人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

現在大学は前期が終わり、9月下旬まで長い夏季休業期間となっています。ですが、7月末から8月上旬にかけては様々な授業で試験が行われたり、レポート課題が出されたりしました。

実習の多い生活デザイン学科では課題の講評会も行われます。「住居・建築設計実習Ⅳ」の授業で第2課題の講評会があったのでその様子を見てみましょう。


第2課題の設計内容は、「メディアセンター」でした。
広島市にある袋町公園周辺を敷地として設定し、既存施設や利用する人々との連携、袋町公園との関係などを考えながら図書館+αであるメディアセンターを設計していきます。

選ばれた数名の学生が発表を行い、授業担当の窪田勝文先生、細田みぎわ先生より講評をいただきました。

IMG_5891.jpgIMG_5844.jpg

IMG_5912.jpg

IMG_5867.jpg
<学生作品>
この作品は、三日月形の
二つの半屋外空間が特徴的な作品です。
「出会いが広がる場所」というコンセプトのもと、
集合場所の目印となるように設計されています。

「住居・建築設計実習Ⅳ」の授業はこの第2課題の講評会で終了しました。後期からは新たに「住居・建築設計実習Ⅴ」が始まります。1年生後期から続いてきた設計実習最後の科目になるので、これまでの実習で学んだことや自身の考えを十分に設計に落とし込んでいきましょう。


建築士課程の特設HPが開設されました。カリキュラムや学びの特徴、これまでの受賞実績などがまとめられています。
ぜひご覧ください。

  • LINEで送る
生活プロデュース領域

生活デザイン学科では中学校・高等学校の家庭科教員免許の取得が可能です。免許取得をめざす学生は、教職科目以外に、課外で勉強会や交流会に参加しています。今回は在学生だけでなく、OGも参加した研修会の報告が届いたので紹介します。


こんにちは!学会誌編集部3年N.Mです。
私は、8月上旬に行われた「アイリス家庭科教免の会研修会」に参加ました。今回はこの会について紹介します。

研修会は「持続可能な社会のつくり手を育てる家庭科教育」と題し、OGも含めた交流も含めて行われました。講師には東京都立高校で家庭科教員をされている石倉栄子先生を講師としてお招きしました。前半は模擬授業体験、後半はワークショップ形式で、家庭科の授業の進め方や家庭科教員としての働き方について質疑や意見交流を行いました。

この研修会に参加して私が印象に残ったのは「アルプスの少女ハイジ」を教材として家庭科教育について考えを深めたことです。
研修会では「アルプスの少女ハイジ」を視聴し、4人程度のグループに分かれ、内容についての意見交換ののち、全体での共有を行いました。これを3回繰り返しました。私は家庭科とハイジは無縁のように感じていたのですが、意見交流や石倉先生の解説を聞いていくうちに実は、貧困・経済格差、健康・食生活、環境、人身売買、女性労働などの観点から考えると家庭科教育と深く結びついていることを知りました。
また、石倉先生には教材として「アルプスの少女ハイジ」を活かす方法だけでなく、この教材をどのようにシラバスを組み入れればよいか、試験や評価はどう行ったかなどの実践的なことも教わり、今後の家庭科教育に活かせる知識を習得できました。

①ハイジを視聴する様子.jpg
ハイジを視聴する様子

②模擬授業の様子.jpg
模擬授業の様子

③グループ討論の様子.jpg
グループ討論の様子

ワークショップでは持続可能な社会のつくり手を育成ために私たちができることも全体で話し合いました。また、参加された現役の家庭科教員の先輩方が抱える悩みや仕事への向き合い方、やりがいを聞くこともでき、教員として働く実状を生で知る貴重な時間となりました。

④全体での話し合いの様子.jpg
全体での話し合いの様子

今回の研修会に参加して、先輩方のお話から、卒業後家庭科教員になったとき、学校によっては家庭科教員が1人しかおらず、家庭科教育に携わる方との交流は減ることもあるため、大学生のうちに学年を超えた交流会や勉強会に進んで参加して、先輩や後輩、他学科の仲間とのつながりを作っていこうと思いました。

また、「家庭科」の学びそのものは自分の実生活にも役立つので、一般企業に就職したいと考える学生、高校生も、家庭科教員免許取得をめざして、ぜひ勉強会や「アイリス家庭科教免の会」に参加してみるといいと思いました!


