人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

1/31(水)~2/9(金)12:00まで図書館フリースペースにて学内卒業設計展を開催しています。

この設計展では、1/20(土)に行われた卒業設計最終審査会に提出した模型とプレゼンボードが展示されています。卒業設計最終審査会の様子はこちらの記事をご覧ください。

設計展に展示する模型はどれもサイズが大きく、搬入の際に壊さないよう注意しながら設営を行いました。

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※模型、図面には手を触れないで下さい。
※模型はとても壊れやすいです。カバン等ぶつけないよう注意してください。


学内での展示を終えると次は学外の設計展である「広島平和祈念卒業設計展2024」へ出展します。プレゼンボードは新たに作り直し、必要な人は模型の修正等も行います。

広島平和祈念卒業設計展では例年、広島県内を中心としたさまざまな大学の卒業設計が出展されます。他大学の学生作品を見る機会はあまりないので興味のある人は是非足を運んでみてください。

「広島平和祈念卒業設計展2024」に関する最新の情報はこちらをご覧ください。

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インテリア・住居・建築領域

建築士課程の学生にとって卒業設計は4年間の学びの集大成です。
昨年行われた卒業設計中間発表会の様子は、こちらの記事をご覧ください。

最終審査会では中間発表同様に学生1人ずつが発表し、それぞれの設計やプログラムに対して特任教授である窪田勝文先生を含めた建築士課程の先生方から講評をいただきます。

模型

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講評の様子

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審査後アドバイスを受ける様子

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学内での審査会は終わりましたが、1月末から図書館フリースペースで学内卒業設計展が行われ、2月末には旧広島銀行で広島平和祈念卒業設計展が行われます。各設計展に向けて模型や図面の修正等行っていきましょう。


学科学生たちの授業の様子や活動については
学科公式インスタグラム学科公式X(ツイッター)で情報発信しています。
建築士課程については
特設サイトもご覧ください。

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被服・ファッション領域

以前の学科ニュースでもご紹介した、生活デザイン学科ファッション系学生の学びの集大成「あやめ祭ファッションショー」の衣装展示が終了しました。

今年度は3年生を中心に、4年生、そしてOGにも参加してもらい、「Mémoire (メモワール)」というテーマで21名が衣装制作に取り組みました。

衣装制作の様子はこちらをご覧ください。
また、当日の様子をまとめた広報用動画はこちらから見ていただけます!

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衣装展示では展示会場と大学ポータルサイトで人気投票を行いました。119名から投票があり、ファッションショーを見た感想や展示会場で楽しんでくれた様子などの声もいただきました!

今年も人気投票の上位作品を衣装展示で使用したキャプションを使って紹介します。キャプションも授業で制作した作品の1つです。

1人目は永島萌々香さん(3年生)の作品「Thumbelina」です。こちらは親指姫をイメージしたドレスでした。フリルをティアードに重ね、白からピンクのグラデーションが美しいですね。ビスチェに付けたパールは1つ1つ手縫いで丁寧に取り付けられていました。

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2人目は澄んだ青色が目を引く3年生の空本幸穂さんの作品「Eremophila」です。シンプルなデザインですが、ショーでは優雅なポージング、ウォーキングで見る人を引き付けていました。たっぷりとしたスカートのシルエットが本当に美しかったです。

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そして、3人目は池田流里さん(3年)の「サンカヨウ(山荷葉)」です。この作品が今年の人気投票の第1位でした。

濡れると透けてガラス細工のようになる花をイメージし、繊細なレースをふんだんに使った作品に仕上げました。モデルとして出るのはとても緊張したようですが、良い経験になった、と振り返ってくれました。

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(ドレスと最優秀賞の賞状と一緒に)

どの作品にも票が入り、一生懸命作っていた気持ちが見る人に届いたようです。制作の様子は学科公式インスタグラム、学科公式X(ツイッター)で紹介しています。さかのぼって見ていただくとまた違った発見があるかもしれません。

そして、3月20日(水・祝)開催予定の春のオープンキャンパスではこれらの作品を含む、今年のファッションショーの衣装から選抜された衣装を展示します!ぜひ実物も見に来てください!

