人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

メッセージアーカイブ

①サイズ調整.jpg 4月27日(木)の12時半から、管理栄養学科の実験実習助手である水落由香先生より「時間の使い方について」と題してのお話がありました。水落先生は、学生時代、空いている時間があると『もったいない』と思い、学内の食育サークルやオリキャンリーダー、部活に加えてアルバイトまで、1日の中に詰め込まれていたようです。すごい密度ですね。

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 ところが、ある事情から今までの時間を削る必要がでてきました。そこで、何を削るかを思案したところ(今の水落先生であれば、アルバイトを削る選択をされるそうですが)、あろうことか、睡眠時間を削ってしまいました。その頃の平均睡眠時間は2~3時間になってしまっていたようです。結果として体調を大きく崩し、元の健康状態を取り戻すまでに、半年の時間を要したとのことでした。

 その経験を経て、父親の言葉である『無理はしてもいいけど、無茶はするな』を再認識することとなったそうです。『無理』は困難を承知の上で自分を高めるために行うことであって「実現が可能」な範囲のもの。『無茶』は度を越しており「実現が難しい」もの。体調を崩した時の水落先生は、『無理』と『無茶』の間の線引きが、うまく出来ていなかったのでした。

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 今振り返って思うと、学生時代には、『自分のために使える時間』が多いことがわかります。学生の皆さんは、よく、たくさん学ぶこと、色んなことにチャレンジすること、旅行すること、などを勧められるでしょうけれど、これらはすべて、まとまった時間がないと出来ないことです。社会人になると、そのような時間を取ることは難しく、そのためには自分で意思をもって仕事に臨み、時間を捻出しないといけません。1つでも資格を取ろうとすると、その講習を受講するためには、時間もお金もかかります。学生の皆さんには、今の時間を、『好きなこと』や『やりたいこと』に、また、それらがないのであれば、それらを『見つけるための様々な体験をすること』に使うのがよいとのメッセージをいただきました。

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 水落先生は、東京に行った際、有名なおにぎり屋さんに4時間並んで、その美味しいおにぎりを食べたとのこと。贅沢でとてもよい時間だったそうです。

 お話の中の、「時間の使い方は人それぞれ」、「あの時何もしなかった」は「もったいない」、との言葉が筆者の胸に残っています。使い方に自由度の大きい「時間」ですが、自分にとって贅沢と思えるような時間を繋げていきたいものだと思いました。

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  水落先生ありがとうございました。皆の時間が輝いてゆきますように。

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先月(10月4日)の創立記念礼拝で管理栄養学科では廳 有里さんがゲーンス学術奨励賞を受賞されました。この賞は各学科の4年生1名に贈られる賞であり、廳さんはこれまで、非常に優秀な学業成績を収めるとともに、充実した学生生活を送られてきました。今日は、受賞者の廳さんに頂いたメッセージを掲載します。

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大学生活を振り返って

廳さんはこれまで、学業とサークル(表千家茶道部)を中心に、学生生活を送られてきました。よい思い出としては、1年生の時に表千家茶道部での茶会のお点前で、亭主と半東(はんとう)をどちらも出来たことだそうです。後のコロナ禍では、サークルやボランティアなど、取り組みたいと思っていたことが、なかなか出来ない時期が続きました。ボランティアも、1,2年生の頃はたくさん出来ていたのですが、それから以後はコロナ禍での制限がかかるようになりました。ただ、その状況の中でも、料理コンテストに応募するなど、友達とともに取り組み、楽しいことは多かったそうです。

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自身のこれからのこと

春からは給食委託会社に就職されます。『いつまでも健康的に過ごしてほしい』という人に対する思いがあり、特に働く世代に対してのアプローチをしていきたいとのことです。高校時代は調理師の勉強をしながら、特に美味しさを追求されていたのですが、日々の食生活を考えるうちに管理栄養士を目指すようになり、今は、『人が健康なままでいられる美味しい料理を作っていきたい』との思いがあるそうです。ずっと長く健康的にいてほしい、という人に対する強い思いが、廳さんの言葉の中にはありました。

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後輩へのメッセージ

『どんどん挑戦していってほしい』とのメッセージを後輩の皆さんにいただいています。

「コンテストとかボランティアとか、(コロナ禍での制限があっても)いろんなことに挑戦してきたことが、4年生になったときに、やっていてよかったなという思いに繋がりました。旅行が好きなので、広島県以外の所にも行きたかったのですが、今できることを考えながら行動しました。今コロナだからと思わずに、できることにどんどん挑戦していってほしいです。」

廳さんとみなさんの思いが、明るく展開していく未来が見えます。
今できることに挑戦してゆきましょう。

廳さん、お話ありがとうございました。
受賞おめでとうございます。

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