人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

ハワイでの研修を無事終了しました!
海外フィールドワーク

 2年ぶりに再開したハワイでの海外フィールドワークは全日程を終え、無事に全員帰国しました。研修を終えるにあたり、学生の皆さんと引率された土谷先生からメッセージをいただきました。

ホノルル空港2022.png

参加学生より研修全体を通しての感想

 海外フィールドワークを通じて、日本と米国の食事に対する当たり前の感覚は時代に合わせて変化していること、また変化に伴い生じる生活習慣病の増加の実態について特に学びを深めました。米国の食事量はとても多く日本の約2倍近くあること、大量のマヨネーズやチーズソースをパンや芋類、米と合わせて調味しているなど、全体的に単糖質・高脂質の食事が目立ちました。更に、アメリカのスーパーマーケットではブロック肉やベーコンの部位ごとの種類や調味済みのものが10種類以上ショーケースに並んでいることに驚きました。ハワイ大学マノア校カフェテリアマネージャーのオジリさんにお話を伺い、食堂での上位メニュー3つはフレンチフライ、ピザ、パスタ 、下位メニューは圧倒的に野菜(サラダバー)だと教えていただきました。上位3つはいずれも高炭水化物・高脂質になりやすいメニューであり、自身の好きな量を食べられるバイキング形式が主流であるアメリカだからこそ、個々でのバランスの良い食事に対する考え方や意識が重要だと考えました。

 初めての海外での研修だったので語学力が不安でした。しかし、最終日が近づくにつれて耳が慣れて会話の内容を理解できるようになり、自ら英語で話しかけて現地の方々とコミニュケーションを図ることができました。今回の海外フィールドワークを通して挑戦する力と積極性が向上しました。コロナ禍で先が見えない中で1日たりとも可能性を諦めず夢を叶えるために努力を続けて本当に良かったです。今回の海外フィールドワークを実行する為に様々な調整をしてくださった先生方を始め、最後まで一緒に頑張る事が出来た仲間、かけがえのない経験のために快く送り出してくれた両親など全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

4年 R・Kさん

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 英語でコミュニケーションをとりながら生活していく環境も、もう終了したのかと思うと少し心寂しいと思いながら私は今この感想を書いています。海外フィールドワークを通し、アメリカの実態について学ぶ前と学んだ後とでは全く考え方が変化したことや、自分の知識量も増えていることが最も成長した部分なのではないかと思います。5日間はあっという間でしたが、充実した海外フィールドワークでした。

 ダイヤモンドヘッドでは、みんなと声をかけ合いながら登り、スーパーマーケット、ハワイ大学、アリゾナ記念館、ファーマーズマーケット、ホノルル美術館の研修では、限られた時間の中でたくさんのことを学びました。多くの研修を終えて私は、スーパーマーケットの研修が最も印象に残りました。野菜や果物の価格、食品の品揃えなど日本と比べて種類が豊富で良いスーパーマーケットが沢山あると感じました。しかし、高脂質、高炭水化物のファストフードも多く、野菜や果物と変わらない価格で売られていることがアメリカのスーパーマーケットの現状でした。これらが肥満の原因になっていることも自分の目で見て確かめられました。また、ハワイ大学の研修では、昼食の価格やアレルギー対応などについても学べて良かったと思います。

 自分のためになった海外フィールドワークになり、積極的にコミュニケーションをとることや、質問するなどの自分の目標は達成できたので、その主体性をこれからも発揮し、行動していこうと思います。ここで学んだことを活かし、これからの学びにも繋げていこうと思います。本当に忘れられない思い出になりました。

3年 S・Tさん

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 この度の研修が海外に出る初めての経験であり、コロナ禍での研修だったため、少し不安はありましたが、永遠にこの場にいたいと感じるほど、充実した1週間となりました。今回の研修では沢山の気づきがありました。ハワイの食文化や温暖な気候、自然、街並みが日本とはかなり異なり、特に食に関しては日本の倍の量や大きさに初めは驚きましたが、ハワイ独自の食べ物や料理が非常に美味しく忘れられない味となりました。また、現地の人は温かく、フレンドリーに接してくださり、よりハワイの魅力を感じました。