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学会誌編集部1年生から秋季講演会についてのレポートが届きました。


 こんにちは、学会誌編集部1年Y.Nです。11月29日(水)に生活デザイン学会の2023年度秋季講演会が行われました。 今回の講演会では、特別講師として、カール・ハンセン&サン ジャパンの今村昇子様をお招きしました。

 今年度の全体テーマ「日々に坐す 彩りを」のもと、「CH24 Yチェアから紐解く、デンマーク人の幸せな暮らし」というタイトルで講演をしていただきました。講演では、デンマークの価値観と暮らしを通して、豊かで幸せな暮らしについてお話ししていただきました。その内容と講師の方へのインタビューをレポートします。

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 デンマークでは、衣食住の中では「住」を大切にしており、厳しい自然環境や貧しい歴史背景から、質素な暮らしから考える豊かさというものを追求しているそうです。その豊かさというのは、モノを所有することに対する豊かさではなく、心が豊かになること、精神的な豊かさのことを指します。この考え方が、ものづくりとデザインへ影響を及ぼし、デンマークでは、身の回りで手に入る素材を用いて、永く使うことのできる製品を作ること、シンプルで機能性のあるデザインをすることが重視されています。

 デンマーク人の間には幸せを表すキーワードがあるそうです。 それをHYGGE(ヒュッゲ)といいます。この言葉は、日本語では訳せないのですが、「温かくて、居心地が良い」「幸せな雰囲気」というような意味を持っています。このHYGGEな時間をデンマーク人はいつも追求しているそうです。そのようなデンマークでは、自分の内面に関することが幸せの基準となっていて、「シンプルに暮らす」「自然と共に生きる」「日々自分を見つめ直す」という3つをポイントにしています。それに対し、日本は、所有するモノの豊かさや、他人との比較におけることが幸せの基準となっています。日本が幸せの国・デンマークのようになるために、デンマークの3つのポイントを自分の生活に取り入れることが、幸せに暮らすポイントであると今村様はおっしゃっていました。

 また、デンマークでは、寒くて暗く夜の長い冬に、HYGGEな暮らしを楽しむために、インテリアデザインや家具デザインが発展しているとおっしゃっていました。これが、永く使うことができ、飽きのこないデザインが生み出される背景に繋がっているそうです。このような考え方は、インテリアデザインだけではなく、私たちが何かをデザインする時にも参考になる考え方であると思います。

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 そして、デンマークのデザインにおいて欠かせない「RE DESIGN」の考え方についても教えていただきました。RE DESIGNとは、これまでのデザインの歴史を学び、過去の名作を自分のスタイル、その時代に合ったデザインに直すということです。今村様は、過去の偉大なデザインを学び直し、それを真似するのではなく、自分の中に落とし込んでアウトプットすることは、非常に大事なことであるとおっしゃっていました。私たちも、生活デザイン学科での学びの中で、過去のデザインを学ぶことがあるので、自分に落とし込んでアウトプットし、RE DESIGNの考え方のもと、デザインしてみたいと思います。

  最後にデンマーク人の幸せな暮らしの秘訣は、「暮らしの中心に質の良いデザインを」とのことでした。日本人は、できる限り安いものを消費するということが多いのですが、デンマークでは、質の良いものを永く使い続けるということを大切にしていて、いずれ自分の子どもに受け継ぐことまで考えています。上質なデザインに囲まれた素敵な空間にいることで、心地よく安心感があり、より幸せになれるという考え方を持っているということでした。

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 今回の講演会を通して、行ったことのないデンマークでの幸せな秘訣、私たちが更に幸せになれる方法を学ぶことができました。 これからの人生でそれを活かし、豊かなデザインを行っていきたいです。

  講演会の後には、今村様に学会誌編集部員による「働くこと」に重点を置いたインタビューにも答えていただきましたので、一部編集してお届けします。

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Q.就職先としてカール・ハンセン&サン ジャパンを選ばれたきっかけはなんですか。

