人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

地域での活動アーカイブ

毎月第2・4火曜日に日本福音ルーテル広島教会では大人も子どもも集える場所「るうてる食堂クレヨン」が開催されています。

食事の準備や片付けのボランティアを行っていますが、後期は授業期間中にはなかなか伺うことができませんでした。

春休みになり、2月13日には管理栄養学科の食育サークルの学生が考案したメニューを提供させていただきました。
「広島女学院ごはん」第4弾になります。今回のテーマは「バレンタインデー」でした。

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メニューは「ごはん、しまなみリーフのクリームパスタ、花ソーセージのしまなみリーフピカタ、白菜と小松菜のごま和え、コンソメ味噌スープ、さつまいものココアパウダー」でした。

今回は本学が産学官連携協定を締結している、しまなみファーム様のご協力を得て、しまなみリーフを用いた学生考案オリジナルレシピを取り入れました。

しまなみリーフは広島県尾道市因島で栽培されている今が旬の野菜です。食育サークルでは地場産物PRに取り組んでおり、しまなみリーフのレシピ開発を行っています。

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来場者の皆様にしまなみリーフのレシピ集を配布しました。

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今が旬のしまなみリーフが料理に彩りを添えてくれます。

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しまなみリーフクリームパスタが大好評でした。
テーマ「バレンタインデー」にちなんで、事前にご準備いただきましたさつまいもペーストを使って、ココアパウダーでまぶしてみました。

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美味しそうに見えるよう盛り付けも工夫して・・・

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160名もの方に食べていただくことができました。

参加学生の感想

初めての参加でとても緊張したのですが、ボランティアの方々がとても優しく接してくださってとても居心地の良い中活動を行うことができました。 自分が調理に参加したものを食べて美味しいと言ってもらえることの嬉しさをとても実感する活動でした。また参加したいです。ありがとうございました。【N.S】

初めての参加だったので緊張しましたが、楽しむことが出来ました。今回の献立にあるクリームパスタは、私が考えたメニューでしたが、実際に 食べていただいた方の感想を聞く機会がなかった ので、「美味しかった」と言っていただけてとても嬉しかったです。貴重な経験をするできまし た。この経験で学んだことを、授業や実習で実践して、私生活やサークル活動で活かしたいです。【A.K】

初めて2年生と1年生が主体となり考えた献立で、大変だったところもありましたが、食べていただいた時に「おいしかった」といわれてとても嬉しかったです。 2年で学んだ授業をサークル活動で活かすことができたので、3年の給食実習でも頑張りたいです。【M.A】

献立作成から関わってみて、今ある食品や食材をどのように活用して献立を構成するかや、実際に大量に調理すること等が大変でしたが、食堂ボランティアの皆さまのご協力もあり楽しい時間を過ごせました。おかわりに来てくれる子どもたちから、「ありがとう」と言ってもらえたことが、とても嬉しく感じました。 当日来てくださった方々、食堂ボランティアの皆さま、ありがとうございました。【H.M】

活動を通し、地域の方と交流する事が出来ました。また、来られた方が実際に食べている所を間近で見ることができたため、喜んでもらっている様子が分かり嬉しく感じました。作業は大変でしたが、とても良い経験になりました。【H.N】

先日はるうてる食堂にお越しいただきありがとうございました。今回は、バレンタインというテーマにそってさつまいものペーストにココアパウダーをかけて提供しました。子どもにも大人の方にも好評で美味しく食べてくださったので良かったと思います。また、しまなみリーフをるうてる食堂で初めて使用し、花ソーセージのピカタとクリームパスタを提供しました。花ソーセージのピカタとクリームパスタをおかわりする子どもがたくさんいたので私たちも嬉しく思います。るうてる食堂の経験を生かして3年生の給食の大量調理を役割分担し、協力し合いながら頑張っていきたいです。【M.N】

 ボランティアの皆さまのご協力、ご助言もあり、無事に提供することができました。ありがとうございました。

 夏休みには第5弾に挑戦したいと思っています。

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8月27日(日)に管理栄養学科妻木陽子教授の主催による、食物アレルギーを持つ子どもとその保護者を対象としたデイキャンプを本学で開催しました。

今年で14年目を迎える「食物アレルギーっ子のDAYキャンプ」。リピーター参加もあり、交流の輪が広がっています。
食物アレルギーは、食事制限など日常生活のなかで管理が必要な疾患です。小児での発症が多いため、患者だけでなく保護者のフォローや周囲の理解が求められます。
このデイキャンプの目的は、食物アレルギーに関する知識や情報提供を行うことと、参加者同士の交流の場を設けることです。

プログラムは、講演会、昼食、おやつ教室、ママ会、レクリエーションでした。
午前は、しろくまサンの小児科アレルギー科院長 白尾謙一郎先生の講演会と意見交換会を行いました。

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保護者の方が講演会に参加している間、子どもたちは学生スタッフと一緒に遊びました!

