業だったことが印象的でした。一昨年は、住んでいる区でグループ分けをして、それぞれ自分の区の良い点・悪い点を挙げてグループごとに表を作り、発表しあいました。地域ごとにまとめることで、私たちがどのような環境を住みやすいと考えるのか、逆に問題点はどんなところなのかと考えることが出来ました。

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<KJ法とは、どんなアクティブラーニング方法なのでしょうか?

まずは自分の意見や考えたことを付せんに書き込んでいきます>

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<次にグループ皆で話し合いながら、内容を確認していきます>

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<同じような意見をまとめ、グールプの考えを集約していきます>

地域の特徴を知り、有用性を考えることも勿論ですが、グループワークで話し合うことで協力して意見を膨らませていく力も身に付けられる授業だと思います。また、地域デザインを専門に学びたいと思っている人以外でも、地域づくりの面白さに触れられると思いますので、おすすめです。

N.Mさん、ありがとうございました。グループワークを通して、自分の意見を伝える力だけでなく、他の人の意見も聞き、協働していく力が身についたようです。大学の学びは個人の能力を伸ばすだけでなく、社会に出たときに必要な、グループディスカッションをデザインするのに役立つ力を育成する機会でもあります。興味がある人はぜひ受講してみてください。

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