人文学部 国際英語学科 ニュース

英語系アーカイブ

本学では、1年次からキャリア教育を行い、キャリアセンターを中心にさまざまなサポートを行っています。先日、教育・就職支援懇談会として保護者の皆様に本学でのキャリア支援についてご説明する機会を設けました。

その中で、就職活動を終えた4年生による活動報告の発表があります。本年度は、人文学部を代表して国際英語学科からA.O.さんがこれまでの学生生活を踏まえて、就職活動の経験について話してくれました。

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これから就職活動を迎える学生の保護者の皆さんを前に、大学生活、就職活動の準備や得たことなどをお話ししました

A.O.さんは、自動車関連会社の事務職として内々定を得ています。内々定先の企業、そしてその企業の事務職への志望理由を、自身の経験や適性をもとに話してくれました。彼女の経験談からは、就職活動に対する真摯な態度と前向きさが伝わり、就職活動も含めどんなことでも楽しむ気持ちを忘れずに、積極的にまた素直に動くことができる姿勢の重要さを感じました。

A.O.さんに今回の懇談会を振り返り、これから将来就職活動を行うみなさんにメッセージをもらいました。


懇談会では、保護者の皆さまがメモをとりながら聞いてくださったので、とてもやりがいを感じ嬉しく思いました。懇談会後に出会った保護者の方から、直接発表についてお褒めの言葉をいただき、このような経験をさせていただけたことを改めて光栄に思いました。
採用活動は一年中行われているため、焦らず自分が納得するまで粘り続けてください。そうすればきっと、自分に合う企業が見つかるはずです。できるだけストレスを溜めないような手段を模索しながら進めると、就職活動は楽しく貴重な経験になります。応援しています!


就職活動に対して不安がある学生が多いと思いますが、一人ひとりが自分らしく就職活動に取り組み、希望のキャリアに進んでいってほしいと願っています。

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Hiroshima is, as I am sure readers know, a hub for peace organizations and activists from throughout the world. One of the oldest local organizations is the World Friendship Center (WFC), which was founded in 1965 by Barbara Reynolds. GSE students have been doing internships at this organization for some time now.
(広島は、世界においても平和活動の中心と言える場所です。その広島において最も古い平和活動の団体が、ワールド・フレンドシップ・センター (WFC)です。1965年にバーバラ・レイノルズ氏によって設立されました。この夏、WFCでGSEコースの学生がインターンシップを行います。)

As GSE students learn in our classes, the community is all about developing relationships. For this reason, events such as 'Friends Day' are a really valuable opportunity to build and maintain friendships with local people. I asked three students from the Department of International English here at HJU about their experiences volunteering there last weekend. So, let's see what they've been up to!

(今回、国際英語学科の3名の学生が、インターンシップの一環として'Friends Day'というイベントで、地域の人々と交流する貴重な経験を持つことができました。参加した学生に話を聞きました。)

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HJU Volunteers at the end of a busy but exciting day

In the GSE Internship class, I was introduced to the chance to do an internship this summer at the WFC. In our class, we learned how making a contribution to the community is an important part of experiential learning. I'm looking forward to my internship this August, but this weekend was a very valuable experience, too. By communicating with the WFC about their needs, we worked to design a banner that could be used at the event. People really liked the banner, and to see our work being used in practice gave us a sense of achievement. Setting up and helping at the event was also a lot of fun, and by rewarding donors with souvenirs, I could meet and talk with a lot of people, who seemed pleased that some of the younger generation are becoming interested in peace and getting active in the community. (PS)
(WFCでこの夏インターンシップを行う機会に恵まれました。事前準備の授業では、コミュニティと関わることの重要性を学びました。この'Friends Day'のイベントでは、WFCの方々と話し合いながら、イベントで使う垂れ幕をデザインしました。参加者の皆さんがこの垂れ幕を誉めてくださり、大きな達成感を味わうことができました。イベントは準備も楽しく、本番でも参加者へのお土産を渡したりする際に、多くの人と話す機会がありました。そこで皆さんが、若い世代の人が平和に興味を持ち、コミュニティで活動していることを喜んでくださいました。(P.S.さん))

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PS is ready to welcome donations with her new friend

I've made a lot of friends through volunteering at Open Campus with other KEG students, where I learned that helping to organize and run events can be a positive experience. So, I was really excited to join Friends Day. I was able to use English to communicate with many different people. I spoke with and even played games with a lot of people I wouldn't otherwise meet. Setting up was busy, but when the event was a success, we could feel proud. We even got a round of applause for our efforts! Some participants told me that the participation of our youth gave them energy, and it made me realize that we, our youth, can have a lot to contribute as well. I'm looking forward to taking part in more events in the future.
(私は、これまで大学のオープンキャンパスで学生スタッフとして活動したことで、イベントの準備をして実施することの面白さに気づきました。'Friends Day'では、英語で多くの人と話し、この機会がなければ出会わなかった人たちとゲームをしたりしました。準備は大変でしたが、イベントがうまくいって誇りに思いますし、皆さんからも良い評価を得られて嬉しく思いました。参加者の方から、若い世代がこのようなイベントに加わることで活力をもらえるといった言葉をいただき、私たち若い世代にもできることがあることに気づきました。こうしたイベントにこれからも携わっていきたいと思います。(T.T.さん))

