人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科の窪田勝文教授が作られた建築作品K-VILLAが、アメリカの国際賞「Architecture MasterPrize 2022」small architecture部門で受賞されました。

詳細を「大学からのお知らせ」で紹介していますので、下記リンクまたは画像をクリックしてぜひご覧ください!

2022年12月2日 窪田勝文教授が建築の国際賞「Architecture MasterPrize 2022」small architecture部門を受賞しました。
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地域デザイン領域

グローカルフィールドワーク」の報告の最終回です。今回は、今年2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台、鎌倉についてのレポートです。


鎌倉

鎌倉の歴史、鎌倉の商店街の取組みと地域活性化など多くのことを学びました。鎌倉駅から小町通りを通って鶴岡八幡宮、江ノ電を利用し、鎌倉の大仏、長谷寺、由比ヶ浜をめぐりました。「NPO鎌倉ボランティアガイド」の丹澤様には、鎌倉や鶴岡八幡宮、小町通りの歴史や現状について詳しくご説明いただき、深く感謝申し上げます。

①鶴岡八幡宮.JPG

学生の感想

私は鎌倉を訪れるのが初めてで、この日をとても楽しみにしていました。鎌倉駅に着き、鎌倉ボランティアガイドの方の案内のもと、鶴岡八幡宮へ向かいました。小町通りの横の静かな細い裏道を歩きながら、鎌倉の歴史についてお話を聞かせていただきました。

鶴岡八幡宮に到着して、入り口には大鳥居があり、そこから先は広く長い参道が続いていました。平日ですが、大勢の参拝の観光客がいました。大石段とよばれる長い階段をあがり拝殿へ行くと、建物は写真で見るよりも大きくて迫力がありました。境内はとても広く、今まで映像や写真でしか見たことがなかったものを実際に見ることができました。 

帰りは、鎌倉駅まで小町通りを通りました。通りには食べ物のお店やおしゃれなお土産店がたくさん並び、観光地・鎌倉をモチーフにした食べ物や商品にあふれていました。(3年生 I.Kさん)

②鶴岡八幡宮.JPG

鎌倉ボランティアガイドの方に案内していただき、鎌倉駅から小町通りや裏の道を通って鶴岡八幡宮を訪れました。小町通りには、観光地ならではの写真映えするような独特な食べ物や店舗が多かったです。ところが、一歩、裏道に入れば、昔ながらの店舗が多くあり、その対照的な部分にとても驚かされました。

現在NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送されています。そのため、大河ドラマと関連付けたお土産も多く販売されていました。元々ある観光資源を新しい形で広めることで、新しい観光資源となるということを知ることができました。(3年生 S.Tさん)



鎌倉駅からは、江ノ電に乗って、鎌倉の大仏を見に行きました。鎌倉大仏は、青空の下にそのまま大仏だけ建てられているため、以前見た奈良の大仏よりも素朴に見えましたが、大仏にも違った良さがあって良いなと思いました。

その後は、長谷寺へ行きました。長谷寺には木彫仏として日本最大級(高さ9.18m)の十一面観世音菩薩像があり、観音様がいた場所はとても神秘的な空間でした。

最後は、由比ヶ浜に行きました。サーフィンをしている人が多くいて、地元に広い海があって、綺麗な景色をみながら身近に泳ぎに来れるのはいいなと思いました。

今回のフィールドワークで印象に残ったことは、横浜や鎌倉の街並みを自分の目で見て感じられたことです。実際に観光地を訪問して町中を歩いてみて、こんなに変わるのかと驚くくらい、それぞれの場所で雰囲気が違うのを感じました。

この4泊5日の研修旅行では、普段の旅行とは違った角度から楽しむことができました。貴重な体験や経験を通して、自分自身の成長に繋がりました。(3年生 I.Kさん)

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今回の横浜・鎌倉のグローカルフィールドワークでは、身近にある地域の歴史や知識を身につけることの楽しさを知ることができ、自分自身が大きく成長できたと感じました。これからも今回学んだことを活かしながら、様々なことに関心をもって取り組んでいきたいと思います。(3年生 D.Aさん)

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さいごに

2020年のコロナ禍以降、生活デザイン学科では、今年2022年まで海外研修を実施できませんでした。しかしながら、今回のフィールドワークでは、横浜・鎌倉を通して、地域デザイン、公共政策、地域活性化、グローバル化について広く学ぶ貴重な経験を多く持つことができました。

今回のフィールドワーク実施に当たりまして、横浜・鎌倉でお世話になりました多くの方々に感謝申し上げます。参加学生の楽しみながら学ぶ姿勢が、今後の有意義な学生生活、社会生活に結びついてくれることを願っております。

(引率教員 生活デザイン学科 永野)


それぞれの場所で、その土地ならではの学びを深められたようですね。地域デザイン領域の幅広い学びは12/11(日)開催のクリスマスオープンキャンパスでも体験できます。

地域の魅力を知りたい、魅力を発信するデザインを知りたいという気持ちがより強くなると思いますよ!

