人文学部 国際英語学科 ニュース

授業紹介アーカイブ

アメリカ、サンディエゴのカリフォルニア州立大学サンマルコス校での授業も一週間目が終わりました。充実した時間はあっという間に過ぎていきますね。

参加学生は皆、その充実した日々の様子を日替わりで研修レポートという形でご家族や仲間へと配信しています。
今回の〈第2弾〉では、その現地研修レポートから一つご紹介いたします。


今日は雨上がりでとても風が強く寒い日でした。

午前中の授業では、イディオムやサンディエゴの観光地について学びました。イディオムを使った会話をペアで作りロールプレイをして練習し、発表をしました。イディオムは、a piece of cake(朝飯前、簡単なこと)など、日本語でいう慣用句で様々なイディオムを知ることができてとても面白かったです。

写真1:授業の様子(全体)のコピー.JPG
授業の様子① 英語の興味深いイディオムを学び、スキットを作成して、演じました

写真2:授業の様子(グループ)のコピー.JPG
授業の様子② 少人数授業なので、先生も個別に関わってくださいます

また、サンディエゴの観光地では観光地の情報が書いてある紙を元にペアで会話を作りました。これは明日発表するので頑張りたいと思います。

写真3:アンバサダーとのコピー.JPG
アンバサダー 現地留学生が授業のサポートをしてくれています

午後は、キャンパス内の学生に声をかけるというのが目標で、グループに分かれて質問が書かれた紙を元に様々な学生に声をかけコミュニケーションをとりました。話しかけるのは紙に書かれている色を身につけた人で、私たちのグループはなかなかオレンジ色を身につけている人を見つけることが出来ませんでした。声をかけるのはとても勇気がいりましたが、現地の人は皆フレンドリーで気さくに話してくれました。

写真4:キャンパス散策のコピー.JPG
キャンパス散策:広大なキャンパスも授業のフィールドです

ディナーはホストファミリーがハンバーガーを買ってきてくれたのでハンバーガーを食べました。とても美味しかったです。
明日は雨が降り肌寒いようなので、風邪を引かないように気をつけたいと思います。

It was windy and cold today. We learned sightseeing spots in San Diego and idioms. In the afternoon, we talked with students who live in America. I was very nervous but they were friendly. It will be cold tomorrow because of the rain, so I will be careful not to catch a cold.

今週末はサンディエゴツアーやロサンゼルス観光が予定されています。良い天候となることを祈るばかりです。

写真5:スタバ.jpeg
アンバサダーがキャンパス内のスターバックスに連れて行ってくれました

国際英語学科のWeb Newsでも、引き続き海外研修の様子をお伝えいたします。〈第3弾〉もお楽しみに!

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「海外研修事前指導」現地レポート〈第1弾〉

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「海外研修事前指導」現地レポート〈第3弾〉


*「海外研修事前指導」は2022年度以降入学生より「海外研修Ⅰ」となっています。

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2023年2月19日、私たちはアメリカに向けて広島を出発しました。
本学では3年ぶりの「海外研修事前指導」(2022年度以降入学生の皆さんは科目名:「海外研修Ⅰ」)の実施となります。コロナ禍ということで、以前に比べて準備することが多く大変な部分もあったと思いますが、その分だけ、この研修が実現できた喜びはひとしおです。

今回の研修には2・3年生9名が参加しています。学生は約2週間、ホームステイをしながらサンディエゴのカリフォルニア州立大学サンマルコス校で英語を学んだり、現地学生との交流をしたりします。週末には、オプショナルツアーとしてロサンゼルスでの観光やディズニーランド訪問も予定されています。

今回はその研修の〈第1弾〉として、広島を発ってから現地に到着し、授業開始となったところまでをお伝えします。


2月19日、広島はあいにくの空模様...。広島駅から広島空港へ向かうリムジンバスは前が見えないほどの霧...。一抹の不安を抱えつつも、集合予定の10時より前に参加学生らは、チェックインと荷物預けまで終了して集合することができました。
たくさんのご家族にお見送りいただき、いよいよ出発です。飛行機が予定出発時刻より少し遅れて出発となりましたが、無事羽田空港に到着。自分の預けたスーツケースを受け取り、バスに乗車。成田空港を目指します。
成田空港国際線ターミナルに入ると、学生たちの目が輝きます。海外に行くのだという実感もじわりと出始めたことでしょうか。記念にここで皆で写真撮影をしました。

写真1:成田空港にてのコピー.JPG
成田空港にて記念写真撮影

JALのチェックインカウンターはどこだ?と探していると結構奥にあることがわかります。広い成田空港です。お目当てのカウンターを見てみると、長蛇の列...。その列に並んでいると、時間はどんどん過ぎていきます。途中で、自動チェックインカウンターに案内され、無事にチェックインはできたものの、団体での旅行ということで全員の搭乗券を発行してもらわなければなりません。結局、有人カウンターで搭乗券の発行とスーツケース預かりの手続きを済ませていただくことができました。しかし、時間はギリギリ...。保安検査・出国審査はまだしていません。スタッフの方が、私たちを先導し、保安検査場を特別ルートで通してくださり、無事全員が出国審査も終え、出発ゲートまでたどり着くことができました。

こうして慌ただしく、機内へ。その後9時間余りのフライト。学生たちは機内食のおいしさに感動していた様子でした。機内では、なかなか寝つけなかった学生も多かったようで、疲れの色が顔にも出始めてきました。