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TT and DT helping to welcome friends

As PS mentioned, we were involved in designing the banner, and to do so, we had to learn about the WFC, and what their values are. This helped to connect what we learn in classes with the 'real world'. When we helped set up, we made a new friend, who had come from the United States and had previously been an intern at the WFC. Moreover, we met so many people who had been involved with the WFC and peace for some time, including some kind ladies who used to be students at HJU! Building relationships and learning by helping the community were real positives for me.
(垂れ幕のデザインでは、WFCの活動や信念について学び、それをデザインに反映させました。教室での学びをいかに現実の世界と結びつけるかということを体験する重要な機会になりました。イベントでは、アメリカ出身でWFCでインターンシップを行っている人と知り合うことができました。さらに、これまでにWFCの活動に関わってきたたくさんの方々とも出会うことができました。その中には、広島女学院大学の卒業生もいました。人間関係を築く上でも、コミュニティに協力しながら学ぶ上でも、実りある機会になりました。(D.T.さん))

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The new WFC directors, with the student-designed banner in the background(HJUの学生がデザインした垂れ幕)

I want to say thank you to the WFC for all the support, friendship, and kindness they have shown our students. At the end of the event, although they were tired, the students mentioned that they had realized that peace isn't just an academic idea, but something that exists in the many individual friendships that people make. They seem to have made a lot of friends, and made a little difference, too. Well done to the students from KEG!
(WFCの皆さんのサポート、友情、心遣いに心から感謝します。イベントの後には学生たちが、平和というのは単なる学問というだけでなく、一人ひとりが築く友情の中にもあるものだと話していました。その言葉の通り、学生たちはこのイベントでたくさんの友人を作り、小さくても意義ある一歩を踏み出したことと思います。)

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I
am much shorter than the new WFC directors, which seemed to make the students very happy

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学生の活動を紹介するシリーズの第4弾は、今年の春休み中に行われたオンライン留学です。
このオンライン留学プログラムは、本学が提携を結んでいるカリフォルニア州立大学サンマルコス校が実施し、語学とアメリカのSDGsを学ぶ目的でのプログラムです。本学の学生2名が参加し、そのうちの一人、T.T.さんは、留学の機会が制限されている中、英語だけを使う環境に自分を置きたいと思っていた時に、このプログラムを知り、今の自分の英語力がどのくらいなのか「腕試しのような気持ち」で参加したそうです。

それでは、T.T.さんに留学体験の詳しい話を聞いていきたいと思います。


Q1. 最も印象に残っている授業を教えてください。

1番印象に残っている授業は、Communication Skills Buildingです。この授業では日常会話から公式的な場など、あらゆる場面において効果的なコミュニケーション方法について学びます。初対面の人との緊張をほぐす会話や、聞き手・話し手としての理想の振る舞いなどについて学んだ後は、グループでそれらの実践をしていきました。参加者と楽しんでこういったスキルを身につけられ、学んだことが実生活で本当に役に立っているので貴重な体験だったと思います。

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Q2. この留学の面白さは何でしたか。

長崎や東京、カリフォルニアからの参加者との交流を通して、自分にはなかった考えに日々触れることがとても新鮮で面白かったです。積極的に意見を発信し合うことで学びが楽しくなると同時に、言いたいことが伝わり、分かり合うという経験を重ねることで英語を学ぶモチベーションにもつながりました。

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参加した皆さんとオンラインで記念写真

Q3. この経験を通して自分が変わったところ、成長したところはどこですか?

自分で参加を決めてからプログラムを終えるまでの間で行動力が高まったと思います。今までは失敗を気にしたり、やらない理由を並べていたことも多かったですが、少しでも興味があることや新しいことにも前向きに飛び込めるようになったと感じています。また、周りを気にしすぎず自分の考えを発信できるようになったと思います。カリフォルニアの学生たちが、堂々と生き生きと自らの意見を発信する姿に刺激を受けたからだと思います。

Q4. これからの目標や夢を教えてください。

人との出会いや会話から学ぶことはたくさんあると思うので、国境を越えたたくさんの人と関われるような仕事にいつか就きたいと考えています。

Q5. 大学進学を考えている人や、大学一年生へのメッセージをお願いします。

「楽しそうだから」、「なんとなく興味がある」など、どのような動機であっても色々なことに挑戦し、それを楽しんでいって欲しいと思います。それが直接自分の将来のことにつながるとは思わなくても、挑戦や成功体験を重ねることが自分の自信にもつながっていくのかなと私は考えています。


日本でも少しずつ海外との往来の規制が緩和されつつありますが、実際の渡航に不安を感じている人、こうしたオンラインでの国際交流に興味がある人も多いと思います。ぜひT.T.さんのように、それぞれの環境で今できる方法を探り、英語を使い、様々な国の人たちと交流をしてみてください。

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