また、インテリア・住居・建築領域の体験や、被服・ファッション領域のあやめ祭ファッションショー衣装展示など盛りだくさん!

大学HPで事前予約受付中です!

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インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科では広島市内中心部にある立地を活かし、「街に出る授業プログラム」を展開しています。実習アシスタントのYさんから報告が届いたので紹介します。


建築士課程2年生の授業「住居・建築計画学Ⅲ」にて、建築見学を行いました。
今回訪れたのは、安佐北区のCRYSTAL UNIT Ⅲと西区のM-CLINICです。

どちらも授業を担当している窪田勝文先生が設計した作品であり、国内外の建築賞を数多く受賞されています。

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[CRYSTAL UNIT Ⅲ,1998]

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[M-CLINIC,2005]

実際に設計した建築家とともに建築見学をすることで、本からは読み取ることのできない建築空間の作り方を体感しながら学べたのではないでしょうか。

※マスクは撮影時のみ外しています


Yさん、ありがとうございました。ただ、建物を見るだけでなく、そこに込められた思いや工夫を直接学ぶことができる貴重な機会だったようですね。

この他にも生活デザイン学科では広島市内に飛び出して、体験的に学ぶ授業やプロジェクトがたくさんあります。
ぜひイブニングオープンキャンパスクリスマスオープンキャンパスに参加し、学生の体験談を聞いてみてください。

また、学科公式インスタグラムツイッターもぜひチェックください!

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10月28日にテレビでも話題となった、広島女学院大学のキャンパス内で、初めての試みであるハロウィンイベントという催しが行われました。

生活デザイン学科の学生がプロジェクトリーダーとなり、様々な学科、学年の学生と協力して、企画・運営したものです。そこで、生活デザイン学会学会誌編集部のT.Kさん(3年)とN.Mさん(2年)の2人が、リーダーへのインタビューと当日の報告レポートを書いてくれたので紹介します。

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<生活デザイン学科の授業の様子>

プロジェクトリーダー学生 竹内さんへのインタビュー

Q.なぜこのイベントを開催しようと考えましたか?

A.入学してからコロナ禍により大学生活で印象に残る思い出が無かったため、学生たち自らで、学校全体を盛り上げる活動をしたいと思ったからです。

Q.いつから準備を始めましたか?

A.ハロウィンイベントの発案なども合わせて8月下旬ぐらいです。

Q.イベントを企画・開催する中で大切にしたことは何ですか?

A.普段できないイベントだからこそ、とにかくハロウィンフェスタの雰囲気を楽しんでもらうことです。

Q.イベントを企画・準備・開催する中で大変だったことは何ですか?

A.1つ目は、実行委員の構成メンバーは学科学年がバラバラなので、スケジュールがなかなか合わなかったことです。オンラインミーティングを行いましたが、顔合わせが出来ず不安でした。
2つ目は、学内装飾をしたことです。空きコマを利用して、シールやその他の飾り物を学内のあちらこちらに付けることが大変でした。また、ヒノハラホール1階がフォトスポットになっており、たくさんの風船を膨らますことも大変でした。

Q.イベント開催にあたり、来年以降の目標はありますか?

A.来年も、ぜひ学生主体のイベントや季節ごとのイベントを増やして欲しいです。また、今回のようにハロウィンフェスタも継続してくれると嬉しいです。

Q.学生に呼びかけたいことをお願いします。

A.大人数で活動することが好きな人や、学校生活で達成感を味わいたい人は、ぜひイベントを主催してほしいです。初めは不安でも、学生が動けば教職員の方も支援してくださるので大丈夫です!

竹内さん、たくさんの質問に答えて下さりありがとうございました!