そしてついに飛行機はアメリカのサンディエゴ国際空港へと到着。スーツケースを受け取り、入国審査です。荷物からファイルを取り出し、事前セッションで学んだ表現を復習している学生も見られました。皆緊張の面持ち。しかし、心配はご無用。全員無事に入国することができました。
現地コーディネーターの方とも会うことができ、車でサンマルコスへ。アメリカの街並みを感じつつ、外国に来たことを実感できる時間となりました。

サンディエゴ到着(1).jpg
サンディエゴ国際空港到着

サンマルコスへ着くと、いよいよホストファミリーとのご対面。どのご家族も素敵な笑顔と明るい挨拶で学生を迎えてくださいました。その後、学生たちはそれぞれのお宅へと帰っていきました。

ホストファミリーと(1).jpg
ホストファミリーとの出会い

翌日から大学での授業が始まりました。オリエンテーションやキャンパスツアー、アンバサダーの学生との交流ランチ、そして、コーディネーターの方からの授業で初日は終わりました。

写真4:キャンパスツアー(カフェテリア)のコピー.JPG
キャンパスツアー

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大学キャンパスにて初日の交流ランチ

まだ3日間ほどしか経っていないのですが、参加学生の皆の変化を感じています。日本からアメリカへの移動の際、他者への気づかいや思いやりが色々な場面で見られました。迷子になりそうな人がいると、こっちだよ~と声をかけたり、手で合図をしたり、迎えに行ったり。特に3年生がリーダーシップを発揮してくれています。交流ランチで残ったものを車まで運ぶお手伝いをしてくれたのも3年生でした。

また、これまで自分はシャイで...と言っていた学生たちも、自分の殻を打ち破ろうとしているのがわかります。自分の伝えたいことを、間違えを恐れずに積極的に発言しようと頑張っている人もいます。

参加者の皆が、この研修を通して「新しい自分」に出会えるとよいなと楽しみにしているところです。国際英語学科のWeb Newsでも、引き続き海外研修の様子をお伝えしますので、ぜひご期待ください。

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「海外研修事前指導」現地レポート〈第2弾〉

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2022年度より大きく授業内容を変更し、協働と地域により注目した「キャリア・スタディ・プログラムⅠ」の授業では、広島の魅力発見・発信をテーマに新聞づくりや番組づくりに取り組んできました。

今回は番組づくりの撮影会を行ったときの様子をご紹介します。

各グループ7分の番組をつくります。スライドに工夫を凝らしたり、実際に自分たちでアクティビティや食文化を体験した様子を動画として加えたり、広島を訪れた外国人の方に英語でインタビューをした様子を紹介したりとバラエティ豊かな広島の魅力発信番組が出揃いました。

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外国人へのインタビューに挑戦したグループも。

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けん玉を実演中!

最後に、ゲスト審査員の方々から講評をいただき、今後の課題や方向性を示していただきました。

学生の振り返りをいくつかご紹介します。これらの振り返りからは、自身の成長や今後への課題が見出せます。

○私は、このような発表はあまり得意ではありませんが、グループで発表することにより、協働性を身につけることができました。また、一人ひとりの個性や特長を活かした発表をすることにより、自分の良いところに気付くチャンスであるとも考えました。

○本番でより良い発表ができるか当初は少し不安がありました。しかし、グループのメンバーが意見を出してくれたり、助言をくれたりしたことで、自分が見えなかった視点が見え、仲間とのチームワークや、仲間に頼る大切さに気がつくことができました。

○今回のプロジェクトで一番印象に残っているのは、グループで活動することの大変さと面白さです。仕事分担を各個人でしていても、自分以外のことにアドバイスをすることもある中で、誰の仕事かわからなくなることもありました。しかし、一人で取り組んでいたら絶対に思いつかないようなアイデアも共有することができたり、調整を繰り返して出来上がったものにチームみんなで達成感を味わうこともできたりして、とても良い経験になりました。

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○普段あまり関わることがない仲間とプロジェクトに取り組むことの大変さを感じました。今後は、いつも同じ人とだけではなく、さまざまな人と関わるようにして、コミュニーケーション能力を磨いていきたいと思います。今後、就職の面接などで初めて出会う人とのグループワークなどもあるかもしれないので、その点では今回のプロジェクトは良い経験になったと思います。

みなさんの振り返りから、プラスの成果を見出せた半面、全体としての課題もありました。例えば、それぞれの意識や取り組みの質の問題です。グループでの協働活動は「公」の時間となります。そのときに活動とは関係のない私語をすることや、自分のICTスキルの不足を尋ねる行動は、一生懸命取り組みたい人の士気を削ぐことにもなりますし、グループの活動を止めていることに気付く必要があります。今後も協働での学修活動はさまざまな科目で展開されます。まず、個人の姿勢として、「公」の時間と「私」の時間を区別する意識と行動を心がけるようにしましょう。

キャリア・スタディ・プログラムの学修は、次のステップに進みます。
前述の課題の克服を全員が意識しつつ、この半年の経験を活かしてさらなる学びを積み重ね、キャリアや広島についての理解を深め、リサーチやまとめ、発信のスキルを高めていけると良いと思います。あわせて、そのような活動を通して関わる多様な異なる他者との関係性・関わり方にも意識を至らせ、思いやりのある、気持ちの良い接し方をお互いに実践していけるとさらにすばらしいですね。

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