 1番印象に残った研修は、ハワイ各地のスーパーマーケット巡りです。日本とハワイのスーパーを比較することで、食材の量や成分表の表示の仕方の違いを確認することができ、ハワイのスーパーにはそれぞれの店舗で特色があることに気付きました。ハワイの自社ブランドや日本でも販売してある薬品や食品などを多く見かけ、海外製品だけでなく日本の食材も充実していることに感動しました。当初は慣れない英語に苦戦しましたが、日を追うごとに現地の人と交流することで本場の英語に触れ、最終日では少し英語が上達した気がします。

 研修の個人目標では、内向的な性格を改善するために、ハワイ大学で、グループワークや先生の質問の際に積極的に発言し行動しようと心がけていましたが、英語が思うように話せなかったため、中々発言することができませんでした。今後の課題として、間違いを恐れることなく、思い切って自分の意見を相手に伝えるのが目標です。この研修で得た知識や反省点の改善を今後の学校生活で活かし、少しずつ成長していきたいと思います。

3年 R・Tさん

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 まず、無事に海外フィールドワークを終えることができ良かったと思います。1年次は授業自体が閉講になり、2年次は開講したものの研修が延期になるなど、この研修を迎えるにあたってさまざまな苦労がありました。研修を終えた今となっては、その苦労も思い出のひとつですが、当時は本当に研修に行くことができるかとても不安になったのを覚えています。このように研修の予定が確定しない中での準備だったため、全体的に準備不足だったということが反省点であると考えます。研修前に集まる機会を作り、各自でやりたいことについて共有し、計画を立てる必要があったと思います。また、個人課題についても研修前に明確に決めることができていれば、事前に多くのことを調べてから研修に臨むことができていたのではないかと思います。

 今回は通常よりも短い4日間の研修でした。その分、行きたいところややりたいことを短い期間に詰め込んだため、とても濃密な4日間だったように思います。そして、移動のほとんど全てをバスで行いました。ハワイは右側通行であるため、どちら側のバス停かを探すだけでも大変でした。しかし、地図を見たりバスのアプリを見たりと全員で協力して目的地まで辿り着きました。その分到着した時の達成感も大きかったです。また、英語に関しても大きく成長できたと思います。ハワイに行って劇的に英語が話せるようになったというわけではありませんが、ハワイに行く前よりも英語に触れること、英語を話すことに抵抗がなくなりました。Whole Foods Marketでは自ら店員さんに質問したりもしました。ハワイ大学の学生とのグループワークでも頑張って英語で自分たちの意見を伝えると、向こうも日本語で伝えようとしてくれるなど、こちらが一生懸命伝えようとしたら伝わる、そしてその分だけ返ってくるということが分かり、自信につながりました。

 9月には、後期のオリエンテーションや木曜チャペルで報告会が予定されています。今回の研修で感じたこと、学んだことを後輩にしっかり伝え、1人でも多くの人がこの海外フィールドワークに興味を持ち、参加したいと思ってもらえるような報告会にしたいと考えています。

3年 N・Nさん

土谷先生より

 2022管理栄養海外フィールドワークを無事に終えることが出来ました。今回、ハワイでの研修期間は4日間であり、例年と比べて短い期間でしたが、学生自ら1日の研修内容を計画し、積極的に行動することで、とても濃密な研修内容となりました。学生同士協力しながらひとつひとつ確実に対応し、成長していく姿をみて、引率者としてとても誇らしい気持ちになりました。

本研修の実施にあたり、ご支援・ご協力くださいました、すべての皆様に心より感謝申し上げます。

活動報告

1:ハワイでの海外フィールドワークを再開!
2:ハワイでの研修報告!

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