当日の様子

当日はキッチンカーやフォトスポット、カチューシャ貸出などがあり、ハロウィンを楽しめる工夫が多くありました。また教職員の皆さんがお昼休みには仮装をしてパレードをしており、参加し、楽しむ人が学生だけではないイベントであるところが大きな特徴です。

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フォトスポットのあるヒノハラホールの様子

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キッチンカーと学生たちの様子

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教職員による仮装パレードの様子

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学内の装飾の様子

このように学校全体を巻き込んでのイベントになり、普段とは違う1日を過ごせた人も多いと思います。
また、学外の皆様にも、広島女学院大学の魅力や自由さが伝わったのではないでしょうか...!ハロウィンフェスタは今年初めて開催しましたが、大盛況に終わりました。
私は、学生が自ら「何かしたい!」という気持ちさえあれば、実際に何でもできてしまうというところが広島女学院大学の魅力だと思います。残りの学生生活をより濃いものにしていきたいです。


T.Kさん、N.Mさん、ありがとうございました。生活デザイン学科の学生を中心としたたくさんの想いが色々な人の協力により形となり、本当に良い1日でした。

次の学生が活躍するイベントは11月13日のあやめ祭ですね!
生活デザイン学科ではヒノハラホールで教職員と学生のフォトコンテストや、ランバスホールでのファッションショー、様々なプロジェクトが模擬店を企画しています。

大学祭オープンキャンパスも開催されますので、ぜひ遊びに来てくださいね!

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地域デザイン領域

夏休みに実施された「グローカルフィールドワーク」の報告の4回目です。

日本を代表的する港町横浜の歴史を学ぶことで、地域の活性化や地域の魅力について学ぶ機会も持ちました。今回は、横浜開港資料館、横浜市都市発展記念館、横浜ユーラシア文化館、さらに、横浜イングリッシュガーデン、ヨコハマくらし館の見学に関する報告です。今回の訪問にご対応いただきました各施設のみなさまに深く感謝いたします。


横浜の歴史

学生の感想

横浜には、横浜開港資料館、横浜市都市発展記念館、横浜ユーラシア文化館など、横浜の歴史が見える博物館がたくさんあります。あらためて、横浜はとても歴史ある街だと思いました。たくさんの海外のような建物の造りも新鮮でした。外国の料理店も多かったです。
事前の調査によって、歴史ある街だと分かっていましたが、実際に行ってみると想像以上に歴史に関係した場所がたくさんあります。普段の旅行ではなかなか行かない、その街について知ることができる資料館は、想像以上に面白いと思いました。これから知らない土地に旅行に行く時には、このような資料館に行ってみようと思いました。(3年生 O.Kさん)

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横浜開港資料館

②横浜市都市発展記念館、横浜ユーラシア文化館.JPG
横浜市都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館


横浜イングリッシュガーデン
ヨコハマくらし館

学生の感想

2009年開園の横浜イングリッシュガーデンは、バラに関する国際的な賞も受賞している有名な庭園です。このガーデンには、住宅展示場も併設されています。ガーデンは、5つのエリアに分かれ、エリアごとに雰囲気の違いを楽しむことができます。夏から秋にさしかかる9月初旬は、冬に次いで、1年で2番目に花が少ない季節ですが、ところどころにバラも咲いていました。
最も印象に残ったところは、イングリッシュガーデンの土地は、マップを見るとコンパクトなのですが、実際に歩くとマップで見るよりも広く感じたことです。ガーデナーの方の説明によると、まっすぐな道だけではなく、小道をたくさん作ることでスペースを広く感じる設計がなされているそうです。エリアを分ける中央の道は、800個の風鈴が飾ってありました。この飾りは季節によって変わります。風鈴を見ながら歩くと、必然的にゆっくり歩き時間をかけることで、空間が広く感じられるそうです。
バラが目玉のガーデンですが、バラがなくても多くの草花や装飾を楽しむことができました。バラの見頃は、4月から8月、そして10月から12月だそうです。いつかまた、バラの季節に訪問したいと思います。(3年生 W.Mさん)

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横浜イングリッシュガーデン

私がこのフィールドワークで感じたことは、観光資源は元々あるものだけでなく、新しく生み出すことができるということです。わざわざ遠くからも訪れたいと思う施設を新しく造ることで、地域が発展していくのだと感じました。
横浜イングリッシュガーデンは隣接する住宅展示場として使われる土地を活用する目的で造られた庭園だということにも、とても驚きました。街の土地活用としても参考になりました。そして、ヨコハマくらし館では、とても多くの住宅メーカーの最新の建築技術が紹介されています。横浜イングリッシュガーデンとヨコハマくらし館へは、横浜駅から無料バスが出ていて、とても便利です。公共交通のアクセスを工夫することで、多くの人が訪れやすい環境になると実感しました。(3年生 S.Tさん)

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ヨコハマくらし館


訪れたそれぞれの場所で、横浜の歴史や文化を知り、それを観光資源とする視点を得ることができたようですね。
地域デザイン領域という大きな学びは将来に向けて、例えば、学芸員課程や社会教育主事課程の学びに活かすこともできます。

4つの領域、9つの国家資格の課程を持つ生活デザイン学科の学びについて、学科公式インスタグラムツイッターでも紹介しています。ぜひフォローください!

前の記事:生活デザイン学科フィールドワーク報告③

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