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デイキャンプで提供する昼食やおやつは、8大アレルゲン(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみ)を全て除去した献立で、参加者みんなが同じものを食べることができます。使用する食器や調理器具もすべてアレルゲン除去食材専用とし、通常の調理実習で使用するものと分けて管理しています。

メニューはこちらです!!

【昼食】☆ハッピーわくわくセット☆
・ハンバーガー ・夏野菜サラダ ・かぼちゃスープ ・シャリもちアイス
【おやつ】チュロス

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午後からは家族でウォークラリーを楽しみました!大学の建物を回り、謎解きクイズに答えてシールを集めました。とても暑かったですが、子どもたちは元気に走ってクイズを楽しみました。

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ウォークラリー後は、おやつ教室でチュロスを作りました。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりのおやつ教室の開催となりました。

子どもたちとお父さんがチュロスの生地を絞って、妻木ゼミ生が揚げたものにグラニュー糖をまぶして美味しく食べました。子どもたちは自分たちの好きな形に絞り、楽しんでいました!

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おやつ教室の間、お母さん達はママ会で普段の悩みや不安を共有しました。アレルギーを持っているご家族の悩みや不安を実際に聞くことでゼミ生たちの学びにもなりました。

デイキャンプの運営にあたって、昼食やおやつの献立作成をはじめ、レクリエーションの準備や会場の飾りつけ、会の進行などまで、妻木ゼミの学生が主体となって春から企画し、準備を進めました。将来、管理栄養士をめざす学生が、食物アレルギーを持つ子どもやその家族と触れ合い、患者や家族の気持ちを知ることができる貴重な教育の場となっています。

最後に全員で集合写真を撮りました!

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妻木ゼミの学生から

今回のキャンプは、コロナウイルスの制限が緩和された状況下での開催となりました。今年は旅行をテーマに開催しました。そのため、レクリエーションはさまざまな国の遊びを取り入れ、昼食は外食を想定して持ち運びができるものを考えました。当日は、参加者の方々から嬉しい感想を頂き、やりがいや達成感を感じました。保護者の方の悩みを聞くことで、管理栄養士としてどのような支援ができるか、改めて考えるきっかけになりました。

デイキャンプで提供された献立レシピについては下記をご覧ください。

食物アレルギーっ子のデイキャンプ2023 レシピ.pdf

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 管理栄養学科食育サークルでは、祇園坊柿プロジェクトを立ち上げ、安芸太田町特産の祇園坊柿を用いた商品の開発を行っています。

 6月25日(日)には、道の駅「来夢とごうち」にて商品化に向けての試食販売を実施しました。販売は「祇園坊柿焼き餅」「祇園坊柿けんぴ」の2品を提供しました。 晴天に恵まれ、多くのお客様に食べていただき、2品とも完売することができました。アンケートのご協力もありがとうございました。 商品化に向けて更なる改善を行いたいと考えています。

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【祇園坊柿けんぴです】

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【調理準備、販売開始です】

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【順調に販売しています】

学生の感想

初めての販売で、完売できるかとても不安でした。さらに、焼き始めた当初はお餅から水分が出るハプニングで、全て売れなくなるのでは無いかと心配していました。しかし、メンバーに助けてもらいなんとか完売させることが出来ました。 祇園坊柿焼き餅を食べてくださったお客様からは、「とても美味しかった」や「柿の風味がする」など、声を直接聞ける機会ができたことも、嬉しかったです。直接販売することでわかったことは、祇園坊柿焼き餅は、親世代やご高齢の方によく買ってもらい、祇園坊柿けんぴは、若い世代のご家族や若い年齢層の方によく買ってもらっている印象でした。商品によって手に取ってもらえる年齢の方が違うことも、目の当たりにして面白いと感じました。

今回は準備期間が長かったこともあり、用意した試作品が完売できたことに、まずはとても安心しました。試作品を販売しながら直接地域の方々の声を聞いていると、改めて安芸太田町への地域愛の強さを感じることができました。また、直接「美味しい」という声をお客様から聞けたのは初めてであったため、"やっと今まで積み重ねてきた努力が形になった"と実感しました。販売を通して課題も多く残りましたが、以前よりも課題が鮮明になってきていると思います。これからは地域の方々からかけられた期待に応えられるよう、より一層の心意気をもって課題解決に取り組んでいきたいです。

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【あと少しで完売です】

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【道の駅で開催されていたイタリア在住画家の道原聡先生のトークイベントにも参加しました。久しぶりに色鉛筆を使って絵を描きました】

安芸太田町の魅力を感じる充実した1日なりました。
祇園坊柿のよさが伝えられるようにこれからも頑張ります!

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