A.インテリアとか内装が好きだったのと、日本の使い捨ての暮らしが嫌だと思っていて、そうではないものを扱いたいとずっと思っていました。そこで、海外に興味があって、海外の良いもの、永く使えているもの、楽しいと思えるものを扱いたいなと思っていて、デンマークに留学して帰ってきて出会ったのがカール・ハンセンでした。

Q.お仕事の中で一番やりがいを感じていることはなんですか。

A.営業なので、良い家具をみんなに伝える役割だと思っていて、結果としては伝わったら、買ってくれます。買ってくれると、デンマーク人の良い暮らしが日本に広がっていくと思っています。カール・ハンセン&サン ジャパンの商品を使っていただくことでこの先絶対良い暮らしをしてもらえるという自信があるので、そのような瞬間はとても嬉しいです。

Q.お仕事の中で大変だと感じることはありますか。

A.仕事でチームを取りまとめる役割をしています。セールスは、外に出ていく役割なので、一人ひとりの意思が強いんです。みんなの意思をちゃんとうまい具合に取り入れて一つの意見にするのが大変だと思います。でも、それを含めて楽しいです。

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Q.広島女学院大学の学生に、今経験しておいた方が良いと考えることはありますか。

A.私は大学生の時にあまり勉強していなかったので、勉強しておけばよかったと思います。その道のプロの人が話をしてくれるのですごい大事だったと思います。自分のとっている授業ちゃんと話を聞くと、後々役に立つし、このような機会は仕事を始めると中々ないので、きちんと話を聞くと良いと思います。あとは、海外にもっと目を向けて、勉強や仕事をして、いろんな文化の人と触れて、考え方や暮らし方を取り入れて、この先のキャリアの参考にするとやりたいことや、視野が広がると思います。

Q.最後に大学生に今伝えたいことはありますか。

A.制限は持たない方が良いと思います。私は、大学生の当時から、海外が好きとか、建築が好きでやってみたいと思っていたんですけど、大学生の時には、お金がないからできないとか、自分で制限をかけていました。今思うと、やりようはいっぱいあったと思います。奨学金や特待生があったかもしれないのに、あの時の私はできないと思っていたけど、調べれば方法はあるので、自分の可能性は自分で、やりたいと思ったことはとことん調べて、できる道を探していくと、更にこの先広がると思います。

今村様、ありがとうございました。

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Y.Nさん、レポートをありがとうございました。インテリアデザインの授業で必ず話題になる「CH24 Yチェア」の実物や部品を見せていただきながらの講演はとても興味深かったですね!また、今後就職活動に向けてのアドバイスもいただけました。本学学内にはカール・ハンセン&サン ジャパン様から寄贈いただいた「CH24 Yチェア」があります。名品と呼ばれるイスを身近に感じながらこれからのデザイン活動に活かしましょう。

学科学生の活躍の様子は学科公式インスタグラム学科公式X(ツイッター)で情報発信しています。

1月19日、2月22日にイブニングオープンキャンパスを開催します!
在学生と一緒に体験をしたり、大学生活や学び、アルバイトのことなどお話ししたりましょう。

ぜひおいでください。

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被服・ファッション領域

現在大学図書館フリースペースにてあやめ祭ファッションショー衣装展示&人気投票を行っています。

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また、あやめ祭ファッションショー当日の広報用動画が完成しましたのでぜひご覧ください!

IMG_3621.JPG(画像をクリックすると動画に移動します ※音声注意)


衣装展示は図書館開館日に準じ、1月17日(水)までです。実物を見るとまた印象が変わるかもしれません。
たくさんの方に観覧いただければ幸いです!ぜひ足をお運びください。

衣装制作の様子や当日までの練習の様子は学科公式インスタグラム学科公式X(ツイッター)でも掲載しています。

2024年1月19日、2月22日にイブニングオープンキャンパスを開催します!
在学生と一緒に体験をしてみたり、大学生活や学び、アルバイトのことなど色々とお話しましょう。ぜひおいでください。

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