N.Mさん、報告ありがとうございました。少しずつ、学外の方やOGとの交流が復活してきました。これからもぜひ色々な経験を積み、視野を広げてもらえればと思います。

生活デザイン学科では家庭科教免取得希望者と取得者の双方を応援するため、「アイリス家庭科教免の会」の特設HPを開設しています。月1回程度更新を行い、受験生や在学生向けに教職課程での学びの様子や、就職実績、OG向けの学外講習会や教材情報なども掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

  • LINEで送る
インテリア・住居・建築領域

長い間海外への研修に制限がありましたが、今年度から生活デザイン学科では海外研修が復活します。

建築士課程では「ライフキャリア特別セミナーⅠa」という授業で、韓国への建築見学実習が行われます。先日、事前学習と保護者説明会が行われたので、その様子をご紹介します。

2308_korea_IMG_5334.jpg
IMG_5329.jpg

事前学習では窪田勝文先生から見学予定の建築について説明していただきました。今回の見学では下記7つの建築を訪れる予定です。

■アモーレパシフィック新本社屋(amorepacific headquarters) / david chipperfield architects
■リウム美術館(Leeum, Samsung Museum of Art) / Jean Nouvel, Mario Botta, Rem Koolhaas
■ミメシスアートミュージアム(Mimesis Art Museum) / Álvaro Siza
■DDP東大門デザインプラザ(Dongdaemun Design Plaza) / Zaha Hadid
■梨花女子大学校(Ewha Womans University) / Dominique Perrault
■ソウル大学校美術館(Seoul National University Museum of Art) / OMA
■Saya Park Art Pavilion / Álvaro Siza and Carlos Castanheira

各自で予習を行い、見学する建築についてのより深い知識を身につけていきます。

IMG_5345.jpg

IMG_5326.jpg

保護者説明会では、渡航の日程や危機管理、事前の注意事項などについて説明をしました。

IMG_6395.jpg
2308_korea_IMG_6397.jpg

いよいよ今月末に迫った韓国建築見学ですが、見学する建築についての事前学習はもちろん、忘れ物などがないようにしっかりと準備をして臨みましょう。

  • LINEで送る
インテリア・住居・建築領域

「住居・建築設計実習Ⅲ」や「住居・建築計画学Ⅲ」の授業等を担当されている窪田勝文教授監修の腕時計が発表されました。

MONOLITH_01.jpg

MONOLITH_02.jpg

MONOLITH_03.jpg

「MONOLITH」と名付けられたこの時計は黒を基調として作られており、ミニマリズムの中に人間と自然とを寄り添わせる美しさや強靭さを持ち合わせたデザインになっています。
「MONOLITH」公式サイト

生活デザイン学科は「生活プロデュース」「被服・ファッションデザイン」「インテリア・住居・建築デザイン」「地域デザイン」の4つの領域に分かれています。

建築デザイン領域で主な授業を担当されている窪田先生ですが、今回の発表にあるようにご自身の専門分野外の領域であるファッション分野でもご活躍されています。

本学科では、他領域の科目も履修できるため専門分野以外のデザインも学生の興味次第で学ぶことができます。いろいろなデザインを学び、窪田先生のように自身の専攻する分野以外でも活躍していきましょう。

こちらのサイトでは、窪田先生が過去に設計された建築作品や、受賞歴、他の雑誌への掲載情報を見ることができます。

また、建築士課程学生の幅広い活躍はこちら ↓ の記事もご覧ください!
G7広島サミット配偶者プログラムユニフォームデザイン実用化!

  • LINEで送る
インテリア・住居・建築領域

広島市内にある「おりづるタワー」の建築見学実習を行いました。おりづるタワーは、1978年竣工のオフィスビルを2016年に改修した建物です。
今年3月にオープンした「ひろしまゲートパーク」に集合し、建築と周辺環境の関係性や相互作用を確認するとともに、シークエンスの展開を体感しながら見学していきます。

IMG_5353.jpg

また、最上階の最上展望では、素材や空間構成、ディティール(細部)などを確認し、レポートとして仕上げていきます。

IMG_54071.jpg

IMG_5417.jpg

おりづるタワー入口

IMG_5529.jpg

IMG_5520.jpgIMG_5487.jpg

屋上展望台

IMG_5612.jpg

12階 おりづる広場

IMG_5651.jpg

折り鶴もきれいに折ることができました!

学生の感想

展望台に上ったときにとても視界が開けていたので360°景色が見渡せているのではないかと錯覚した。(Mさん)

本学科建築士課程の特徴の1つに、街に近い立地を活かし、建築現場を実際に体験することがあります。広島市内は住宅や公共の建物はもちろんですが、世界に誇る平和に関する建築物もあります。
そういった思いのこもった建築物を見ることで、自分自身の建築への思い、考えをはぐくむことができます。

建築士課程については、特設HPもご覧ください!

  • LINEで送る